ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

各種眠気覚まし体験記~睡魔との戦い

2013年01月06日 | お茶のある風景(読み物)


会議や授業中の眠気は非常に辛い。
世間体や会議や授業の遅れとか、すごく気になるしついていきたいのに、睡魔は容赦なく襲ってくる。

私は睡魔と十数年にわたって、壮絶な戦いを繰り広げてきた。
地味だけど、各コミックで繰り広げられる戦いに負けず劣らず、超必死で戦ってきた。
この記事は、そんな私の戦果です。

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私は、比較的眠りやすい体質だ。
きちんと睡眠を取ろうが話を聞いていようが、体内のバランスが何らかの理由で睡眠側に少し傾いてしまうと(食後など)、スイッチが切れるように眠りに入ってしまう。

そんな前置きを押さえつつ、以下の各種眠気覚まし法を試しまくった記録をどうぞ。
方法は、会議(授業)中か前にできるもののみ。
「するめやガムを噛む」「割り切って仕事中に仮眠を取る」「顔を洗う」なんて方法もあるけど、そんな非現実的な方法は実行できないため記録もなし。

なお、評価は以下のとおり。

・★1:効かない
・★2:少し効いた
・★3:劇的に効いた

【★1の眠気覚まし】

●コーヒー&紅茶
紅茶ブログとしては、最初に取り上げるのは絶対これ。

缶コーヒー、缶紅茶、ペットボトルのコーヒー&紅茶、簡易ドリップコーヒー、インスタントコーヒー、茶葉で入れた紅茶、アイスコーヒー、アイスティー。
何年にもわたり、どれが一番眠気が覚めるのか試してきた。
飲む時間も、会議の前に飲んだり会議中に飲んだり、色々変えてみた。
で、結論。

コーヒーも紅茶も会議中の眠気には全く効かない。

「飲む」という行為そのものは、多少眠気覚ましになる。
だけど、カフェインによって眠気がなくなるとか飛ぶということは全くなかった。
飲む量が少なすぎるのだろうか。
会議前(中)の缶コーヒー1本とか、カップ2杯のコーヒーや紅茶って、少なくないと思うんだけど。

会議中の眠気は、通常の眠気(寝る前とか)と性質が違う気がする。
奴には、一瞬にして意識を刈り取る強烈さがある。
多少のカフェインじゃ勝てない。

●眠気防止用のカフェイン剤、ドロップ、薬
カフェインが大量に入ったカフェイン剤やドロップ類、薬は効きそうな気がする。
しかし、どれも効かない!これが私の最終結論。
何度も期待して買ってきたけど、もう買わない(自分に言い聞かせている)。

なお、カフェイン剤は、眠気が来るまでの時間を多少のばすことはできる。
よって、1時間程度の会議なら昼下がりであっても、まあ効果がある。
でも、私が探しているのは1時間程度の会議ではなく、数時間レベルの会議に耐えうる方法なの!

●ツボ押し
よく、頭の上のツボや手の甲のツボ、指の周りのツボを押すといいと言われている。
会議中にもできるし、これは良さそう!

そこで、押しまくりましたよ。
何度も何年も、会議の度に、あざになるほど手のひらや手の甲、腕のツボを押しまくった。
ツボの周辺まで押しまくり。
溺れる者は藁をもつかむ感じで、窮地に立たされるとこれを繰り返した。

で、結論。
ツボは効かない。
ツボに入っていない疑いもあるけど、何年もツボとその周辺を押しまくってそれはない。
ちなみに「手を動かす」という行為そのものには、多少効く。
なので、ツボは気休め程度と考えて、手を動かして眠気を覚ますと捉えるなら、多少は効果がある。

●しりとり
これ、眠気が来る!と自覚したときにやり始めても遅い。
既に脳が眠る体勢に入り始めているので、しりとりしようにも脳がうまく動かない。
眠気を意識する前にしりとりを始めればいいのだろうけど、眠気を意識する前は会議や授業にちゃんと参加しているので、物理的に無理。

●おしりに力を入れる
最初の1~2回は効く。
眠りに入り始めた脳みそや体を、こちら側に引き戻す力がある。
しかし効果の持続時間が短い上、数回繰り返すと体が慣れるのか、効果自体がなくなる。
全身が何だか疲れる上、脳みそがシャットダウンへ…。

