彦四郎の中国生活

中国滞在記

中国に来て、19日間が経過した➊—中国生活対応スマホ設定の苦労、コロナに初めて感染の苦労、その他いろいろな苦労の日々が続いた

2023-04-16 22:15:01 | 滞在記

 3月29日(水)午後3時30分発の中国廈門(アモイ)航空便で、日本の成田空港から中国・福州の長楽空港に4時間余りで到着した。中国に渡航するためには、航空便出発時刻の48時間以内に新型コロナウイルスのPCR検査を受けて、陰性証明が必要だった。京都市内で27日(月)の午後6時にPCR検査を受け、翌日28日(火)の午後6時に検査結果用紙を受け取りに行った。結果は陰性だった。私は2020年から始まったコロナパンデミック感染のこの3年間、コロナに感染したことが1度もなかった。   

  この日、28日の午後7時、PCR検査を受けたクリニック近くのJR京都駅の3階喫茶店で、現在大阪大学大学院博士課程に在学している留学生の任天楽君(閩江大学卒業生)に会い、PCR検査の結果証明を、中国政府指定の様式でスマホに入れてもらったり、中国で30日間だけ使用できるスマホのSIMカードを受け取ったりした。この日、結局、任君にはその後、自宅まで来てもらって、それらの様々な作業をしてもらうこととなった。午後10時頃、任君は、私の自宅から帰って行った。

 3時間余りの睡眠をとって、翌朝の2時に起きて、中国渡航のための荷物作りを始め、午前5時に自宅を出て、妻にJR京都駅まで車で送ってもらい、午前6時過ぎに京都駅に着いた。そして、午前7時過ぎ発の新幹線で東京駅に向かった。そして、東京駅からJRの成田エクスプレス列車で成田空港へ。午前11時頃に成田空港に到着。午後12時過ぎから始まったチケットカウンター搭乗手続き(私が乗る飛行機便)にはたくさんの中国人が列をなして並んでいた。ほぼ定時に飛行機は飛び立ち(満席)、4時間余りで福州の空港に着いた(中国時間午後7時頃)。

 到着してからが大変だった。数人の日本人が同じ飛行機に搭乗していたのだが、入国審査、入国手続きや諸検(指紋採取など)に私たち日本人はなんと2時間余りを要することとなったのだ。3年前の入国状況と比べると5倍余りの入国審査・検査の時間となった。とても外国人の入国が厳しくなっているのを感じた。

 中国時間午後9時半過ぎの空港バスで福州市内に向かう。1時間余りで市内中心部にバスは到着、タクシーを呼びとめて、アパートに向かった。そして、ようやく、午後11時過ぎにアパートに着いた。3年ぶりのアパート‥。電気は着くか、水は出るか、トイレは使えるか‥。不安な面持ちで部屋に入った。電気が点いた、水が出た、トイレも使える‥。ほっと、胸をなでおろした‥。他の人が、この3年間の間に部屋を使った形跡もなかった。

 荷物を部屋に置き、懐かしいベットにすぐに入り、疲れ切った一日の体を休めて、ぐっすりと眠った。長い長い一日だった。とにかく、アパートに無事に到着できた3月29日の長い一日‥。70歳になっている私の、新たな(再びの)中国生活の始まりだった。

■任さんがAmazonのネット販売で購入してくれた「中国国内で30日間だけ使えるスマホのSIM(シム)カード(2800円)」をスマホに入れ替えると、中国国内での通信はできるのだが、スマホでの様々な支払いはできない。このため、空港からのバスやタクシーは全て中国元の現金払いでなんとかしのいだ。中国では、買い物や、さまざまなものの決済は、ほぼスマホ使用での支払いが常識となっている世界だ。