公園整備、憩いの場創出 京都・長岡京の阪急西山天王山駅周辺

2014-07-31 16:15:31 | 創 creation

 京都府長岡京市が阪急西山天王山駅(同市友岡)周辺の整備を進めている。同駅東側の同市調子で「調子馬ノ池公園」の一部供用を開始した。また、本 年度中に同市下海印寺の京都第二外環状道路(にそと)の高架下にも公園を設置する予定で、西山天王山駅開業、にそと開通を生かした市民の憩いの場創出に力 を入れている。

 調子馬ノ池公園は同駅と調子八角交差点の東側に設置した。園内には友好都市の中国・寧波市から贈られた馬の銅像が立つ。総面積約3400平方メートルで3つのゾーンからなり、今回は馬ノ池ゾーン約1200平方メートルが完成。今後、広場とシンボル両ゾーン整備も進める。

 馬ノ池ゾーンには、市の給水開始50周年を記念して、地下水100%の水道水がくめる「馬ノ池の水」を設けた。名称は、小倉神社の祭礼の際、調子八角にあった池で稚児を乗せる馬を洗ったという言い伝えにちなんだ。設置には長岡京水資源対策基金から資金援助を受けた。

 地下水100%の水道水供給施設は、勝竜寺城公園内の「ガラシャおもかげの水」、西山天王山駅東口の「秀吉大返し力水」に続き3カ所目となり、水飲み場も設けている。

 このほか調子馬ノ池公園には、小倉神社から移した馬ノ池記念碑をはじめベンチ3基や池、西国街道の説明板などを設置した。イロハモミジやヤマザクラ、ヒメモウソウチクなども植えた。

 一方、同市下海印寺の長岡第四中近くに整備する公園は運動が楽しめる施設にする。ゲートボール場や多目的グラウンド、多目的広場などを設け、子ども用の遊具も置く予定。緑に親しんでもらうため修景ゾーンも整えて泉を再現する。

  また市は、同市奥海印寺でも西代(にしんだい)公園を整備中だ。「西山山麓」や「ふれあい」、「防災」の各拠点ゾーンを設ける計画で、西山の植生を再現す るほか、児童の自然学習や災害時の避難所などに活用できるようにする。小泉川近くにはホタルを養殖する池を先行して設けた。本年度は造成や給排水、電気、 下水道などの設備を整備し、来年度末までの完成を目指す。

【 2014年07月28日 12時04分 】



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