Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ゼロ・グラビティ(ネタバレ注意)

2014-01-11 13:19:42 | 映画
2014年も始まってしまいました(笑)。年末から年始にかけて観た映画について、これから書いていこうと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今回はゼロ・グラビティについて。





予告編を観たときから、絶対みたいと思っておりました。僕の好きなジョージクル―二―が出てるし、おなじみ女優のサンドラブロックも出てるし(というか、この二人しか出てないし)。監督は天国の口、終りの楽園のアルフォンソ・キュアロンということで、観ないわけないでしょう、ということで、観に行ってきました。


ここで内容を・・・



地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。



と書いてあります(笑)。



で、何がすごいって、その映像です。僕はIMAX3Dで観たのですが、本当に自分が宇宙にいるかのような感覚にさせられるのと、「どうやって撮っているのだろう」と思う場面がたくさんでした。後になってわかったのですが、すべてCGなんだそうです。背景も宇宙服も(これ、すごいと思いました)。宇宙服の顔にかかる透明な部分もそうだというから驚きです。でもそんなことわかっていたとしても、映画が始まってしまえば、関係ありません。とにかくその世界に身をゆだねて、サンドラブロック扮するストーン博士の生還を見守ることに真剣になってしまうのですから。

ジョージクルーニーが、とても良い演技で、ますます好きになりましたねぇ(笑)。僕はゲイですが、若い人よりおじさんが好きみたいですね。





サンドラブロックがとても、うまいのもこの映画の魅力だと思います。あんまり美人じゃないところが、かえって宇宙に行く科学者という役に、ぴったりです。ニコールキッドマンじゃ、ダメでしょうね(笑)。

ぜったい、これは3Dで観たほうが良いと思います。そのための映画という感じがします。時間も短いので、緊張感をもって、最後まで見ることができます。

観終わって、人間は誰しも後悔してしまうことを抱えて生きているんだなと感じました。だからこそ、生きるということにしがみつけるというか、生きる意味が出るというか。そんな気持ちになりました。

映画館の大きなスクリーンでご覧になってください。

ここからはネタバレですから、絶対にご覧になっていない方は読まないでくださいね。



















ストーン博士が最初の事故にあう理由というのが、ロシアの衛星をいらなくなったから、自国で爆破したことがきっかけで、その破片が飛んでくるというなんとも人為的なことだというのが、驚きでした。で、それが軌道上にある衛星たちを巻き込んでくるから、どんどん破片が大きくなっていくというのも、当然なのですが、空気のない宇宙ではこれが一定の間隔ですごいスピードでくることになりますよね。これがタイムリミットをうんで、緊迫感がでる演出です。

そして、ストーン博士が飛ばされたあと、コワルスキーが助けにきます。そして、二人は国際宇宙ステーション(ISS)に向かうわけですが、ここでストーン博士の酸素が少なくなるという緊迫感と緊張をほぐそうといろいろな話をするコワルスキーが良いんですよ(笑)。

そして、ISSの近くに到着するのですが、コワルスキーは飛ばされて、ISSに到達することが不可能となり、自ら死を選ぶのです。ストーン博士は助けに行くといったのですが。

で、ISSに入ったストーン博士。ここから脱出ポッドを切り離したいのですが、開いてしまったパラシュートのひもがからまって、うまくいkなかない、そこへまたもや破片の嵐。この映像もすごかった。

なんとか、切り離しを成功させて、今度は中国の宇宙ステーションに向かいます。そこから、地球に帰るという案をコワルスキーが言っていたので。

中国のステーションに行ったのですが、ここからうまく地球に変える手段が見つからなくなり、ついには自ら酸素をすくなくしていって、自殺を考えるストーン博士。

ですが、ここでなぜか外からコワルスキーが中に入ってくるんです。そして、「何とか助かった」って言うんですよね。そして、逆噴射の装置を利用して、推進力を得ようと提案するんです。でも、これはストーン博士の幻。死を決断していた彼女に再び、地球帰還の気持ちを強くさせます。

なかなかうまい演出だと思いました。ここのジョージクルーニーがかっこいいですよ(笑)。


そして、大気圏突入、ボロボロになりながらも地球に帰還できたストーン博士。

娘の死の話をコワルスキーとしていて、それが彼女の生きる力になっていったんだと思いました。

コワルスキーのすごくおもしろい話。結末をしりたかったのですが、それは映画の中のストーン博士も同じで(笑)。

おもしろくないと思う方もいるかもしれませんが、僕はすごく楽しめたし、考えさせられたし、何と言ってもその映像に魅了された映画でした。

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