市民体育館に太陽光発電設備 京都・向日、避難時の電力確保

2014-08-27 20:32:12 | 創 creation

 京都府向日市は、災害時の避難所になっている市民体育館(同市森本町)に、太陽光発電設備と蓄電池を設置した。停電時に夜間照明や携帯電話の充電ができる電力を確保し、避難が長期化しても安心して市民が過ごせるようにする。

 市民体育館は最大2700人の避難が計画されており、市内にある避難所64カ所の中で最大規模となる。災害時にはこの避難所に多くの人が訪れ、場合によっては長期的な生活を余儀なくされる。

 東日本大震災のような大規模災害でライフラインが切断されれば、夜間照明が使用できなくなるうえ、携帯電話の電池切れで避難者が家族らと連絡が取れなくなるなど懸念があった。

  今月21日、市民体育館の敷地内に太陽光パネル42枚と蓄電池設備を設置した。蓄電池の容量は16・9キロワットで、天候不良が続いても5日間は消費電力 をまかなえる。夜間照明のほか、日中の携帯電話充電器20台分とテレビ1台分の電力使用などを想定している。市防災安全課は「避難所生活における不安を少 しでも取り除きたい」としている。

【 2014年08月27日 12時32分 】



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