Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

フィリピンの修道院では

2010年01月15日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 昨日も、今日も、一人の司祭と一人の助祭は、私たちの修道院で聖伝のミサ聖祭を一生懸命に練習しました。今日は、二人に私が知っている祭服の専門店を紹介しました。この専門店は、知る人ぞ知る。ものすごい穴場の(?)お店です。

 こちらマニラの修道院では来週からの司祭の会合に合わせて、大工事が進められています。実は、昨年の11月と12月は2ヶ月、窓の工事のために私の部屋は使うことが出来ませんでした。今年に入ってからは、今後は、図書室と食堂が使えなくなりました。ペンキの塗り替えやその他です。しかし、今では、見違えるようになりました。

 司祭の会合には合計15名の司祭が集う予定です。第二補佐のネリー神父様も来られ、ニュージーランドのクランショー神父様も参加するということです。

 来週の分のルフェーブル大司教様の伝記は1月19日分まで予約投稿してあります。私がコンピュータに触れることが出来なくとも、伝記だけは自動的に進みます。天主様に感謝!

 明日は、聖マルチェッロ教皇殉教者の祝日です。フランス語で聖マルセルです。ルフェーブル大司教様の霊名を記念して、写真もいくつか載せました。

 エコンの神学校の購入については、本当に微笑ましいと言うか、すごい!と言うか、感動ものです。

 では、愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

2009年のクリスマスのミサ聖祭の説教が書き起こされましたのでご紹介いたします

2010年01月15日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、こんにちは!

 2009年のクリスマスのミサ聖祭の説教が書き起こされましたのでご紹介いたします。ウェブ・サイトのページはこちらです。

 2009년 12월 25일 성탄미사 강론

 2009年の12月の27日の主日のミサ聖祭の説教も、書き起こされましたのでご紹介いたします。ウェブ・サイトのページはこちらです。

 2009년 12월 27일( 성탄 팔부첨례 내 )주일미사 강론

 ご参考になりましたら嬉しく思います!

天主様の祝福が愛する兄弟姉妹の皆様の上に豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

聖母の汚れ無き御心に教皇様がロシアを奉献するため:現在96393環のロザリオが集まりました

2010年01月15日 | ロザリオの十字軍
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 ロザリオの十字軍の報告をご紹介いたします。

 2009年12月までの分で、2010年1月14日現在の報告の総計はついに96393環です。寛大なご理解とすばらしいご協力に心から感謝いたします!4つの修道会のシスターの方々、修道者の方々、ありがとうございます!

 2010年3月25日まで、70日となりました。今回は、4つの修道会の方々が寛大なロザリオを捧げてくださるお陰で、私たちの目標の12万環までは、あと23607環となりました。(毎日337環です! ホッと安堵しております。)

 めざせ!12万環、聖母マリア様の12の星となりますように! さらに、お知り合いの方々にご協力をお願いしてください。よろしくお願いいたします。

 さて、あるご夫婦からはロザリオの総数、319環の報告を頂きました。
 1月3日には、ベルナルドさんは17環とお祖母さんが13環を唱えたと報告して下さったにもかかわらず、数を(7環と17環と)間違えて計上してしまいました。そこで今回、6環を付け加えさせて頂きます。

【報告】
アヴェ・マリア!

トマス小野田神父様
ロシアの奉献のロザリオのご報告をさせていただきます。
12月23日~1月4日12時現在(日本時間)

10環捧げました。(少しペースダウンしてしまったので反省しています)
天主様の祝福が豊かにありますように!

【報告】
アヴェ・マリア!

トマス小野田神父様
ロシアの奉献のロザリオのご報告をさせていただきます。
1月5日~1月12日18時現在(日本時間)
10環捧げました。

小野田神父様のブログで南無アッバミサの存在を知り、驚きを禁じえませんでした。
合法な異端というものがありえるのでしょうか。
天主様の祝福が豊かにありますように!

【お返事】
 いつもたくさんのロザリオをありがとうございます。
 私たちは洗礼を受けるときに、カトリック教会に一つのことしか求めませんでした。「あなたは教会に何を求めますか?」「信仰を!」
 カトリック教会の法律は、この信仰を守るためにあります。法律を守ったがために信仰を失った、異端説に陥ったというばかげたことがあってはなりません。  遵法とは、また従順とは、信仰のためにあるのです。従順のために信仰があるのではありません。
 合法な異端? 丸い三角のようなものです。


【報告】
トマス小野田神父様

先週月曜日から本日(1月10日)まで、ロザリオ7環です。
長い休暇は明日で終わりです。

【報告】
アヴェ・マリア!

