「男がする介護」、長岡京で連続講座

2010-09-26 13:16:38 | 会 party
「地域の介護力UP!」と題した連続講座が25日、京都府長岡京市天神の市立中央公民館で始まった。初回は立命館大の齋藤真緒准教授が「他人(ひと)ごとではない!男がする介護」をテーマに講演。仕事との両立や家族への複雑な心情などを考慮した支援の必要性を強調した。

 高齢期を心豊かに過ごせる地域づくりを目指し、公民館と市民団体「地域で介護を考える会」が企画。市民約30人が参加した。

 産業社会学部で家族社会学を専門とする齋藤教授は、過去10年に起きた介護を苦とした殺人や心中のうち、男性の加害者が7割に上ると指摘。「仕事との両立の困難や不慣れな家事、地域住民との付き合いの乏しさが要因」と語った。

 男性は責任感が強く、仕事と同じ気持ちで介護に携わる傾向があるとして「しんどさを表に出さない人が多いが、介護は競争ではない。介護側の男性がSOSを発しやすい環境づくりが大切」と話した。

【 2010年09月26日 11時16分 】京都新聞



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