丹沢も今週の半ばに雪が降った(東京では今月に入って9回降った)。
そこで、丹沢の雪を踏みしめたいと、本日20日朝、大倉尾根に向かう。
そもそも今回、行動に移った発端はブログ『俺らの山歩き』さんの
この画像(クリック)と
この画像(クリック)である。
渋沢からのバスはスシヅメに近い状態だった。皆さん、雪に誘われた登山者なのか?
雪は、高原との二股の分かれる道の手前からちらほら見えてきた。登るにつれて雪があるにはあるが、それほどではない。駒止茶屋前も先々週とは比較にならない。
堀山の下りから安全のため4本刃を着ける。しかし雪の量はそれほどでもない。予定では、堀山の家までであった。それで丹沢の雪道を歩くことに満足出来ると考えていた。 読みが甘かった。
予定を一小屋延ばすことにした。
小草平に指しかかった。登山道が木道へと変わっていた。正月は木道ではなかったので、最近出来上がったのであろう。冬時に、しかも雪が降っては作業も大変だろう。7~8人の工事作業者が昼食をとっていた。飛び交う言葉は中国語ばかり、観光ばかりではなく出稼ぎもあるのだな。

木道が出来た小草平 工事の機材や作業者を戸沢から運ぶ乗り物 楽でイイナー
小草平が終わるあたりで一本松下で追い越された女の子とすれ違う。「こんにちは」って風切るように通り過ぎて行ったが、我々と比べればかなりハイスピードで歩く女の子だ。驚きの一言。
丹沢の山の関係者が云うにはこのような一人で山を歩く女の子がここ1~2年で増えているという。テレビの情報でも婚活の手段で若い女性の登山が増加しているとも聞く。
花立の階段手前の狭い2mほどの段差がある道に指しかっかた時、上から「ゆっくりでいいから、どうぞ」と云う男性の声が聞こえてきた。登り優先のマナーから登ってお礼を云うと、「お疲れ様」と云う声が返っていた。普通ならばこれで話は終わりなのだが、その声をかけてきた男性は年の頃は、どこかの国のスノボーのオリンピックの話題を起こした選手ぐらいだったので、この話は続いてしまった。
この男性の爪の垢を煎じて選手の母親とコーチに飲ませてやりたいと思った。それほど高感度大の男性であった。
花立山荘に到着。今日は富士山は見えなかった。東に目を転じれば、雪を被った二の塔、三の塔そして大山が眺められた。丹沢の雪道には満足出来なかったが本日は花立止まりで終了。
地元の人に聞くと今週の雪は、麓でもかなりの勢いで雪は降り積もったと云うのだが、それでも今回は午後には解けてしまったと云う。
また、これも丹沢の山の関係者なのだが、「大倉尾根は南向きなので、湘南の風が吹き込んでくる。だから雪は高い山でも融け易いのだ。」と、この地域は車のナンバープレートばかりではなく、風まで湘南なのか。
その山の関係者は話を続けた。「だから、ビーサンで(丹沢に)来てもいいのだよ。」って。

本日のなんとか丹沢の雪道らしきところ 両方とも小草平の少々先