京都府長岡京市は10日、災害時の危機管理をテーマにした職員研修を同市役所で開いた。昨年8月14日の京都府南部豪雨で大きな被害を受けた宇治市の職員が当時の状況や対応の課題について説明し、出席した職員が真剣な表情で聞き入った。
防災対策の強化と危機管理に対する意識向上を図る目的で開き、約80人が参加した。
講師は宇治市危機管理課の福井康晴課長が務めた。まず当時の被害について、同市で累計雨量311ミリを記録し、河川の決壊や土砂崩れで家屋200戸が全半壊、2人が亡くなったことを説明した。
初期の課題では災害対策本部のレイアウトや情報共有の方法がマニュアル通りでなかったこと、道路や交通機関の不通で職員の参集に時間がかかったことを挙げ、「職員が初期対応で何をすべきか共通理解する必要があった。非常時の移動手段も考えておくべきだった」と振り返った。
災害対応の長期化で通常業務に支障が出たことや、災害救助法の適用に際して市民への対応で混乱が生じたことも明らかにした。
最後に「災害時は職員全員が一丸になって対応する土壌づくりが大事。地域防災計画も全員が熟知しておくべきだ。基本を知らなくては応用がきかない」とアドバイスした。
【 2013年09月11日 11時14分 】
防災対策の強化と危機管理に対する意識向上を図る目的で開き、約80人が参加した。
講師は宇治市危機管理課の福井康晴課長が務めた。まず当時の被害について、同市で累計雨量311ミリを記録し、河川の決壊や土砂崩れで家屋200戸が全半壊、2人が亡くなったことを説明した。
初期の課題では災害対策本部のレイアウトや情報共有の方法がマニュアル通りでなかったこと、道路や交通機関の不通で職員の参集に時間がかかったことを挙げ、「職員が初期対応で何をすべきか共通理解する必要があった。非常時の移動手段も考えておくべきだった」と振り返った。
災害対応の長期化で通常業務に支障が出たことや、災害救助法の適用に際して市民への対応で混乱が生じたことも明らかにした。
最後に「災害時は職員全員が一丸になって対応する土壌づくりが大事。地域防災計画も全員が熟知しておくべきだ。基本を知らなくては応用がきかない」とアドバイスした。
【 2013年09月11日 11時14分 】
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