ジープとビキニ。ジープ島で飼われている2匹の犬たち。
オスとメス。それぞれ1歳ぐらい。やんちゃなさかり。
もともとは飛行場のある本島(モエン島)の生まれ。モエン島には彼らの兄弟たちもいるという。
実は、人が住めるようになって15年の歴史におけるジープ島の犬たちはすでに3代目。
犬たちが短命な理由としては、高カロリーで塩分の多い食事(エサ)と、直径34メートルの小さな島であることによる運動不足があげられる。
島の生活は、宿泊客とともに本島から毎日来る小さなボートに依存している。
その本島自体、近くの海で獲れるサカナと、自然に生えているフルーツ以外は、他からの輸入に頼らざるを得ない。野菜は保存の効く米とか、ジャガイモ、タマネギが主体。島は新鮮な野菜が極端に少ないのだ。
自然、食事は肉が中心の高カロリーなものとなってしまう。
だから運動不足もあって、島の人たちはお腹周りの大きな人が多い。
チューク諸島の野良犬たちもそうだ。もともと土地の人たちは犬をペットとしてみなす習慣はなく、多くの犬はノラ犬に甘んじている。もっとも、ノラ犬がゆえにいつもお腹を空かせてひどく痩せてはいるのだが。。
もう一つ犬たちが短命の理由は、狭い島内での繰り返しの繁殖が行われているためらしい。ノラ犬どころか飼い犬でさえも避妊手術など縁が遠く、さかりがつくと近親相姦を繰り返す。このため、遺伝的にDNAの多様性が失われ、生命力が弱くなってしまう。
ツアーで一緒になった女性が、お腹を空かせてうろついている島のノラ犬たちを見て、ウチの子に世界にはこんな犬もいることを教えてあげたいと言っていた。
たしかに日本の犬たちは決して飢えることなく、島の野良犬たちと比べてみれば幸福だろう。
そのぶん、狩猟本能や、子孫を残そうとする本能が満たされているかどうかは疑問だが。。
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