阪急「西山天王山」駅が開業 長岡京で記念式典

2013-12-23 16:41:49 | イベント
 阪急京都線の新駅「西山天王山駅」が21日、京都縦貫自動車道との交差部にあたる京都府長岡京市友岡に開業した。駅前でセレモニーが催され、関係者が門出を祝った。駅と直結した京都縦貫道には高速バスが乗り入れ、京阪淀駅(京都市伏見区)と結ぶ路線バスも運行を始めた。府内各地の名産品も販売され、多くの人でにぎわった。

 同市天神の市立中央公民館で開かれた記念式典では、京都府の山田啓二知事が「新しい形での公共交通のあり方を問える施設だ」とあいさつ。小田豊市長は「市にとって80年ぶりの駅。広域的な人や物、文化の交流活発化に期待したい」と述べた。阪急電鉄の角和夫社長は「高速道路と鉄道の結節点として他に類を見ない駅ができた」と喜びを語った。

 東口駅前広場でのセレモニーには宝塚歌劇団の鳳真由さんと華雅りりかさんも駆けつけ、くす玉を割って祝賀ムードを盛り上げた。

 駅には午前5時から電車が乗り入れ、乗降客が格子窓や吹き抜けを設けた真新しい駅舎に目を細めた。駅前ロータリーには新規開設された京阪淀駅行きなどの路線バスが発着。京都縦貫道の高速バス停と結ぶエレベーター施設には利用者だけでなく見物も相次いだ。

 駅前の交差点から国道171号までを結ぶ府道大山崎大枝線も同時に開通し、通り初めイベントが行われた。

 駅の東西には市内の観光名所を紹介する端末が設置され、訪れた人たちがさっそく操作する姿が見られた。駅東口で開かれた物産展には、京都縦貫道を通じて結ばれる亀岡市や宮津市、舞鶴市などの土産物が並び、人気を集めていた。

【 2013年12月22日 10時37分 】



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