クリスマスまでまだ１０日近くもあるというに
降り続いた雪で身動き取れない状態となった。
今、早起き鳥のプログを更新した未明４時過ぎ。
あっ！停電だ…！
懐中電灯を探す、なかなか見つからない。
携帯電話の画面で懐中電灯を探す。
見つかったが電池がない。
「我が家の防災はどうなってるんだ」
と頭の中まで暗くなってしまう。
いつも使っている血圧計の電池を取り出し、懐中電灯に一時借用、屋内のブレーカーを点検、異常なし。次に屋外のブレーカーを点検、異常なし。
「これはどういうことだ。」
街頭は点いている、御近所は良くわからないが、部屋の電気も点いているようだ。これは我が家だけのことかも知れないが、北陸電力に停電復旧を依頼せねば…！電話帳で調べて早速停電復旧を依頼！こんな時携帯電話のありがたさが身に沁みる。状況を説明し、暫く待機せよとのこと。
「身体が冷え切っている。」
便利快適を求めて電化１００％の家も停電では洒落にもならない。毛布に包まって電気の点かないコタツにもぐりこみ救助を待つ気分！
「なんともお粗末な防災対策！便利快適もライフラインの寸断でお手上げ」
「あなたどうしたの…」
「停電だ、今復旧作業を依頼した。火の気が無いからまだ寝てたほうが良い。」
「……！」
コタツでいろいろ考えた。
「これはサバイバルの訓練。寒さに対して、じっとして体力の消耗を極力抑える、暖は愛猫の身体だ。これほど温かさとありがたさを感じたことがない。」
愛猫の虎ちゃんを抱いて一時間ほど経った頃、電気が灯った。と同時に携帯がなる。
「北陸電力です。復帰しました。原因不明です。器具を取替えリセットしました。」
直ぐに外に出てお礼を言って分かれた。
頑張れ早起き鳥
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■つばくろ■
互いに助け合い力を貸し合ってゆかなければならない
互いの頑張りと助け合う心で、
少しでも荷を軽くしあって、
苦しみや悲しみを分け合ってゆかなければならない
自分の荷を軽くすることはそれだけ他人の荷を重くすることになるだろう
道は遠く、生きることは苦しい、
自分だけの苦しみや悲しみにおぼれてはいてはならない。
扇野 山本周五郎
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