●水を飲む
「水を飲む」という行為自体には、眠気を覚ます効果が少しある。
数分で切れる短いものだけど、手を動かすことで多少目が覚める。
だけど、巷で言われるように水の冷たさが体内から目を覚ます、ということはない。
それをするには、氷水のような冷たさと、ある程度の量をがぶ飲みすることが必要だけど、会議中には非現実的な方法だ。

だって、実際に会議で水を飲むのは、会議に入ってから時間が経ったとき。
それも、ぬるくなった水を一口二口飲む程度。
がぶがぶなんてとても飲めない。
そして、それ程度の水の温度&量では、とても眠気は飛ばない。

●質問をする
いかにも有効そうだけど、実行に際して、慎重にならなくてはならない。
眠気に襲われないために会議をきちんと聞いて質問をするのだけど、言うは易し!
会議(授業)についていきつつ、数時間の会議で適宜質問って、かなり難しい。
しかも、それを常にやらなくてはならない。

続ければ自分が磨かれるかもしれないけど、私にはハードルが高い。
というわけで、私にとっては「効果がない」。
私が探しているのは、もっとお手軽な方法なのだ。

●誰かと話す
眠気が来る前に、誰かと話す気になれないし(そんなことより会議の内容を聞いている)、眠気が来てから誰かと喋ったら、変なことを口走るかもしれない。
そんなわけで、私のような小心者にはなかなか試せない方法。
大体ちょっと喋ったところで、眠気は飛ばない(長時間喋るなら別だけど)。
それ程度で飛ぶ眠気なら、我慢できる。

●楽しいことを思い出す・頭の中で歌を歌う
これが「眠りに効く方法」として巷で紹介されるのが不思議。
紹介した人は、一度でも試したんだろうか。

実際にやると、思い出したり歌を歌っているうちに、それが子守歌のようになり眠くなる。
機能を止めかけている脳に、楽しいことや歌なんて刺激にならない。
眠気を覚ますには、何らかの強い刺激が必要だ。
なのに、楽しいことや歌なんて気持ちの良い毛布みたいなもので、自ら眠りに誘導しているようなもの。

経験上、本当にやめた方がいい方法です(遠い目)。

●肩や首のマッサージ
手を動かし、じっとしていると固まる肩や首をほぐすのは、少し効き目がある。
だけど、効き目は本当に少し!
会議中にできる範囲での肩や首ほぐしなんて、微々たるもんです。
大きく動くわけにもいかないし。

●調べ物をするためにスマホをいじる
何度もスマホをいじるわけに行かないし、人の目も気になるし、結構大変。
堂々とスマホやパソコンを使える会議なら別なんだろうけど。

●昼ご飯を腹八分にしておく
腹八分にしようが満腹だろうが、食べたら血液がお腹に行く。
満腹状態よりは眠気が来る時間が遅くなるけど、遅かれ早かれ眠気は来る。
短時間の会議(授業)には効くけど、長時間(1時間以上)の会議に有効な方法とは言えない。

ごはんを腹五分くらいにしておけばいいのだろうけど、そうすると空腹がひどくなる。
空腹がひどいと、仕事に差し支える。
おやつを頻繁に食べることができる環境なら、この方法はかなり有効だと思う。

●消しゴムやペンを落とす
これ、落として一発で目が覚めれば超有効な方法だけど…。
落とし方に気を使う上、拾ってもそこまで眠気は覚めない。
それでも、少し眠気が覚めるため、何度か繰り返し落として完全に眠気を取りたいけど、そんなに何回もペンは落とせない。
2回がせいぜい。
なので、これも有効な方法とはとても言えない。

●息を止める
「息を止めれば、生存本能が働き目が覚める」と言われている。
これ、その睡魔の強さによりけり。
私のように強力なやつだと、目が覚める前におだぶつになる。
つまり、目が覚める前に息を止めていられる限界が来てしまう。

この方法、「限界まで息を止めた後、息を吐いて深呼吸」する。
勿論、息を止めた後は自然に深呼吸するけど…。
正直、眠気はちょっぴりしか飛ばない。

だったら何度も息を止めて、息を吸ってを繰り返せばいいのだけど、一回で飛ぶ眠気がちょっとなので、繰り返しても眠気は消えてくれない。
そのうちに疲れ切ってしまい、疲労で意識がシャットダウン。

