福島原発の津波によるダメージを受けて、日本でも原子力廃絶の風潮が高まっている。これだけの被害を出しているからしょうがないだろう。そこで、当面の主要な電力ソースは、ガスタービンなどによる火力発電ということになる。原発の環境リスクを考えたら、火力発電による二酸化炭素の排出量増加も、今のところは致し方ない。
ダイビングはサンゴの綺麗なポイントを選んで潜るのでさほど感じることはないのだが、有名なビッグドロップオフの上をシュノーケリングしていると、死滅したサンゴが累々と続く水中景色が目の前に現れ、温暖化による影響を目の当たりにすることになる。
サンゴの白化は、共生している褐虫藻が海水の高温化によりサンゴから抜け出してしまうためだ。裸になってしまった珊瑚は酸素・栄養供給源を失うことになり、死滅して軸となる石灰部分だけになってしまう。
また、パラオで有名なジェリーフィッシュレイクには、2種類のクラゲがいてどちらも無毒化している。食料もないが、天敵もいない環境。だからこのクラゲは、大シャコガイと同様に、体表に褐虫藻を生息させ、それらの光合成で得た栄養と酸素を利用して生活をしている。このクラゲも1998年頃のエルニーニョの際に、この付近の水温が高温化し、褐虫藻が抜け出してしまったため絶滅寸前だったらしい。
いまは、ジェリーフィッシュレイクのクラゲが復活し、白化したサンゴも徐々に戻りつつある。しかし、ぼくらはまた、電力に依存した日常生活に対する見直しを迫られている。今年も、できるだけ二酸化炭素の排出抑制に協力するため、うちわと扇風機だけでエアコンを使わずに夏を過ごすことにしよう。
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