モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

イブニングプリムローズ(Evening primrose)の花

2008-09-22 07:55:37 | その他のハーブ

うかつにも
つい最近まで“メマツヨイグサ”“月見草”“イブニングプリムローズ”の関係が良くわかっていず、
メマツヨイグサ=月見草≠イブニングプリムローズとばかり思っていた。

正解は、メマツヨイグサ=イブニングプリムローズ≠月見草だった。

このイブニングプリムローズは、薬効があるのでハーブの仲間に入るが、
夕方に花が開き、陽が出るとお昼までにはしぼんでしまうので
月見草と呼ばれるオオマツヨイグサとは親戚になる。
しかし、大きくちがうのは、月見草の花の色が白で、めったにお目にかかれないことだ。

(写真)ブッシュの陰に咲いていたイブニングプリムローズ


イブニングプリムローズは、蛍とり、お月見などに行くと土手や路傍に咲いていたりする。
これは、散歩の途中で発見した。
日陰になっていたので、10時過ぎでも花開いていた。
そして、静かに呼吸をすると、スッキリとしたノーブルな香りがする。

野の雑草だが、
上品な黄色、ノーブルな香りは、高価な貴重品の花にも負けないものがある。


種子に有用な脂肪酸(ガンマリノレン酸Gamma Linolenic Acid)があり、再注目されているようであり、
そのうち菜の花畑のように一面イブニングプリムローズが咲き誇るようなことがあるだろう。

街興しのテーマにもなりそうだ。
夕方から朝早くというのも他にはなく良さそうだ。
“蛍とイブニングプリムローズの街”なんか懐かしい感じがする。

原産地の北米では、ネイティブは、根を茹でて食べるとか葉はサラダ風に食べたようだが、
ヨーロッパには17世紀に家畜特に豚の餌として導入された。
そこから、温暖な地帯に急速に広がっていき、今では世界で見かけることが出来るという。

1970年には、この植物に母親の母乳にあるガンマリノレン酸(Gamma Linolenic Acid)が
大量に含まれていることが発見され注目される植物となっているようだ。

菜の花畑のように一面この植物でうめられる街興しは、
美的価値による観光だけでなく、希少価値があるオイルが取れることにより経済価値も加わり実現可能性がましてきた。

(写真)イブニングプリムローズの花2


イブニングプリムローズ(Evening primrose)
・アカバナ科マツヨイグサ属の耐寒性がある2年草。
・学名は、Oenothera biennis。英名がイブニングプリムローズ(Evening primrose)、和名は、メマツヨイグサ。
・原産地は東部及び中央北部アメリカで、ニューファンドランドからテキサスに自生する。
・草丈1mで、道端、崖下、荒地など乾燥したところに生息する。
・開花期は、初夏から初秋で、5cm程度の大きな黄色い花を2年目に咲かせる。
・名前のとおりに夕方に開花し、朝陽とともに昼までにはしぼんでいく。
・根は大きく“ハムの根”とも呼ばれ、茹でてサラダ、シチューなどに使える。
・タネで殖やす(9~10月)。ただし繁殖力旺盛のようなので不要なものは早めに抜くと良い。また実をつけないように花柄を摘む。


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