山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥の細道・鳴子温泉(その3)

2013-06-21 | 街道歩き
山道(1)

ここから山道に入ります。


ヤグルマソウ(1)

ヤグルマソウが群生していました。
大きな葉っぱに似合わず、小さな花が咲きます。


ヤグルマソウ(2)

葉っぱが鯉のぼりの竿の先端につける矢車に似ているので、
この名前があります。
園芸種のヤグルマギクをこれと間違えるようですが、花も葉っぱも
まったく違う花です。


エンレイソウ

エンレイソウはもう花が終わって種ができていました。
ムラサキ色のガクが3枚あります。


山道(2)

かなり急な坂道を登ります。
ここは尿前坂(しとまえざか)と呼ばれ、167段の
階段になっています。
現地ガイドは長靴を履いてスタスタと歩いていました。


山道(3)

登ってきた道を振り返ってみました。
縮んでいた筋肉がだいぶ伸びたようです。


山道(4)

また、同じような坂道が現れました。
この坂は薬師坂で176段の階段になっています。
雨はかなり激しく降っていました。


休憩所

登りきったところに休憩所がありました。
ここで水分を補給しました。


標識

こんな標識が所々にありました。
距離が書いてあるので、歩く目安になりました。



熊注意

広い道路に出ました。
「熊注意」の看板がよく目立ちます。
この時期の東北は山菜採りで山に入り、熊と遭遇する
ことが多いそうです。


タニウツギ

別名:タウエバナとも呼んでいます。
田植えをする頃、咲く花といわれています。


ホウの花

かなり遠いところで咲いていました。
なかなかきれいな花です。


ミズキ

この花は遠くから見ると真っ白に雪が積もったように
見えます。
ここではたくさん咲いていました。


寄り道

少し寄り道をするようです。



案内板

この奥にお墓があります。



内山伊右衛門の墓

慶応4年(1868)4月22日、薩摩藩士・内山伊右衛門が官軍に
帰順した秋田藩へ弾薬輸送の途中、鍋越沢で仙台藩・荒井平之進ら
5名に暗殺されたそうです。
この墓は明治3年(1870)鹿児島から内山の子孫が訪れて
ここに建立したそうです。
(奥のほそ道・散策マップというパンフレットより抜粋)