月影に笛の音流れ秋の風 大山崎で名月鑑賞会

2010-09-26 13:23:52 | 祭 carnival
コンサートやライトアップで秋の夜長を楽しむ「第21回仲秋の名月鑑賞会」が25日夜、京都府大山崎町大山崎の企業研修施設「山崎光の郷(さと)」で開かれた。灯籠(とうろう)が煌々(こうこう)と闇を照らす中、訪れた町民たちは、竹笛や管楽器の演奏が醸し出す幻想的なムードを満喫した。

 町教委と町文化協会が毎年この時期に企画している恒例行事。

 冒頭に屋外の能舞台で行われた「新星コンサート」には、大阪音楽大の男子学生3人が甚平を着て登場。ホルンとトロンボーン、ピアノで「いい日旅立ち」「上を向いて歩こう」など7曲を奏でた。

 屋内ホールであったメーンコンサートでは、笛演奏家のきしもとタローさんら3人が出演した。きしもとさんは南米の山岳地帯アンデスに伝わる竹笛「ケーナ」を巧みに操り、「コンドルは飛んでゆく」「深紅のバラ」「アルフォンシーナと海」など古今の名曲12曲を叙情たっぷりに吹きあげた。

 この日は好天に恵まれて月が映え、涼しい夜風も吹いた。来場した約300人は、竹灯籠のほか、趣向を凝らしたユニークな手作りランプが彩る風雅な演奏会を堪能していた。

【 2010年09月26日 11時11分 】 京都新聞



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