京都府向日市が2011年度から続けていた西国街道の舗装工事完了に伴い、街道のそばにあった江戸時代の常夜灯が京都向日町競輪場近くの府道交差点(同市寺戸町)に移設された。細道にひっそりと立っていたが、街道を歩く観光客らの目を引く配置となった。
西国街道では、旧街道の歴史的な風情を生かして市が石畳風の舗装を施し、今年3月末までに、阪急東向日駅以西の府道域を除いた全長約1・4キロで工事が済んだ。
常夜灯は、火伏せの信仰を集める愛宕神社(京都市右京区)への道しるべ「愛宕灯籠」(高さ約2メートル)。向日市内に24基あるうちの一つで1776年建立とされる。以前は交差点から約30メートル離れ、細道に入った場所にあったために目立たず、近年は明かりがともることもなかったという。市が移設し、今後は電灯をつける。
近くに住む西村克美さん(70)は「目立つようになって、多くの人に歴史の名残を感じてもらえたら」と話した。
【 2017年04月13日 11時00分 】
西国街道では、旧街道の歴史的な風情を生かして市が石畳風の舗装を施し、今年3月末までに、阪急東向日駅以西の府道域を除いた全長約1・4キロで工事が済んだ。
常夜灯は、火伏せの信仰を集める愛宕神社(京都市右京区)への道しるべ「愛宕灯籠」(高さ約2メートル)。向日市内に24基あるうちの一つで1776年建立とされる。以前は交差点から約30メートル離れ、細道に入った場所にあったために目立たず、近年は明かりがともることもなかったという。市が移設し、今後は電灯をつける。
近くに住む西村克美さん(70)は「目立つようになって、多くの人に歴史の名残を感じてもらえたら」と話した。
【 2017年04月13日 11時00分 】
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