【撮影地】北海道函館市(2009.2月撮影)
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路面電車の走る広い道路を横断し、再び、山の手に向かう。北海道であることを、強く主張しているのが広い路面だ。本州では2車線分の片側を車がゆっくりと走っていく。冬場の凍結が怖いせいだろうか。北海道のドライバーはマナーがいい。歩道の歩行者にも徐行をしてくれる。
異国情緒あふれる教会群があるのが山の手の元町。キリスト教徒が国禁だった文久元年(1861)、ハリストス正教会の司祭ニコライが、日本で初めてロシア正教を伝道した教会がハリストス正教会だ。十字架を掲げた高い教会の建物の前に群れていた、観光バスの団体をかき分けて教会を見物。このころから、天気は一転。前線が上空を通過しているのだろうか、気温が急に下がって、みぞれが降り出してきた。
ハリストス正教会のすぐ東隣りにある聖ヨハネ教会。明治7年(1874)、イギリスの宣教師デニングが北海道に伝道のため、この地に来たのが始まりらしい。大きな弧を組み合わせた屋根が特徴的な建物。そして、この建物の下手にあるのが、カトリック元町教会だ。ゴシック様式のローマカトリック教会で、祭壇はローマ法皇ベネディクト15世より贈られた日本でただ一つのもの。
なんといっても、函館元町のランドマークは、シンメトリー構造が美しいルネサンス風の木造建築の旧函館区公会堂だ。明治43年(1910)に建築。
柱頭飾りのある特徴的な様式で、2階にはベランダを配している。基坂の下から見上げると威風堂々としたこの建物が目に飛び込んでくる。
腕時計の代わりの携帯電話がディバッグのポケットの中なので、確かな時間はわからないが、夕暮れまでには、まだ少しだけ間がありそう。みぞれは次第に質感を増して大粒に変わりつつある。天気はこの先ひどくなるばかりだろう。
一度、ホテルへチェックインしてから、夜景を見に函館山へと考えていたのだが、このままロープウェイの発着場へ。
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二枚目のみぞれの写り込み方、何とも言えない風情があって、ん~旅写真。電線が残念でしたねー。
四枚目の透明感あるブルーの背景に凛として浮かび上がる様、寓話的で、ボクはこれが一番かな。
‥‥で、明日はロープウェイからの展望が出てくるわけですね。お待ちしております。
2枚目はカトリック元町教会です。電線がどうしても処理できなかったんですよ。ほんとうに、日本の電力会社って、センスがないですよね。・・・って人のせいにしてます?
んで、4枚目がハリストス正教会。
ロープウェイからの展望ですか?悪天候で、なんにも写ってないんですけど。。
しょうがない。旅写真の真骨頂をアップしますかね。