モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

スイートバイオレット(Sweet violet)・ニオイスミレの花

2008-03-28 08:28:37 | その他のハーブ
(写真)ニオイスミレの花


昨年11月から咲き始めたニオイスミレ。
冬場は日当たりがよいところで、春から夏は半日陰で肥沃で湿った土壌がよいが、
昨年の茎を整理しカットしてあげたら、気持ちよく成長した。

隣のビオラと競争するように、花穂を多数伸ばし咲き誇っている。

花の色は、淡くくすんだ青紫、葉は2㎝ぐらいのハート型で根から直接生え
素朴さ、原始的な印象がある。
ビオラと比べると見劣りがするが、
よく見るとニオイスミレの優れているところが浮き上がってくる。

見る人に、“個性”という重要なことを気づかせ、
自信と勇気を与えてくれる。

ギリシャ神話で、
ゼウスがイオという少女を愛し、これに感ずいた妻から隠すために、
イオを子牛に変身させた。
スミレは、この子牛イオの食べ物として創られたという。

隠した大事なもののためにスミレがあるということだろう。
自分では気づきにくい“個性”も隠された大事なものであり、
これを発見してくれるヒトにニオイスミレをあげるといいのだろう。

古来から、これは試されているようで
イギリスでは、スミレのことをハーツイーズ(heartsease)と呼ぶが、
別名ラブ・イン・アイドルネス(ほれ薬)ともいう。
ニオイスミレの薬効は、ほれ薬効果であり、
シェイクスピアの『夏の夜の夢』でもこれが使われている。
(これは、作品上のことですので念のために・・・・)

ただし、根は毒性があるそうなので、あげないほうがよいでしょう。

(写真)ニオイスミレとヴィオラの花


スイートバイオレット(Sweet violet)ニオイスミレ
・スミレ科スミレ属の多年草。
・学名は、ビオラ・オドラータ(Viola odorata) 。英名はスイートバイオレット(Sweet violet)。和名がニオイスミレ。
・原産地はヨーロッパ、アフリカ北部、アジア西部。
・花に香りがあり香料の原料として栽培される。
・耐寒性は強いが、耐暑性はあまり強くないので半日陰が良い。
・開花期は、11月~4月。花の色は、薄紫の花だが、赤紫、白、ピンクなどがある。
・草丈は10cm程度で横に広がる。
・土壌はやや湿り気で肥沃な土が良い。


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