彦四郎の中国生活

中国滞在記

北京の3日間①―北京の街と「中国各地の大学教員交流会」

2015-03-23 10:51:31 | 滞在記

 3月14日(土)から16日(月)の3日間、北京に行った。毎年この時期に開催される、「中国各地の大学に勤める日本人教員の教育実践・経験交流会」に、昨年度に引き続き出席するためだ。3月14日(土)、午前10時発の「福州➡北京」(厦門:アモイ航空)に乗った。席に置かれている厦門航空の季節本の裏表紙を見ると、「桜の時期の日本観光」が大きく描かれていた。3月下旬から4月も、中国からの観光客が多く日本を訪れるだろうなと思った。2時間半ほどで北京第二空港ターミナルに着いた。
 北京の地下鉄に乗って、北京の中心部に向かう。北京は、福州のように常緑樹が少なく、木々は落葉しているままだった。

 地下鉄を乗り換えて、「王府井(ワンフージン)」に行った。北京で最も大きな「王府井書店(東華書店)」に行くためだ。書店でいろいろな本を見た。5階の外国の本のコーナーに行くと、日本の本は多く置かれていた。「東野圭吾」や「村上春樹」、「渡辺淳一」の本などはコーナーとして陳列されていた。また。日本文学もかなり充実している。日本語学習に関する書籍は、英語についで多い。

 書店を出てから、タバコが吸いたくなった。飛行機に乗るのにライターは持ち込めないのでライターがない。道行く人にライターを使わせてもらい、タバコを何本か吸いながら天安門に向かって歩く。「北京飯店」などの国家一流のホテルや北京市政府の建物などが立ち並ぶ。「故宮(紫禁城)」のある「天安門」に向かう。天安門近くの公園には、ダンスを踊る人達やくつろぐ人々、水筆で文字を書く人など-----。紅い塀の続く道を歩き天安門に近づくにつれ、警備の警官が多くなる。荷物を検査されながら、天安門が見える場所に到着した。


 天安門から大きな道路の南側に「中国人民大会堂」や「天安門広場」がある。おりしも、第十二回全国人民会議(第3次)が開催されていた。警備が厳重なはずだ。この周辺の見学をもう少ししたかったが、「交流会・宿泊」の場所にあるホテルの受付時刻がせまってきたので、地下鉄を乗り継いで、ホテル方面に向かった。

 午後6時の受付終了時刻の少し前にホテルに到着。近くの公園では、欧米系の人達が太極拳の講習を受けていた。このホテルは「中国外家専ホテル」という名前で、外国人が多く宿泊する。部屋に入って窓から外を見ると、中度に汚染している空と渋滞してしている車の車列が続いていた。久しぶりに会う教員たちとホテルのレストランで夕食。部屋に戻ってからも深夜まで、飲みながら苦楽のいろいろな話をした。

 15日(日)は、一日中「実践・経験交流会」が行われた。主催は、中国政府側「中国外家専科局」と日本側「日中技能交流センター」である。参加者は20人ほど。今年の討論の中心は、「大学の日本語学科の学生の学習意欲を高めるための、卒業後の就職・大学院進学への環境づくり」などとなった。私もかなりの回数、発言させてもらった。

 夕方から、「晩餐会」。中国国家外家専科局のメンバーも多く参加した。中国の晩餐会の料理は、食べきれないほどの料理が出される。この夜も、晩餐会終了後に部屋に集まり、飲みながらしゃべりあった。

 翌日の16日(月)、ホテルで朝食をとりながら、仲間たちと「再見」の挨拶を交わしあった。再び会えるのは今度はいつになるだろうか。
 午後の4時10分の飛行機出発まで、北京の「三大学」に行くためにホテルを出発し、近くの地下鉄駅に向かう。途中、北京オリンピックスタジアム「鳥の巣」が見えた。連凧が上がっていたので、土産に一つ買った。午前9時半、太陽がかなり高く上っていたが、中度空気汚染のためボワーと太陽が見えた。