トマス小野田神父様
新年おめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
ルフェーブル大司教様の伝記を日本語に訳して作って下さり、
英語やフランス語の読めない私にとって大変有難く嬉しく思います。本当に有難うございます。特に国際神学校創立の頃が大変興味深く読ませていただきました。
それではロザリオをご報告いたします。
12月まで93環です。色々な事情があって少なくなってしまいましたがよろしくお
願い致します。1/24日お待ちしております。

【報告】
トマス小野田圭志神父様

十主の平安
アヴェ・マリア
聖なるロザリオの十字軍のの御報告の追加です♪

マリア    30環
ステファニ  10環

以上です、どうぞ宜しくお願い致します
お友達二人とも『お祈りの習慣が着いたよ』と言って下さいました
とても嬉しかったですし、良かった!です

「マニラのeそよ風」412号、有難うございました!
御公現の祝日は3つの奇跡をお祝いするのですね 、典礼における「永遠の今日」!「永遠の今日」! 洗礼を受けた私達が、水から出来た葡萄酒を味わって喜んでいる神秘!喜び!
御公現の晩歌と讃課有難うございました
三人の博士方の贈り物は、キリストと教会との神秘的婚姻を祝う「婚姻の引き出物」!
主の洗礼 天の花婿は教会と結ばれた!
何故なら、キリストはヨルダン川で教会の罪を洗ったからだ!
そうなのですね!初めて知りました!

私達は天主の似姿に似せて創られましたが・・・天主と私たちとが信仰と愛の火による一致と結合!
たくさんたくさん黙想致します!

トマス小野田神父様お祈りお願い致します!

共産主義社会は恐ろしいですね、今、日本は中国共産党に狙われていますから。
かなり重かったです。

マルクス等の共産主義者は、自分も、単なる歯車の1つにしか過ぎない、と思いながら、色々の本を書いたのでしょうかねぇ、生まれて来た事がちっとも、嬉しくなかったでしょうねぇ、正しく悪魔に魅入られた人々ですねぇ。

とても奇麗な聖絵も、たくさん有難うございました!m(__)m
お祈りお願い致します!!

【報告】
Ave Maria!
クリスマスと新年のお祝いを申し上げます。
ロザリオ、23環です。よろしくお願いします。

【報告】
小野田 神父様

明けまして、おめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

昨年は色々家族中でお世話になりまして本当にありがとうございました。
とてもうれしく感謝の言葉も出ないくらいです。

今年も去年と比べて、更に厳しい年となりそうで今より更に心を引き締めていく覚悟の元、神父様達に一生懸命付いて行くつもりです。
2009年 12月分のロザリオを送ります。宜しくお願い致します。

家族の総合計1402環

【報告】
神父様お久しぶりです。あけましておめでとうございます。報告が遅くなってしまって申し訳ございません。
母と私、2人合わせて 312 本 お捧げ致します。

先月よりもだいぶ自分の本数が増えました。天主様に感謝です。もう3月まで残り少ない期間となったのですが時間を大切に、1日1日を大切に過ごしお祈りをたくさんしてロザリオも自分の出来る限りたくさんしようと思います。イエズス様、マリア様、ヨゼフ様、私たちを憐れみ給え!

【報告】
主の平和。小野田神父様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

ロザリオの報告いたします。
フランシスコ   31環
テレジア    261環
神様からの祝福とお恵みが、小野田神父様と聖ピオ十世会の皆様の上にありますように。
祈っています。

【報告】
アヴェ・マリア

トマス小野田神父様
こんにちは神父様。12月のロザリオは93環です。

【報告】
アヴェ・マリア!

