トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

籠の鳥

2017-08-22 21:55:29 | ポエム
この子は、もし、自然界で生きていたなら、
沢山のたまごを産み、育て、
そして早死にしていく運命の子なのでしょう。

そういう気質をもって生まれてきたのでしょう。

だけど、今、この子は自然界では生きていない。

たまごを産ませないために、
放鳥もさせず、遊ばせることも、話しかけたり、可愛がることもできない生活を
させたなら、延命は出来るでしょう。

だけど、それならこの子の生きている意味は何でしょう。

何のために飼って、ともに暮らしているのでしょう。


ぴーちゃんのお腹は、発情の為に、卵巣が腫れて、足の付け根まで腹壁が破れて
内臓が飛び出してしまっている。

どんなに発情しないように気を付けても、
ぴーちゃんの持っている、子孫を残すという本能がぴーちゃんを突き動かして、
卵を産むために頑張ってしまうのだ。

自然界で生きていたなら。

今の状態は、ぴーちゃんにとってありのままではないという事。

本当なら、肝っ玉母さんになっていたはずのぴーちゃん。

だけど、今は籠の鳥。。。

狭い籠に閉じ込められて生きている。


この小さな、いきものの運命が悲しくて、
可哀想で、

なんの為に生きているのでしょうって聞かれたら、

先生。

私はなんて答えて良いかわかりませんよ。




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