ジーコは、飛躍的に向上した日本サッカー文化への貢献とネームバリューから、日本では「サッカーの神様」と呼称される事も多い。ただしジーコ自身はカトリック教徒であるため、日本の宗教観念を理解してはいるものの、この呼称を好ましくは思っていない。
Jリーグは、この後日本経済のバブルの崩壊とともに大きく変遷してゆく。
“去り行くものは喜びと共に
又 その偉大な功績と共に
それゆえ 涙はいらない
黄金の雄鳥のラストゲームに
泣くなジーコ
人々の胸に永遠にいて
さよならの言葉を口にする必要はないのだから“
この歌は1990年2月6日マラカナンでのジーコの引退試合の時に、大勢のサポーターによって歌われた歌である。ジーコはひょっとして、あのゴール前の空振りの時に、引退を考えたのかもしれない。Wカップでの敗退に始まり、あと、もう少しのところで、何度も勝利を逃しながら・・・。94年前節をプレーして、僕にとって不運な神様ジーコは現役選手から引退した。
「ブラジルでは、いま刑務所が囚人でいっぱいなんだけど、そこにいるのは生きるためにしかたなく犯罪に走った人間ばかりなんだ。日本では1日に3食を食べることは別に難しいことじゃないだろう。ところがブラジルには、1日に1食がやっとだったり、子どもたちに十分なものを食べさせることができない人がたくさんいるんだよ。彼らには“死ぬか、盗むか”の選択しか残されていないんだ」とジーコは日本へ来たばかりの頃語っている。 (FIN)
この物語に登場する人物、組織は架空のものであり、実存する人物・組織とは一切関係がありません。m(_ _)m
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