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聖母の汚れなき御心への奉献更新のため:十字架の下に立ち給う我等の御母

2013年07月29日 | カトリックとは
二 十 三 日 十字架の下に立ち給う我等の御母

  婦人(おんな)よ、是(これ)汝(なんじ)の子なり・・・子よ、是(これ)汝の母なり、 (ヨハネ一九。二六)

 救い主イエズス・キリストは十字架上の激しい御苦悶(おくるしみ)の中から、御足下(おんあしもと)に立ち給う聖母と最愛の御弟子聖ヨハネとを御覧になって、先ず聖マリアに向かい「婦人(おんな)よ,是(これ)汝の子なり」と宣(のたま)い、次に聖ヨハネに向かい「是(これ)汝(なんじ)の母なり」と仰せになって、御母を御弟子に托(たく)し給うたが、それは叉、同時に、聖ヨハネの如く主キリストを信じ、愛し、且つ之に従い奉る者、即ち聖会の総(すべ)ての信者に対して、聖マリアを霊的の御母として与え給うた御遺言(ごゆいごん)であった。
 前に御父の聖(み)旨(むね)に対し,謙遜(けんそん)に「我は主の婢(つかひめ)なり、仰せの如く我になれかし」と答えて、天主聖子(おんこ)の肉身の御母になられた聖マリアは、今また聖子(おんこ)の御遺言(ごゆいごん)に対しても、従順(じゅうじゅん)に同じ言葉を繰り返して、我等人類の霊魂の母になる事を承諾(しょうだく)されたのである。
 尤(もっと)も、聖母がその二つの使命を受け給うた時の有様は全(まった)く異(こと)なっていた何となれば大天使ガブリエルの口から、天主御子の肉身の御母となる尊(とうと)き御告(おつ)げを受けられた時には、聖心は言い尽くせぬ歓喜(よろこび)に充(み)ち溢(あふ)れていたのに、イエズスの御口から我等人類の霊魂の母となる御遺言(ごゆいごん)を受けられた時には、眼に御子の喩(たと)え難(かた)き御苦悶(おくるしみ)を見、耳に無慈悲(むじひ)な群衆の冷(れい)笑(しょう)嘲罵(ちょうば)を聞き、聖心(みこころ)はかのシメオンに預言せられた如く、悲哀(かなしみ)の鋭(するど)き刃(やいば)で刺(さ)し貫(つらぬ)かれたからである。
 それは兎(と)に角(かく)、聖母は聖子(おんこ)の聖(み)言(ことば)に従い,我等の霊魂の母になり給うた。主の公生活の三年間というもの、聖母は家にあって日々徳の道に精進(しょうじん)されたが、それは期せずして全世界信者の母となり給う準備になった即ち御母は今その優(すぐ)れた御徳の模範(もはん)によって我等に正しき道を示し給い叉、燃えるような慈母(じぼ)の愛を以て日夜不束(ふつつか)なる我等の上を御心配になり、天主の御前(おんまえ)に代願(だいがん)して、悲しめる者には慰めを、悩(なや)める者には勇気を、弱き者には力(ちから)を与え、多くの誘惑(ゆうわく)と罪悪(ざいあく)の淵(ふち)から我等を救い、無事天国なる御父の御許(みもと)に導いて下さるのである。
 その深い御恩を思う時、我等は心から深い感激を覚えずにはいられない。天主は第四誡(かい)を以て、肉身の親への報恩(ほうおん)の為に尊敬(そんけい)を尽(つ)くす事を我等の義務(つとめ)とせられたが、それにもまして有り難いこの霊魂の御母の御恩(ごおん)に報(むく)いる為には、どれほどの尊敬を尽(つ)くすべきであろう。
 叉、聖マリアが聖子(おんこ)の十字架の下(もと)に立って、深い悲哀(かなしみ)に沈(しず)まれている時に、我等の母となられた事を思えば、恰(あたか)も苦労して我等を養育してくれた肉身の親に対する如く、我が霊魂の御母に向かっても熱烈な感謝の情(じょう)を禁じ得ないのである。
 されば我等は聖マリアの孝子(こうし)としてこの聖(とうと)き御母に尊敬と感謝を献(ささ)げる為に、その麗(うるわ)しい御徳に見倣(みなら)って勇ましく世間、肉慾(にくよく)、悪魔と戦い、御助けを仰いで誘惑(ゆうわく)と艱難(かんなん)に打(う)ち克(か)ち、少しでも己(おのれ)の欠点を改(あらた)めて善に進むように努(つと)めよう。もとよりそれは決して容易(ようい)な事ではない。然(しか)し十字架(じゅうじか)の下(もと)にただずみ給う聖母が、天主への愛から最愛の御子(おんこ)を犠牲に供(そな)える苦痛にさえ耐えられた事を思えば、我等も亦、天主と御母とに対する愛を燃(も)やし犠牲を喜ぶ精神を以て勇往(ゆうおう)邁進(まいしん)したならば、必ず如何(いか)なる障害(しょうがい)をも乗り越(こ)し得るに相違ない。
愛と犠牲! 実にこれにもましてとうとい尊敬と感謝の途(みち)は外(ほか)にないのである。

   祈   願

 ああ(かん)仁(じん)なる聖母よ、主は限りなき御哀憐(おんあわれみ)をもって御身を我等の母として与え給へり。
我等は御身の聖(とうと)き御亀鑑(みかがみ)に倣(なら)い,善(よ)き子として孝を尽(つく)さんと決心し、之に必要なる篤(あつ)き愛を与え給わん事を、恭(うやうや)しく天使祝詞(しゅくし)三度繰(く)り返して願い奉る。


(天使祝詞 三度)


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