【老いについて】
人はいつも考えているものだよ。
利口になるには年をとらねばいけないとね。
だが、実のところ、人は年をとると、
以前のように懸命に身を保つことは
難しくなってくる
(中巻295ページ)
水木
年をとると、ボケるからいいんです。
80歳を過ぎると
なんでも平気な感じになってくる。
鈍感になったというより、
細かいことを気にしなくなるわけです。
90歳を過ぎた今は
別にモンダイみたいなものはなく、
ボケも手伝って至福の状態にあります。
無のような感じです。
本当の幸せは、ボケんと手に入らんかもしれんね。
ゲゲゲのゲーテ
水木 しげる 著
「ボケんと手に入らぬ本当の幸せ」
ショッキングなことば・・・
ボケて幸せを実感できるのだろうか?
幸せ、実感できるくらいのボケでありたい
何もかもわからず
死に顔のボケになるくらいなら早く逝ってしまいたい
僕の父は90歳を超えているから
水木先生と同世代
この父が未だ
細かいところに気がつくから驚き・・・
良いところだけ、気がつけば良いのだが・・・
その父も入れ歯をとって
寝ている姿はまるで死に顔、
年には勝てないものだと思う反面
今一番幸せそうである
連れ合いを亡くした寂しさはないのだろうか?
と疑ってみるが、
悟りきった存在はすごい!の一言
ボケたいと思った瞬間から
ボケが始まるという
父はきっとボケたいなどとはつゆも思わず
生き抜いているのだろう
僕自身はどうだろう、
あああつまらない・・・!
などと思うことのないように
何かしていなければ不安である
早起き鳥
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