久しぶりの鉱物ショーとレポでも。
このブログに鉱物の話を書いていたかな?と見直してみたら、「第14回東京ミネラルショー」(12年前…)を書いていたので、書いてみる。
(携帯からの投稿なので、写真が大きいです)
☆☆☆
私は鉱物と化石も好きだ。
コレクションは少ないけど、先日、鉱物を入れるケースがなくなった。
ネットショップもいいけど、やはり、実際に見ることができてまとめ買いできるショーはいい。
というわけで、1年ぶりに池袋の東京ミネラルショーへ!
会場は相変わらずのカオスだった。
岩塩を売っているお店では、原石状態からキャンドル、各種料理用の塩まで色々な状態のものが売られてる。
隕石のお店では、月や火星の石(?)があった。
海外の化石業者さんに、5000円くらいからの、値段の割にとてもきれいで形も楽しい化石を扱っている所があった。
お香の匂いのする店もあった。
ルースもアクセサリーもある。
コロンビアの緑と桜色の蛍石、ツァボライト、スイスのピンク蛍石を良く見た。
私が鉱物に熱中していた数年前は、スペインの透明蛍石や、ハーキマーダイヤモンド、ロシアの透明蛍石を良く見た気がするけど、今はその時ほどには見かけない。
(透明系が好きなので、目についていただけかも)
ベニト石は、相変わらずあまり見かけず、ツァボライトをよく見た。
ケースやミネラルタックを扱うお店は、3階の第2会場にある。
2階を一通り見て、随分前に伺ったお店の方に挨拶されてびっくりしながら(必要とはいえ、お店の方たちの記憶力は凄い)、ケースのお店に向かう。
目当てのケースとミネラルタックを買い、第2会場を一回り。
目を引いたのは、扱う石が殆ど蛍石というお店。
産地が色々あり、「こんなのも手に入るようになったんだなあ」としみじみした。
スイスのピンク蛍石や、フランスの青色蛍石はかつては殆ど見なかったと思う。
(実際に目で見て買いたくて、ショーでよく探していた)
だけど、この店でも扱っているのは勿論、他のお店でも結構見かけた。
あと、ライトのせいだけでなく、美麗な結晶を多く扱うお店が増えたと感じた。
会場を回っているうちに、うっかりナミビアの蛍石を買ってしまった。
全体が紫や白っぽい蛍石に薄く覆われて、不透明なすりガラス状態だけど、一部だけクリアになっていて、そこから石の中が覗ける。

(産地はナミビア)
会場を回って気になった標本をいくつか頭に止めて、会場を離れた。
何故買わなかったかというと、それらが化石ではなかったことと、値段が予算オーバー気味だったから。
もう一度見てから考えようと、再度ショーに行った。
標本はあったけど、お店の方は接客中。
しばらく待ったけど、話が盛り上がっていて時間がかかりそうなので、お金をおろしにいくことにした。
(お店によっては、現金しか使えない所があるため)
銀行から戻ると、お店の方は別の方を接客中。
やはり長くなりそうだったので、他のお店を見ることにした。
見ているだけでも楽しい。
ある店で、ブラジル産のオパールが目に止まった。
ブラジル産のオパールは、初めて見た。
白系の綺麗なオパール。
手に取り、買おうか悩んで標本を戻した所で、店主さんに「オパールがお好きですか?」と話しかけられた。
私「オパールも好きですが、オパール化した化石が好きです(鉱物化した化石なら、オパールに限らず好きだけど)」
店「それでは、こんなのがありますよ」
差し出されたのは、2個の木の化石。
木の肌もきれいに残った、木の化石としかいいようのない外見。
すると、
店「この化石は1つなんです」
と、2個の化石を組み合わせて、パズルのように1つの化石にした。
そして、「どちらの化石もきれいにオパール化してます」と、断面を見せてくれた。

(実物は、もっときれいです。オパールの写真は難しい!)
木の化石がオパール化したもので、木の感じが残っているものは珍しいと思う。
また、水につけないとオパール化がわからない。
この化石は木の感じを強く残しながら、きれいにオパール化していて、見ていてくらっときた。
木の肌からもちらちらオパールが見え、逆の断面もきれいにオパール化。
組み合わせて1つの標本になるのもいい。
(この標本は、断面を見せるタイプだと思う)
それまで、買うつもりだった別の標本の事は、頭から飛んでしまった。
この標本、ミュンヘンショーのルースを扱う業者さんの展示品(売り物でない)だったとか。
…買いました。
予算は大幅にオーバー。
なお、産地はオーストラリア。
昨日も今日も、コーヒーを飲みながらにやにやと眺めている。
楽しい!