モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ムラサキハナナ(紫花菜)の花

2008-03-27 09:30:03 | その他のハーブ

(写真)ムラサキハナナ


ウメとサクラの間をうめるのがムラサキハナナの紫。
この花は、1本だけ残して後は間引くと、際立つ美しさを主張し、
日本の春の情緒を作り出している。

しかし、ムラサキハナナは中国からの帰化植物で、
こぼれダネで増えるので庭から逃げ出し野生化するようだ。
繁殖力があるので、一面紫となる可能性がある。

菜の花の黄色、ムラサキハナナの紫。
日本の1級河川の土手が菜の花とムラサキハナナで埋められたりしたら
まるで、北海道の富良野のラベンダー畑に匹敵した景観が出来そうだ。

ムラサキハナナは、アブラナ科の野菜であり、
この科には大根・キャベツ・白菜・小松菜・ワサビなど日本の主要な野菜が属している。
アブラナ科は、花に特色があり花びらが4枚で十字架を形作る。

花が咲く前に食べてほしいということだろう。
と解釈し、おいしくいただきましょう。

蛇足になるが、ムラサキハナナをハナダイコンとも言うが、
ハナダイコンの学名は、Hesperis matronalisであり、ムラサキハナナとは別種となる。
ハナダイコンは、西ヨーロッパからシベリアまでが原産地で、中世ヨーロッパの庭園に欠かせない由緒ある花のようだ。

(写真)ムラサキハナナの十字架の花びら


ムラサキハナナ(Orychophragmus violaceus)
・アブラナ科ムラサキハナナ属の多年草。耐寒性は強いが耐暑性が弱いため、夏を越せないので1年草とする。
・学名はOrychophragmus violaceus。和名はたくさんありショカツサイ(諸葛菜)、
オオアラセイトウ、ハナダイコン(花大根)などがあるが、ハナダイコンは別種である。
・原産地は、中国北部・東北南部で、日本では半野生状になっている。
・開花期は、3~4月で紫色の4枚の花弁が十字架状に咲く。
・草丈は30cm程度で、日当たりの良いところ。
・肥料はあまり上げないでよい。



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