Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

本当の意味で「教皇様を愛する、教皇聖座に忠実である、カトリック教会を愛する」とは「イエズス様が作られたそのままの、聖伝の、一・聖・公・使徒継承のそのままを信じる」という事。決して変える事ではない

2020年07月28日 | お説教・霊的講話
2020年6月28日(主日)聖霊降臨後第4主日のミサ

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆さん、御説教はYouTubeをご覧下さい。一言、話しをするのを許して下さい。

今日は福音で、イエズス様は聖ペトロの舟に乗られました。

ベネディクト十六世は、引退する際その直前に、「ペトロの舟は今、沈みかけている。舟のどこかしこからも水が入っている。沈没しそうだ。今このカトリック教会は、危機の状態である」と訴えました。

愛する兄弟の皆さん、是非、カトリック教会を愛して下さい。聖ペトロ、その後継者、教皇様を愛して下さい。教皇様に、聖座に本当に忠実で、これを支持して下さい。

教皇様を、教皇聖座を愛する、これを忠実に支持する、というのは、これを変える事ではありません。なぜかというと、カトリック教会は天主によって、イエズス・キリストによって立てられたものですから、これを私たちが手を触れる事はできません、私たちが改造する事はできないのです。これを怪物のようにする事はできません。頭を二つにする事はできません。手を四つにする事はできません。

もしも、天主の創ったその神秘体を変えてしまおうとなるならば、神秘体はもちろん苦しみます。舟は穴が開いてしまって、沈みかけてしまいます。

私たちが、本当の意味で、「教皇様を愛する、教皇聖座を支持する、教皇聖座に忠実である、そしてカトリック教会を愛する」というのは、「イエズス様が作られたそのままの、聖伝の、一・聖・公・使徒継承のそのままを、私たちが確実に、本当に信じる」という事です。決して変える事ではありません

そして「この教会が保たれますように、教皇様の為にたくさんお祈りをし、犠牲をする事」です。

今つい最近、元アメリカの在米教皇大使が、「今まで私たちは、騙されていた。善意に信頼してきたけれども、実は教会は今、間違った道を歩み続けている。私たちはこれを元に戻さなければならない。そうしてこそ初めて、教会の不可謬性が輝き出すだろう。教会がまたもう一度復活するだろう」と仰っている大司教様がいます。ヴィガノ大司教様ですけれども、ルフェーブル大司教様と同じ事を言っています。

私たちも、昔からの聖伝のミサ、昔ながらの使徒継承の聖伝の教え、何も変わらない秘跡、教理、教え、これをそのまま信じ続けましょう。天主様の御恵みによりて、信じ続けましょう。

そうする事によって初めて私たちは、カトリック教会に最高の奉仕と、そして愛と、忠実を見せる事ができます。教皇様に対する奉仕をする事ができます。

ですから愛する兄弟の皆さん、ぜひ聖伝のミサに与り続けて下さい。教皇様の為に祈り続けて下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。






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