呑龍トンネル南幹線起工 京都府の防災貯水施設

2014-07-26 14:27:00 | 水 water

 京都府の貯水施設「いろは呑龍(どんりゅう)トンネル」南幹線の起工式が22日、長岡京市勝竜寺の洛西浄化センターであった。桂川右岸の浸水被害軽減に向け、関係者が防災施設の安全な工事を願った。

 呑龍トンネルは向日市と長岡京市、京都市西京区・南区にまたがる桂川右岸の雨水対策事業。北幹線(延長約4・9キロ)は2011年度に完成している。

 南幹線は、呑龍トンネル乙訓ポンプ場(向日市鶏冠井町)~洛西浄化センターの約4・3キロで、雨水を取り込む地域を長岡京市にまで拡大する。

 貯留量は8万2750立方メートル。同センターに呑龍ポンプ場を設けて桂川へ常時放流できるようにする。20年度の一部供用開始と23年度の完成を目指しており、事業費は約200億円。

 起工式には府議や地元市議、行政関係者らが出席した。山田啓二知事は「呑龍ポンプ場から桂川に放流することで北幹線の本来の機能も発揮され、防災面での効果は大きい。桂川の改修と相まって、桂川右岸地域に大きな安心をもたらす」と式辞を述べた。

 その後、山田知事や地元の小田豊長岡京市長、久嶋務向日市長らが盛り土にくわ入れをして工事の安全を祈った。

【 2014年07月23日 12時39分 】



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