【他人の意見に揺るがない】われわれはただ
黙々と正しい道を歩みつづけ
他人は他人で勝手に歩かせておこう。
それが一番いいことさ
（上巻３６８ページ）
【相手を否定しない】
否定的であることは、無に通ずる
（上巻２２４ページ）
水木
親父は、水木サンを称して
「低能」と言うんです。
だから、低能っていうのは
自分の名前だとばかり思ってました。
周りの人間も、
水木サンはデキが悪いと思っているから、
馬鹿だというわけですよ。
それで、こうしろ、ああしろと、
いろいろいうわけですが、
水木サンの場合は、
相手のいうことことはあまり聞かなかった。
他人にどうこういわれて
生活形態を変える人がいるでしょ。
水木サンにはそれがない。
何をいわれてもそのまま進行する。
好きで自信のあることだけをやって来たんです。
ゲゲゲのゲーテ水木 しげる 著
「低能」という言葉を自分の名前だと思っていたなんて
全くもって傑作・・・
なんてご冗談のうまい水木先生
バカだ低能だといろいろ好き勝手
言われても全く動じることなく我が道を行く
何を言われても
自信をなくすことなく自分を失わない
さすがに水木先生、
実にお偉い、頭の優れた人だろう
僕には到底及ばない領域
僕などはついつい、他人の言葉に動揺し、
その言葉に心を乱され
場合によっては傷つき、
相手に対して恨みつらみを抱いてしまう
そしてその人との関係が壊れていってしまうのである
なんと稚拙なレベルの低い人間だろう
こんな僕こそ低能・・・
水木さんとは人間の質が全く違うようである
この世には自分と自分以外の人がいる
自分以外の他の人は
それぞれが自分を持っており
１００人いたら１００人の
価値観・世界観で生きている
その人が何を言おうがそれはその人の想い
そんな想いに自分自身が影響を受けていたら
生きてはいけない
親でさえ、自分と違う他の人
「他人の意見に揺るがない」
「相手を否定しない」
ゲーテの言葉が胸に響く・・・
早起き鳥
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