緑と霧のシャワーで熱中症対策 神足小

2010-09-15 14:32:53 | 水 water
厳しい残暑が続く中、京都府長岡京市神足の神足小で、ゴーヤーやヘチマで覆われた校庭のグリーントンネルに、手作りのミストシャワー装置が設置された。運動会の練習や遊び時間にグラウンドを駆け回った児童たちが、トンネルをくぐって霧状のシャワーを浴び、火照った体を冷ましている。

 同小では昨年から、環境学習の一環で緑のカーテン育成に取り組んでいる。5月にはグラウンド脇の通路で、地域住民や保護者が地元で切り出した竹と、ネットや金網などを組み合わせ全長26メートル、高さ5メートルのトンネルを設置した。

 その後、4年生を中心に、子どもたちが、ゴーヤーなど5種類の植物を地面やプランターに植え、理科の授業などで観察を続けてきた。7月下旬に、つるや葉で覆われたグリーントンネルが完成した。

 ミストシャワーの設置は、25日の運動会に向け、校庭での練習が続くこともあり、熱中症対策の一環として教員らが発案した。水道の蛇口からゴムホースをグリーントンネルの天井まで伸ばし、ホースの先を結んで水圧を高める一方、小さな穴を開けた。

 晴天の日は朝から給水。ヘチマやヒョウタンの実がぶら下がる天井付近から、水が霧状になって降り注ぐ。児童たちは体育授業の後や遊び時間にトンネルをくぐり、「気持ちいい」と笑顔を見せている。12日に同小で開かれた地元自治会の運動会でも利用され、参加者が効果を体感した。

 岡花秀樹校長は「運動会に向け、各学校とも暑さ対策に苦労している。水量もそれほど多くなく、費用面も大丈夫。太陽の照り具合によっては虹も見られ、地域の方や保護者も楽しめる場所になっている」と話す。

【 2010年09月15日 10時21分 】 京都新聞

【霧のシャワーでお庭をクールダウン】 クールミストシャワー
クリエーター情報なし
タカショー


最新の画像もっと見る

コメントを投稿