早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

対岸の彼女

2005年12月24日 04時01分26秒 | 読書


自分の過去を振り返って見て
一番輝いていた時は…?と
自分の記憶をずっと巻き戻して見る
30代40代は一気に早送りだ
やっぱり高校生時代に行き着く
そして高校生時代の3年間を何度も何度もリピートする
水泳の練習辛かったけれど
いつも絶好調、泳ぐたびに自己ベスト
心もぐんぐんたくましく鍛えらていた
素晴らしい青春だった
3年生になって後輩に優しく接し
後輩がレースに勝ったとき一緒になって喜んだ
そして僕もレースに勝って
「先輩おめでとうございます。」
って絶好調だった。

心のVTRを一気に今にリセット
35年前の輝いてた自分がここに居る
何にも変わらずにその高校生のままの自分が居る
おまけに今も現役スイマーだ
レースで勝った負けたと一喜一憂自分が居る
今の自分
結構、いやもしかして今が一番輝いているのかも...!
対岸を駆けているあのカッコイイ若者は
自分そのものだな...!
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どれほど親しくなったって一度離れてしまえば
あっという間に関係は終わる
あの風変わりな事務所も同い年の女社長も
自分は直ぐに忘れるだろうし、葵だってそうだろう
子供じゃ無くったって、いや大人だからこそ
記憶はすぐさま日々に紛れてしまうだろう

何のために歳を重ねたのか
人と関わり合うことが煩わしくなったとき
都合良く生活に逃げ込むだめだろうか
銀行に用事がある
子供を迎えに行かなきゃならない
食事の支度をしなくちゃいけない
そう口にして何度、家のドアをバタンと締めただろう
   対岸の彼女 角田 光代
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