tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

向かい風を行け、マック

2015-02-24 22:01:30 | cafe

中国産の期限切れや薬漬け、病気鶏肉、そして異物混入といった問題でネットをにぎわしていた日本マクドナルド。
連日のネットでの記事を目にするたび、「またマックか!」というより、「またネット記事?」という印象が個人的には強かった。
インターネットによる報道のことはよくわからないのだが、マックがスポンサーになっていない弱小のネットメディアが、日本マックのカナダ人女社長をよってたかって苛めてたように思える。
彼女が日本のスタイルにそって謝罪したことから、一連の報道はひと段落したのだろうか。
あるいは、ネットの興味はもっと違う苛めの対象に向かったのか・・・。

マックいじめの最初で有名なのは、アメリカのドキュメンタリー映画「Super Size Me」だろう。
「蟷螂の斧」をかざして巨大企業へ立ち向かうメディアのイメージが微笑ましくもあり、大衆に事実を知らしめる報道として大いに評価すべきものだった。
だが、この映画をまねて、だれもがこぞってマックを叩き始めると、それはもう小学校の「苛めの世界」のように、嫌らしさしか見えない。
・・・泣くまで苛める。巨大企業を凋落に追い込んで、落ちていく様子を見て楽しむ・・・といった、人間のいやな部分を見せ付けられていた感じだ。
実際、一連のネット記事は、大衆に対する「食の安全」を啓蒙するという建前をとりながら、おおよそは、みんなが発信するから自分もといった興味本位主体のファシズムのように見えた。大衆に向けた主張ではなく、落ちていくマックに向けた揶揄のように思えてならなかった。

ところで、ネットで言われているように、マックが凋落しているかと思うと、実際はそうでもなさそう。
休日の銀座インズ店は、銀座・有楽町での買い物帰りのカップルや家族連れ、読書に没頭中の中年の男性とかでにぎわっていた。
銀座という土地だからかもしれないが、若いクルーたちの笑顔は素敵だったし、「マックに行けば何か楽しいことがある」という印象はまだ健在だ。

そのマックの新メニュー。「ワールドマック ハワイキャンペーン」。
ハワイののんびり癒しムードを新メニューにかぶせて・・・。なかなかやりますね。
やっぱ、凋落に手をこまねいているわけじゃなく、しっかりとマーケットリサーチがなされている。
この「ワールドマック ハワイキャンペーン」は、ハワイ好きの日本人に合わせた日本だけの展開のようだ。
こってりとオイリッシュなうまさの肉系から、ホットなエスニック系へ、そして癒しのスイーツ系へといった日本の消費者の好みの変化に合わせて、マックのメニューもまた変化しつつある。いいんじゃん。マック。


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