トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

そんなの絶対変だ!

2006-06-13 21:40:59 | 元夫婦
昨日、夫は会社の説明を聞きに出かけて行きがっくりと肩を落として帰ってきた
「駄目だ。」と投げやりに言って私に書類を見せた

入社時の契約
自己開示の契約書

自己開示とは借金の有無を調べる為の書類に同意するという契約書の事だ

夫はブラックに載っているから調べられたらきっと入社できないだろう
でも金融関係。保険関係はその可能性が高いから転職のリストから外した方が良いと分っていた筈なのに夫は「弁護士が大丈夫と言っていた」と言って
私の話には耳を貸さなかった

そしていざ説明を聞きに言ったら案の定「借金のある人はちょっと困るかも」と言われたらしい
その時点でまだ夫は自分に借金があり任意整理する事を言わなかったという

私はてっきりこれで断ると思っていた
それなのに夫は
「このまま黙って受けてみて、いざ書類を取り寄せてばれたら断れば良いか」と言う

そんなの絶対変だと思う
最初から分っていて受けてばれたら断るなんて、面接をしてくれる人にも
わざわざ時間を割いて説明をしてくれた人にも失礼なんじゃないか

夫は「だって弁護士は大丈夫と言っていた。だから書類を取り寄せてもばれないかもしれない」

そんな綱渡りみたいな話し私には信じられない
誠意がなさ過ぎるじゃないかと思う

でも私は黙っていた。

夫の就職活動をこの2カ月口出しせずに見守ってきた
途中置きっぱなしになっていた就職雑誌を見ていたら
前と給料もあまり変わらない、転勤もなし、土日休みと好条件の会社があった

思わず夫に「此処、良いじゃない。」と差し出すと
即答で「あーそこは駄目」と全然相手にしてくれない

「なんで?年齢もまだ許容範囲じゃない」
「だってそこは前の会社の近くだし、職種も似ているから他店で前の会社の人間に会う確立高いだろう」と言った

はあ?前の会社に近くて前の会社の人に会いたくないから受けたくない
そんなのこの土地に住んでたらどこに勤めても会う確立あるじゃないか

私が納得できない顔でいると
「あー。そこ電話したけど年齢で駄目だって言われたから」と言った
明らかに嘘だと分った

もうそれからは何も言わなくなった
私の決める事じゃないから

今回の会社も夫の登録した就職サイトの情報を見て1度お話を聞かせてくださいと
相手からコンタクトを取ってきた
夫はこれを「俺の事スカウトしに来たのか?俺が必要って事?」と有頂天だった

相手の会社の人に対しても受けてやるんだ見たいな感じで
凄く横柄だった
その説明の人にも「俺にこの仕事が合うかどうか分りませんから」とか言ったらしい

もし本当にその会社に入りたいと願うなら
「是非この仕事を物にするよう努力します。是非仕事をさせてください」とお願いするものじゃないのか

全てがこんな調子で少しでも電話で断られると
「たいした事ないな。この会社は」とか悪態をついている

なぜ断られた事を糧に次に進まないのだろう

今日も夫は失業保険の認定日を1日過ぎている事に気がついた
1日過ぎたらもう認定されずこの一か月分をもらえなくなってしまうかもしれない
と言うのに・・・

「どうしよう。どうしよう」とオロオロするばかり
とにかく今日にでも行ってみたら、事情を話したら大丈夫かもしれないよ
と言うと
「今日が認定の日の振りしてちゃっかりだしてみるか」とか言い出す

思わず「どうして誤魔化そうとか、その場限りで逃げようとかするのかな。
正直に話して分ってもらえる事もあるんじゃないの?」と言ってしまった

結局夫は行ったけれど支給日がもうひと月伸びてしまった

この時期四ヵ月後に出るのか五ヵ月後に出るかは死活問題なのに
大事な日ならカレンダーに○でもつけておけばよかったのに・・・・

夫は帰ってきて「ケチの付けどおしだ!」と穿き捨てるように言った
ケチのつけどおしだ。運が悪かったは夫の口癖

会社の事も認定日の事もそこから何も学ぼうとしない
ただ周りを恨んで自分の不運を嘆くばかり

なんなんだ!
つくづく夫の人間性に疑問が沸いて今にもマグマが噴火しそうだ。
これも夫の問題だと割り切れば良いんだろうけれど納得いかない

絶対変だ!