Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

主よ、我、御身を我が屋根の元に入れるに相応しき者にあらず。ただ一言のたまえば、我が霊魂は癒えん

2021年02月06日 | お説教・霊的講話
2021年1月24日(主日)御公現後第3主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄妹姉妹の皆様、今日福音でイエズス様は、例外的な特別な事を2つなさいました。

まず1つは、いつもあるパターンは、何か頼まれると、それをただなさるだけですけれども、イエズス様は今回だけは、状況を告げられて、「じゃあ私がこうしてあげよう。私が行って、治してあげよう」と提案しました。

もう1つは、イエズス様は百夫長の信仰を見て、感嘆しました、感心しました。そして褒めました。イエズス様はそういう事をする方ではありません。なぜ感嘆したかというと、びっくりしたのではなくて、この「私たちも同じように、イエズス様と同じように、この深い信仰を感嘆して、褒めるように、私たちもできれば真似するように」という事を、模範を見せようとしたからです。

では、この百夫長の信仰を、3つのポイントだけ簡単に見てみます。

まず1つは、百夫長はイエズス様に深い信頼を持っていたので、この「状況」を、「私のしもべが病気です」と言っただけでした。「さぁ、あなたはこれやって下さい、あれやって下さい」とは頼みませんでした。「私のしもべが病気で苦しんでいます。」ピリオド。それで終わりです。

するとイエズス様は、「じゃあ、行ってあげよう」と感動されます。胸を打たれます。

第2に、百夫長は、その「行って下さる」と言った時に、更に深い信仰を見せて、「いえ、主よ、わざわざ御足労下さる必要はありません。私の家に来るにはそれほどの価値はありません。それに相応しくありません。ただ、ここに居て一言仰って下さい。そうすればしもべは治ります。一言あなたが言うだけで、全能の御言葉で、ただ望むだけで良いのです。それをなさって下さい、それで結構です。」

それを見て、イエズス様は感嘆します。「素晴らしい信仰だ」と。

第3の点は、この百夫長はもちろん、軍人で自分の元に100の兵士がいましたから、色々な問題もあった事でしょう。自分の事も問題があったかもしれません、もっと給料が上がれば良いな等と、もしかしたら。

でも百夫長はその事よりも、まず自分のしもべの事を、イエズス様に頼みました。愛の深い人でした。

ところで、この素晴らしいこの信仰の言葉は、ミサで使われます。御聖体拝領の直前で私たちは、3回繰り返して言います。
「主よ、我、御身を我が屋根の元に入れるに相応しき者にあらず。ただ一言のたまえば、我が霊魂は癒えん」と。
“Domine, non sum dignus, ut intres sub tectum meum:sed tautum dic verbo,et sanabitur anima mea."と3回。
これは公教会が、百夫長のその信仰に真似ようと思ったからです。イエズス様の言葉に従って、それを称讃して、それを取り入れたわけです。

ですから私たちは、ただ言葉だけでなく、その態度も真似る事にしましょう、御恵みによって。

百夫長のように、イエズス様は私たちの御霊魂の中に、「行こう」と仰って下さっています。
「私を食せよ。私がお前の霊魂の中に入ろう」と、「肉体を以って入ろう」とされます。

その時に私たちは、それに相応しくないという事を告白致しましょう。ですから、より少なく、相応しくないようになりますように、お願い致しましょう。

そして深い信仰を持って下さい。御聖体は、本当の天主、真の天主、イエズス・キリストです。

天主ですからこの御聖体には何でもできます。全能の天主が、私たちの元にやって来られます。全世界の帝王、天皇陛下、どこかの国の大統領などをはるかに超える、全能の天主が、私たちに全ての御恵みを持ってやって来ます、「さあ。」

ですから、私の霊魂が癒されるように、私たちの罪から、罪への愛着が綺麗に立ち切れる事ができますように、浄められますように、そして心が愛で燃えますように、そして私たちの愛する人々、家族の方々と友人、職場の方々、あるいは全ての方々の為に、「あぁ、この方々も苦しんでいます。主よ、彼らも御覧下さい」と、お祈り致しましょう。

きっと、私たちの信仰に従って、イエズス様はあっという間に、瞬間的に、全てを癒して下さる事ができます。その信仰を持つ事ができますように、マリア様にお祈りしましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。




聖ピオ十世会ドモルネ神父の自己紹介

2021年02月06日 | お説教・霊的講話
2021年1月17日(主日)御公現後第2主日
聖ピオ十世会司祭 小野田神父とドモルネ神父メッセージ



聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

【小野田神父】
愛する兄妹姉妹の皆様、今日は私たちは本当に嬉しいニュースがあります。ドモルネ神父様を皆さんにご紹介したいと思います。

神父様は、聖ピオ十世会の司祭で、2007年にエコンで叙階されました。

では、神父様に自己紹介をしてもらいます。

【ドモルネ神父】
(日本語で)こんにちは、初めまして。よろしくお願いします。フランス人です。

私はジュネヴァの近くの出身です。私の最初の任地はアフリカのガボンでした、1年間です。それからアフリカの東のケニアに6年間任命されました。それから3年半、南アフリカに任命を受けました。それからその後に、シンガポールに任命を受けました。シンガポールの後は、日本です。ここに今到着しました。

日本と韓国の為に、新しい修道院を創立する為にここに来る事ができて、本当に嬉しく思っています。この新しい修道院が開設されたというのは、天主様の御摂理の現れで、これは「イエズス様の御国が、日本と韓国に広がる、発展する事を望んでいる」という事です。

ですから、小野田神父の良き協力者となりたいと思っています。そして二人とも天主様の良い道具となってこの使徒職を遂行したいと思います。どうぞ私たちの為にお祈り下さい。

それから皆さんが歓迎のプレゼントとしてなさって下さった霊的花束を感謝したいと思います。

(日本語で)ありがとうございます。

【小野田神父】
では愛する兄妹姉妹の皆さん、続けて私たちの為に、たくさんお祈りでサポートして下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。




--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

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