大変遅くなりましたが今年も昨年同様、宜しくお願い申し上げます・

ファティマの件ですがロシアを教皇聖下様が聖母の汚れなき御心に聖別する意向でのロザリオの環数を申し上げます。

聖母マリア会(仮名)から15000環。
聖ヨゼフ修道院(仮名)から20000環。
聖マテオ会(仮名)から10000環。
聖マルコ会(仮名)から5000環。
他、神父様やカトリックの兄弟姉妹(私も含めて)から8625環。

正直、聖ピオ10世司祭兄弟会の為じゃありませんからね!! ファティマの意向の為。との意見も有りました。

【お返事】
 大変ありがとうございます。もちろん!聖母の汚れなき御心の凱旋のためです!私たちの母への愛のためです。感謝します。

【お便り】
アヴェ・マリア

 トマス小野田神父様
 
 マニラのeそよ風に掲載された共産主義への道のりとその実体についての記事は本当に勉強になりました。

あれは統一教会の勝共連合でも書けない領域です。神聖な香りがします。とても嬉しかったです。

+ + +


愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

【関連記事】ファチマとロザリオの十字軍

聖ピオ十世会 (SSPX) 創立者ルフェーブル大司教の伝記 16.3.1.気高い信仰の業

2010年01月15日 | ルフェーブル大司教の伝記
Ⅲ. エコン


気高い信仰の業

 ルフェーブル大司教は自分にとって大事な計画を始めようとしていた。司祭職を目指して神学生たちが勉強を始める前に霊性学の一年間を設けるという計画だった。事実フリブールよりもずっと前に天主の御摂理と聖母は、ヴァレ地方の片隅にある天主の恩寵を受けたこの小さな土地を彼のために用意していたのである。この地方のなかで最も聖職者を忌み嫌うサクソン(Saxon)とリッド(Riddes)という二つの村の正に中間に、カトリック司祭職復興のために天主がお望みになった業はその根を下ろしたのである。

  1967年の秋、ピエール・エピネ(Pierre Epiney)神父 はリッド村の司牧を司教から任されたばかりだった。実は彼の前には、既に4人の司祭がこの村での司牧任務を断っていた。エピネ神父は先ずこの村教区の訪問から始めた。彼はエコンに来て玄関の呼び鈴を鳴らすが誰も応答しなかった。人気のない中庭に入ると、左側に物置、右側に犬小屋があった。すると大きな神学校の中庭に群れを成す神学生たちの姿がたちまち彼の脳裏に(映像となって)よぎったのだ。即座にこの無益な映像を追い払うと、自分が再びその人気のない中庭にいるのに気づいた。この場所を未だに管理しているカノン・ロゼラン(Chanoine Roserens)神父が上方から降りてきてエピネ神父に挨拶をした:「ここはもう終わりですよ。何の利用価値もありません。」 それは本当だろうか? ヴァレ州では、多くの男性が、王たるキリストの協力教区(CPCR:Co-operateur Paroissial du Christ Roi)のバリエール(Barrielle)神父とその同僚たちが指導する聖イグナチオの霊躁に与ることにより“活性化されて”いたのに。この霊操の参加者の中に、弁護士のロジェ・ロヴェ(Roger Lovey) 氏とその友人でグラシアン・ロシス(Gratien Rausis) 氏、さらに聖母の騎士会のメンバーであるアルフォンス・ペドゥローニ(Alphonse Pedroni) 氏がいた。

 全ては1968年の聖木曜日に始まる。日頃御ミサに与っていたヴァレ州出身の若きアルフォンス・ペドゥローニはカフェでの会話中に、エコンの家と土地は聖ベルナルド参事会(グラン・サン・ベルナール参事会 Chanoines du Grand Saint-Bernard) によって売却されることになっているという事を耳にした。彼はその日ある仕事の件で自分に会いに来ていたグラシアン・ロシスに心のうちを明かした。

「また一つカトリック教会の場所が消えていくのを見るのは辛いですね。実は他に幾つか大金を持った買い手がいて、その内の一つは共産主義者のグループで、なんとあの聖堂を爆破したがっているんですよ!」

