山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

大菩薩峠・小金沢連嶺(その8)

2012-07-18 | 山梨の山
※昨日、梅雨が明けました。
いよいよ夏本番です。

黒岳の頂上

黒岳の頂上に着きました。
標高1987mです。
介山荘を出発して4時間20分の歩きでした。
ここもかなり広い頂上です。
残念ながら展望はありませんでした。


登山道(1)

静かな登山道です。
しばらくは樹林帯が続きます。



シダの群生

みごとなシダの群生です。
「やまなしの森林100選」に選ばれている
広葉樹林帯です。


ガス

樹林帯を抜けると展望が開けてきました。
ガスが沸いています。
ここを右にトラバースします。


ヤマツツジ

ヤマツツジがきれいでした。
今年は遅くまで楽しむことができました。


急な下り

大きく下っています。
足元がかなり不安定でした。


ベニバナツクバネウツギ

登山道から少し離れたところに咲いていました。
ツクバネウツギは白い花ですが、これは鮮やかな色を
していました。
前を歩いている仲間は気がつかなかったようです。
この花にはなかなか出会う機会がありません。
何年ぶりかの出会いでした。


登山道(2)

大きくザレたところです。
ここは危険なので、左側に巻き道がついて
いました。

大蔵高丸

遠くにどっしりとした山がみえます。
大蔵高丸です。
このあたりには「丸」という名前の山が幾つか
あります。
昔、渡来人が住んでいたようです。
あちらでは「高い山」を「丸」と呼ぶそうです。


湯ノ沢峠

湯ノ沢峠に到着です。
標高1640mの峠です。
小屋をでてから5時間30分でした。
ここには以前きたことがあります。
大きな標識が立っていましたが、現在は倒れていました。


サンリンソウ(1)

以前きた時にもこの花が咲いていました。
実は今回もここで出会えるのではないかと
密かに期待していました。


サンリンソウ(2)

花びらにみえるのはガク片です。
通常は5枚ですが、6~7枚の花もあります。
1本の茎に3本花が咲くのが多いのでこの名前が
ついています。
イチリンソウ・ニリンソウはもっと標高が低いところで
見ることができます。
いずれも春の妖精(スプリング・エフェメラル)と呼ばれて
いる花達です。


ニガイチゴ

木イチゴの仲間です。
種を噛むと苦いのでこのような名前がついています。


クリンソウ

沢などの少し湿ったところが好きなようです。
介山荘ではまだ蕾でしたが、ここではきれいに
咲いていました。
標高が少し低くなるだけで花の開花も違ってくる
ようです。
もう少し歩きます。