トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

ひとりじゃなかった

2007-03-09 21:24:22 | 
ずっと誰にも言えないと思っていた

友達に言ったら、敬遠されてしまうに違いないと思っていた

家族に言ったなら「そんな男選ぶからさ。別れなさい」と言われてしまうだろう
過去の私には別れを選ぶ事は身を切られるような苦痛だった

誰にも言えない。
誰にも分かるはずが無い

これ以上誰にも傷つけられたくない
夫の事で自分の心はヘトヘトでもう他の誰にも触れられたくない

自分がこんな結婚生活を送っているなどと知られたくない
自分自身も認めたくない

だから誰にも言えなかった
孤独に身を沈めていれば傷つかずにすむと信じていた



母に話した。
母は「帰っておいで」と言った

友達に話した
友達は黙ってビールを用意してくれて一緒に泣いてくれた

姉に話した
「大変だったね。」と言った

新しい出会いもあった
市内広報でひとり親相談の記事を見て電話を掛けた
話し始めると止まらなくなって2時間近く話し続けた

相談員の方は優しくいつまでも話を聞いてくれた
必要な手続きから公正証書の作り方、養育費の決め方まで相談にのってくれた。
私を責める事は一言も言わず「よく、頑張ってこられましたね」と言った

そこでマザーズハローワークを教えてもらい訪ねた
そこの就業相談員の方も離婚経験者で就職活動がなかなか上手くいかない私に
「私に任せてくれたら3ヵ月で就職できるように手伝ってあげる。共に歩みましょう」と力強く励まされた

ひとつひとつの出会いが暖かく、なにかに導かれるように次々と背中を押されていく

私は一人などではなかった
「助けて」と声に出して手を伸ばした先に沢山の出会いと
握り返してくれた暖かい手があった

嬉しくて泣いた。
有難くて泣けた。

自分ひとりで立ってみせる等とどれほど傲慢であったかを知った
たった一歩。
わずか半歩先に私の道に沢山の人がいた事に私は全く気がついていなかったのだ

今、ようやく見えた

私は一人じゃなかった
今までも、そしてこれからも。。。。

いつも私の話を聞いてくれて本当にありがとう
みなさんとの出会いに心から感謝しています。

今日も聞いてくれてありがとう