早起き鳥 

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ボケんと手に入らぬ本当の幸せ...!

2017年04月15日 04時32分58秒 | 読書




 【老いについて】

人はいつも考えているものだよ。

利口になるには年をとらねばいけないとね。

だが、実のところ、人は年をとると、

以前のように懸命に身を保つことは

難しくなってくる

   (中巻295ページ)



水木


年をとると、ボケるからいいんです。

80歳を過ぎると

なんでも平気な感じになってくる。

鈍感になったというより、

細かいことを気にしなくなるわけです。

90歳を過ぎた今は

別にモンダイみたいなものはなく、

ボケも手伝って至福の状態にあります。

無のような感じです。

本当の幸せは、ボケんと手に入らんかもしれんね。



  ゲゲゲのゲーテ

          水木 しげる 著



     








 「ボケんと手に入らぬ本当の幸せ」

ショッキングなことば・・・

ボケて幸せを実感できるのだろうか?

幸せ、実感できるくらいのボケでありたい

何もかもわからず

死に顔のボケになるくらいなら早く逝ってしまいたい


僕の父は90歳を超えているから

水木先生と同世代

この父が未だ

細かいところに気がつくから驚き・・・

良いところだけ、気がつけば良いのだが・・・

その父も入れ歯をとって

寝ている姿はまるで死に顔、

年には勝てないものだと思う反面

今一番幸せそうである

連れ合いを亡くした寂しさはないのだろうか?

と疑ってみるが、

悟りきった存在はすごい!の一言


ボケたいと思った瞬間から

ボケが始まるという

父はきっとボケたいなどとはつゆも思わず

生き抜いているのだろう

僕自身はどうだろう、

あああつまらない・・・!

などと思うことのないように

何かしていなければ不安である


       早起き鳥




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