山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

燕岳から槍ヶ岳(その20)

2012-10-04 | 北アルプス
夜明け前

翌朝の夜明け前、時間は午前4時40分です。
東の空が幾らか明るくなってきました。


槍ヶ岳

この日は昼までに新穂高温泉に降りたいので、
朝食を急遽弁当にして貰いました。
小屋の朝食は午前5時からです。
並んだ順番なので午前4時には既に長い列ができていました。

槍ヶ岳にヘッドライトが見えます。
この時間に登って頂上でご来光を拝むようです。
飛行機雲が縦に流れていました。
上空は風が強いようです。

富士山と南アルプス

かなり明るくなってきました。
左奥の山は常念岳です。
正面に八ヶ岳、その右に富士山、更に右に南アルプスの
山々が姿を見せてきました。



朝焼け

空がかなり明るくなってきました。
まもなく太陽が顔を出すようです。


ご来光

ご来光です。
時間は午前5時15分でした。
まさに手を合わせたくなる瞬間です。

笠ヶ岳(1)

反対側の笠ヶ岳も少し赤くなってきました。
ここで出発です。
これから先は笠ヶ岳が同行してくれるようです。


飛騨乗越

飛騨乗越(ひだのっこし)という分岐です。
太陽がすっかり顔を出しました。
ここから飛騨沢を新穂高に向かって下ります。


西鎌尾根と双六

右手に西鎌尾根が続いています。
この尾根をたどって行けば、双六岳から笠ヶ岳まで
歩くことができます。

昨年は雨の中を歩き、双六小屋で笠ヶ岳を断念して
鏡平に降りました。
その時のようすが思い出されました。


笠ヶ岳(2)

双六岳から分岐して笠ヶ岳に向かう尾根です。
この尾根も素晴らしい展望が楽しめるコースです。


笠ヶ岳(3)

笠ヶ岳をズーミングしてみました。
鞍部に赤い屋根の笠ヶ岳山荘が見えます。
昔、裏銀座を歩いてこの小屋に泊まり、笠新道を降りたことが
あります。
笠新道も北アルプスの三大急登に数えられるようです。


ガレた登山道

飛騨乗越からだいぶ降りて振り返ってみました。
かなりガレている登山道です。
登山道はジグザグに刻まれていました。
落石と浮石に注意したいところです。


モミジカラマツ

葉っぱがモミジの葉に似ていて、花がカラマツの葉に
似ています。
群生する花ですが、ここではポツンと咲いていました。



分岐

ここは千丈沢乗越との分岐です。
矢印通りに登れば西鎌尾根にでることができます。
約1時間歩いたので、ここで朝食にしました。
宿の弁当は竹の皮に包んだ「五目おこわ」でした。


オオレイジンソウ

近くに咲いていました。
四国で見たレイジンソウは赤い色をしていました。
オオレイジンソウはこのようにクリーム色をしています。


焼岳と乗鞍岳

焼岳とその奥に乗鞍がよく見えます。
焼岳の下には上高地が広がっています。



キヌガサソウ

キヌガサソウが群生していました。
このルートを歩くのは今回が2回目です。
以前歩いた時にもこの花がたくさん咲いていて
印象に残っています。


サラシナショウマ

まるでブラシのような花です。
アサギマダラが大好きなようで、よく止まっているのを
見かけます。
若菜は食用になるそうです。


※今日はこれから「奥日光」に出かけます。

寒くなったので、紅葉が楽しめるかも知れません。