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カトリック的文明社会(2 )

2009年10月25日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 カトリック的文明社会は13世紀にその最盛期を迎えましたが、中世文明がすなわちカトリック文明社会ではありません。カトリック文明社会は時代に拘束されるものではありません。

 全ての社会活動において、天主の権利を尊重し、カトリック教会の教理と道徳とが教える限界を超えることを自ら禁じる社会、これがカトリック的文明社会です。

 天主の創造した被造物のうち、自由意志を持つものとして創られた天使たちの一部は、天主に反乱し、私は従わない!Non serviam! と叫びました。傲慢の罪、自律の罪です。

 天主は善を創造しました。しかし、被造物は天主よりも自分自身の個別の善を好み愛し、創造の世界に悪を持ち込みました。傲慢の罪、貪欲の罪、情欲の罪、など全ての罪の究極のもとは、天主に従わないということ、傲慢自律の罪です。

 イエズス・キリストは、人間に購いの聖寵をもたらす為に来られました。イエズス・キリストとカトリック教会の聖寵とは、カトリック的文明社会を作り上げました。本当のキリスト者たちは、男も女もキリスト教的家庭を築き、キリスト教的政治秩序を作り上げました。したがって、13世紀には、聖人の王たちがいました。

 しかし、悪魔はこのカトリック的文明社会を破壊しようとしました。段階を追って、反キリスト的革命を起こし続けたのです。

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

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