ベッドで寝ている彼女を起こさないようにしながら、ぼくはそっと彼女の首筋から肩にかけて指を滑らせた。
彼女の寝息が規則正しく聞こえ、彼女の胸がそれにともなって上下に動いていた。
指を肩から小さな背中へ、そして彼女の柔らかなわき腹へ。
指の動きを知ってか知らずか、彼女はまゆをひそめてかすかに反応する。しかし、眠りから完全には覚めない。
まだ、彼女は夢のなかにいる。
ぼくは、さらに指を進めて丸みを帯びた形の良い腰へ。そこは彼女の性感帯だった。
彼女はもぞもぞ動いて、寝返りを打つ。そして、ゆるゆる指の動きから逃れていく。
ぼくの指はその後を追う。
ごろりと仰向けになった彼女の、小さな胸をまさぐる。
夢から覚醒したのだろうか、それでも彼女は目を開けない。
ぼくの指は再び、彼女の柔らかな腹部へ。
かすかに、そして体毛を逆立てるように指を沿わせていく。
昼寝している彼女へのいつもの儀式。
彼女は抱かれるのはだいっ嫌いなくせに、昼寝をしている時だけはけだるげに愛撫を許してくれる。
ゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロ ゴロゴロゴロ
しっぽが小刻みに動く。もう夏はすぐそこだ。
おどろかさないでくださいよ~う(笑)
エマちゃんって猫だったんですね。
びっくりしちゃいました。
トラックバックありがとうございます。
猫、かわいいですよね♪
ぼくは、どちらかといえば犬派なんですが、どういうわけだか文章にしやすいのはネコですね。
たしかにかわいいスけど・・・・・・。
これからも、よろしくです。