【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町白谷(屋久島自然休養林)(2009.11月撮影)
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屋久島ダイブサービス・ウィルソックの望月氏によれば、縄文杉を見た観光客のほとんどは屋久島へ再訪することはないのだという。
だから、今回のぼくの屋久島再訪問が彼には不思議だったらしい。
でも、前回の訪問では、もののけ姫の森の入り口まで行ってタイムアウトだった。往復バスを利用した白谷雲水峡での滞在時間は2時間あまりとあまりにも短く、おまけに帰りのバスはその時間には運行していなかった。
それでも、さつき橋を超えて垣間見た景色は、大きな岩や杉、そして倒木の森、全てがコケで覆われ緑銀色に見えた。
白谷雲水峡をじっくりと見てみたい・・・。
後ろ髪を惹かれる思いで下山したぼくは、下田ダイバーズで屋久島ダイブツアーの企画が上がったときに、これは参加するしかないと思ったのだった。
ダイビング後は体内に窒素がたまっている。したがって、飛行機への搭乗(客室内気圧で高度600~2,400m)や高山登山は減圧症を発症する恐れがあり、反復ダイビングや複数日に渡りダイビングをした後は、最低限18時間、時間をあけることが必要とされている。
すなわち、朝9時に600mを超えて登り始めるとすると、前日の午後3時にはダイビングを終了していなければならない。
前日のダイビングを午後3時前に終了したぼくは、その日の朝、アラームをセットしたiPhoneで起こされる。二日酔いの頭でカーテンを少しだけ開けると、明るくなってきた空が窓から見えた。天気予報では雨の確率が50%だったのだが、しばらくは天気がもちそうだ。
布団を跳ね除け手早く着替えを終えると、レンタカーのダイハツ・ミラのイグニッションをまわした。屋久島の観光ではレンタカーは欠かすことが出来ない。
前回の屋久島では、ネットで調べた最新のバス時間が古いものであり、その時間にバスが来ずあやうく帰りの船に乗り遅れそうになったのだった。
早朝の海岸沿いの道をドライブ。屋久島の東にある田代海岸で日の出の写真を撮り、一目散に宿の鹿鳴館へ。
心のこもった朝食をいただき、ダイビング機材をパッキングすると、いよいよ雨の降り出した標高約610mの「白谷雲水峡」駐車場へ。
二日酔いはまだひどく、頭がガンガンする。それよりもなによりも、望月氏、前岡氏らが、太鼓岩(標高1050m)を目指すぼくの減圧症の発症を心配してくれていた。
本当にぼくはこの雨の中、白谷雲水峡のトレッキングを無事に終えて帰ってこられるのだろうか・・・。
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