 アルフォンソはそれに応じて言った:「もしこれが単にお金で解決できる問題ならば、私たちは何とかしなければいけません。」

 彼らはエコンを良く知る人々であった。聖ベルナルド参事会が、1302年にシャティヨン(Chatillon)の貴族ピエール・ドゥ・ラ・トゥール(Pierre de la Tour)卿からエコナ(Econnaz)の領地を買い取り、その6世紀後の1892年に当会は農業学校を開設した。1895年、彼らは聖堂を建立し、畑の聖母(Notre-Dame des champs)に献堂する。さらに1922年、農業学校はシオン近郊のシャトーヌフ(Chateauneuf)へ移転。当修道会は青果物生産の為、エコンの土地を利用し続け、さらに救助犬として有名なあのセント・バーナード犬の訓練施設に場所を提供した。1940年代の末から10年間は、結晶片岩の床と凝灰岩の壁を持つ19世紀に建てられた頑強な造りのこの家が、参事会員のルネ・ベルト(Chanoine René Berthod)の指導の下で神学を学ぶ年少の同参事会学生のために住居を提供した。真冬でさえも彼らは屋根裏部屋を寝室として使っていたのである。後に神学を学ぶ学生たちはエコンを出てマルティニ(Martigny)へ移動し、エコンには、一人の老参事会員と僅か2、3名の修道士たちを残して管理を任せた。参事会学生たちが出て行った家屋の屋根は造り直されるのだが、この修復に支払うための十分な資金を持ち合わせていなかった。よってこの家は売りに出されたのである。

 グラシアン・ロシスはその日に電話を掛けた。聖ベルナルド参事会員は彼に答えて言った:「買値を付けてください。」そこでアルフォンス・ペドゥローニは考えた:「これは私たちだけでは無理だ。」彼は自分の兄弟マルセルに提案した。一方でロスィスは、ロジェ・ロヴェ氏とギ・ジュヌ(Guy Genoud) 氏に提案した。4月18日、ロジェ・ロヴェは当参事会主席司祭に手紙を書いて伝えた。

「エコンが辿った過去の歴史を考えると、これは私たちにとって些細な事ではないのです。エコンは私たちにとって意味、いえ、綿密な調査もなしに捨てられるのを見ることは私たちにとって受け入れられない宗教的な召命さえあります。 」

 1968年5月31日、天地の元后聖マリアの祝日に、聖ベルナルド参事会員ロスィスとその友人5人によって購買契約が交わされたのである。聖ベルナルドの主席司祭、モンシニョール・アンジュラン・ロヴェ(Msgr. Angeline Lovey)神父は「あなた方の願いを聞き入れる気は御座いません」と言っていたことがある。

 どうやって支払うというのか? 銀行からお金を借りればよい。だが銀行の支配人は顧客の情報を要求する。
「ですが、担保はおありですか?」
「いいえ」ぺドローニが応じる。
「担保となるものは何もありません。ですから御行が貸付金を無償で下さる必要があります。これはカトリック的な事業のためなのですから、御行はただ我々に必要なお金の全額を貸すしかありません!」

 驚嘆した銀行支配人は、とうとう必要総額に当たる貸付金を無償で提供したのである。

 しかしどうやって彼らはこの貸付金を返済していたのか? そのために彼らは自分たちの家屋の周囲に農地を開拓するしかなかった。それ故、この紳士たちはそろって農場経営者になったのである。子牛を調達する事から始めたのだが、その家畜がまた虚弱でよく風邪をひく始末であった。弁護士のロヴェはある日、法廷へ向かう一時間前だというのに、一頭の病気を患った乳牛の世話により履いていたズボンを糞まみれにしてしまった。それから次に、彼らは大きな鶏小屋を建て、ある時期、スイスのフランス語圏の地方では最高の(鶏卵の)収穫量を誇った。彼らの無私の熱意と(天主の御摂理への)信仰は、同時に兼ね備えていた大いなる現実主義と融合することでこのような実を結んだのである。最終的に、彼らは葡萄の木を植えた。さらに、神学生たちの間で何代にも渡って伝説となっているエコン農場の労働者、クロード・テラニ(Claude Telani)氏の情熱により、彼らが植えた葡萄や、他に杏子の収穫が管理されるようになった。

 その土地には聖ベルナルドの家と畑の聖母聖堂から成る参事会の家屋が残っていた。後者の聖堂は、最後に残っていた参事会員がここを去って以来ずっと空であったが、彼らが購入したまさに初日に、エピネ神父も加わり信仰に満ちたサルヴェ・レジナが唱歌された。畑の聖母聖堂は今や、聖なるミサの絶えざる犠牲を待つだけだった。つまりこの聖堂は司祭たちをそして -天主のみぞ知る!- 司祭志願者たちさえも呼び出していたのである。 


聖ピオ十世司祭兄弟会 (FSSPX) 創立者 ルフェーブル大司教 伝記 目次

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