水や火に制限あってもおいしく 京都、災害時の非常食学ぶ

2017-07-27 17:39:39 | 災 disaster
 災害時の非常食の作り方を学ぶ教室が23日、京都府向日市上植野町の西向日コミュニティセンターであった。兵庫県三木市の中学校教諭で災害時の食を研究している小林裕子さん(52)を講師に招き、小中学生や保護者ら約40人が、水や火の使用が制限される中でもおいしく食べられる料理作りに挑んだ。

 小林さんは、2015年4月から兵庫県の制度を利用して大学院に通い、卒業した今春以降、講師として各地に出向いている。今回は西向日地区社会福祉協議会が企画、実施した。

 参加者は、耐熱性ポリ袋を使った炊飯とツナカレー作りを体験した。コメと水、食べごろに刻んだ野菜とカレーのルーを袋に入れて密封し、カセットコンロで沸かした鍋の湯で20分ほど加熱。カレーをご飯に掛けて試食し、西村健君(8)=向陽小3年=は「ご飯はしっかり炊けているし、おいしい」と話していた。

 小林さんは、野菜が少なく栄養バランスが悪いなど、被災地の食糧事情を解説。根菜類や缶詰など常温で保存できる食材を日頃から多めに確保し、日常生活で食べながら災害に備えるよう呼び掛けた。

【 2017年07月24日 11時07分 】


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