シナリオ発表会の準備については、ぼくらはメールでやり取りして概略を決めていた。スポンサーからの資金については、集めてみなければわからないので、発表会の費用はできるだけ負担が少なくなるように手作りで行くことになった。発表会場はゲレンデのすみっことし、各自が自前のアウトドア用のテーブルとイスを持ち込んで会場を設営する。各テーブルにノート型パソコンを置き、それぞれのパソコンをシンクロさせてロングバージョンのビデオを表示させる。3月のことだから、おそらく雪はもう降るまい。もし、雨が降ったら、当日は傘などの雨具が必要になるかもしれない。発表会の司会はルソーくんが担当だ。英語でのDJ風の司会で場を盛り上げてくれるはずだ。彼のDJのかっこよさは、プロモーションビデオのナレーターで実証済みだ。司会のセリフを前もって決めておけば、あとは彼がアドリブで何とかしてくれるだろう。ルソーくん自身も結構その気になっており、まんざらではない様子だった。発表会用のオーディオ装置は、FMマイクとCDラジカセを使う。CDラジカセを3台ぐらい配置して、マイクの音を拾って拡声させる。スキー場はパブリックスペースだ。だから、他のスキーヤーにできるだけ迷惑をかけないように音量は抑える方針で行くことにした。
事前にスキー場に問い合わせたら、草津国際スキー場は3月10日でナイターリフトの営業は終了予定とのこと。だから、3月17日に開催する発表会はナイターの時間をあてる事はできない。開催時間を15:00~17:00として、夕刻迫る発表会の照明はアウトドア用のLEDランプを補助的に利用することにした。その時間にはスキー場のリフトに設置された照明も利用できるのだが、できるだけ華やかにするためには、多数のLEDランプで会場をライトアップすることが必要となる。このため、ネットで調べて安いアウトドア用のLEDのテーブルランタンをいくつか準備することにした。このランプの調達はイズミさんが担当してくれることになった。
また発表会の際に、ぼくらはショーとしてフォーメーションスキーのデモンストレーションをすることにした。パソコンの小さな画面でも先月撮ったフォーメーションスキーを見ることができるのだが、実際にスキーをして見せた方がより盛り上がるに決まっている。ぼくらメンバーは、ある程度自慢できるスキーの腕前を持っていて、これほどの技術を持ったスキーヤーがそろうのは滅多にあることではない。なによりも、発表会の当日はスキー場にいるのだから、スキーを滑らない手は無い。
心配なのはパソコンのバッテリーだった。特ににぼくが持っているIBMのA4ノートは数世代前のものでバッテリーもヘタリつつある。雪山など気温の低い所に持っていけば、30分も持たずにバッテリーが上がってしまうかもしれない。そこで、バッテリーがあがってパソコンでの表示ができなくなり次第、用意しておいた多数のデータCDを配布することにした。続きは、自宅に持ち帰って見てもらうことになる。こうして、ぼくらはお互いに発表会を盛り上げるためのアイデアを出し合って準備を進めていった。
ぼくらは、主にメールで連絡を取り合っていたが、メンバー達は以前のようにときどき2chのスレッドにも書き込んでいるようだった。定期的に2chをのぞきに行くと、スレッドが思いもかけずに伸びていることがあり、そんな時はメンバーのだれかの書き込みにいろんな人からの反応があった時だったりする。お互いにメールでの連絡がしっかりと取れているので2ch掲示板のスレッドをのぞく意味はあまりないのだが、ある意味でぼくらがやろうとしていることの良い宣伝になっているようだった。だから、一時のように毎日スレッドを巡回することはしなくなったが、たまに訪れた時にタイミングよく書き込みを見つければ、ぼくもそれにレスをできるだけ書くようにしていた。
事前にスキー場に問い合わせたら、草津国際スキー場は3月10日でナイターリフトの営業は終了予定とのこと。だから、3月17日に開催する発表会はナイターの時間をあてる事はできない。開催時間を15:00~17:00として、夕刻迫る発表会の照明はアウトドア用のLEDランプを補助的に利用することにした。その時間にはスキー場のリフトに設置された照明も利用できるのだが、できるだけ華やかにするためには、多数のLEDランプで会場をライトアップすることが必要となる。このため、ネットで調べて安いアウトドア用のLEDのテーブルランタンをいくつか準備することにした。このランプの調達はイズミさんが担当してくれることになった。
また発表会の際に、ぼくらはショーとしてフォーメーションスキーのデモンストレーションをすることにした。パソコンの小さな画面でも先月撮ったフォーメーションスキーを見ることができるのだが、実際にスキーをして見せた方がより盛り上がるに決まっている。ぼくらメンバーは、ある程度自慢できるスキーの腕前を持っていて、これほどの技術を持ったスキーヤーがそろうのは滅多にあることではない。なによりも、発表会の当日はスキー場にいるのだから、スキーを滑らない手は無い。
心配なのはパソコンのバッテリーだった。特ににぼくが持っているIBMのA4ノートは数世代前のものでバッテリーもヘタリつつある。雪山など気温の低い所に持っていけば、30分も持たずにバッテリーが上がってしまうかもしれない。そこで、バッテリーがあがってパソコンでの表示ができなくなり次第、用意しておいた多数のデータCDを配布することにした。続きは、自宅に持ち帰って見てもらうことになる。こうして、ぼくらはお互いに発表会を盛り上げるためのアイデアを出し合って準備を進めていった。
ぼくらは、主にメールで連絡を取り合っていたが、メンバー達は以前のようにときどき2chのスレッドにも書き込んでいるようだった。定期的に2chをのぞきに行くと、スレッドが思いもかけずに伸びていることがあり、そんな時はメンバーのだれかの書き込みにいろんな人からの反応があった時だったりする。お互いにメールでの連絡がしっかりと取れているので2ch掲示板のスレッドをのぞく意味はあまりないのだが、ある意味でぼくらがやろうとしていることの良い宣伝になっているようだった。だから、一時のように毎日スレッドを巡回することはしなくなったが、たまに訪れた時にタイミングよく書き込みを見つければ、ぼくもそれにレスをできるだけ書くようにしていた。
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