理屈上は目が覚める有効な方法だろうけど、実際は人を選ぶ方法。
私には殆ど効かなかった。


【★2の眠気覚まし】

●フリスクを食べる
大事なのは、フリスクのミント感ではなく「食べるという行為」。
フリスクなら会議中に持ち込む人もいるし、テーブル上にあってもそれほどおかしくはない。
(堂々と置くわけにもいかないけど)

食べるという「口を動かす行為」が眠気を覚ますのに結構効く。
また、フリスクは固い粒のため、噛み砕いた時に頭蓋骨に響くような感じがする。
この衝撃も、眠気を覚ますのにそこそこ有効。

難点は、何粒も繰り返し食べられないこと。
それでも、★1の眠気覚ましよりは有効。

●裸足になる
眠いと足が温かくなるため、靴を脱いで、床に足を付けるという方法。
これは、結構効く。
ただ、私がストッキングをはいているために効きやすいのもあるかもしれない。
(裸足に近いので、床の冷たさがダイレクトにくる)

難点は、ストラップやひも付きの靴を履いている時は試せないこと。
また、テーブルの前面がおおうもののないオープンなものだとできないこと。

そして、一番の難点は、何度かやるうちに冷たさに慣れてしまうこと。
でも、小さいけど確実な一撃を自分に与えたいときは効く。


【★3の眠気覚まし】
●会議に入る前の昼休みに仮眠を15分くらいとる
これは、会議前に絶対やっておきたい。
やるとやらないでは雲泥の差があると言い切れるほど違う。
(太字にしてしまった)
やったことがなければ、ぜひ、昼食後に15分くらい目をつぶってみてほしい。
疲れの取れ具合や眠気のくる時間帯がまったく違ってくる。

●有酸素運動を習慣化する
これは効いた。
「眠くなったら運動する」のではない。
日常的に有酸素運動をし、心肺に適当な負荷をかけ続ける。
運動時間は長時間でなくていい。
私は、週に4~5回、ジョギングを20~30分している。

ジョギングを始めて一週間くらいは、日常生活でも常に肺に負担がかかっているような感じがした。
足は文字通り、がくがくした。
その代わり、会議や授業で劇的に眠りにくくなった。
気持ち悪いくらい「おめめぱっちり」or「ひどくても人並み」。
ジョギングを始めた目的は、「梅雨時で趣味の自転車に乗れず、体を鍛えたかった」なので(眠気を覚ましたかったからではない)、この効果にびっくりした。

ジョギングにより、毛細血管が発達し持久力がついたんだと思う。
それが眠りにくくなった原因ではないかと推測している。
私は持久系の運動が全くだめなので、余計に効いたのだろう。

この方法のポイントは、「有酸素運動なら何でもいいわけじゃない」点。
人や環境によって、効く運動が違うと推測している。
私は自転車が趣味で、はまり始めた最初の1~2年間、少なくとも週に3~4回/1~2時間程度走っていたけど、眠気にはまったく効かなかった。
むしろ運動後、恐ろしく眠くなった。
(ダイエットにはすごく良かったけど)

もっと競技寄りに自転車をがんがん漕いだら、効果も違ったかもしれない。
私は、ケイデンス(1分間のペダルの回転数)90~100程度(自転車乗りとしてはごく普通)で乗るという「趣味の乗り方」で、それ以上の乗り方も考えなかったので、効かなかったのだと思う。
体質や乗り方によっては、効く人もいるんじゃないかな。


これで、各種眠気覚まし体験記は終わり。
私の記録が、少しはお役に立てますように。

★★★★★
2016/9/30追記

上記の対策で、確かに眠気は減った。
だけど、昼食後、約15分で動けない程の眠気が襲ってくることは変わらない。
(眠気に逆らわず、昼寝をすると良くなる)
これは昔から変わらず、当たり前と思っていた。

先日、ふと思った。
それって、もしかすると普通じゃないのでは。

そこで、眠気の来ない朝食と夕食、眠気の来る昼食を比べ、「昼食にご飯(炭水化物)を食べているからでは」と考えた。
(糖質制限が必要だろうと考えたのです)
そこで、昼食のご飯をカット。
おかずも糖質量を意識し、低糖質のものに変えた。

効果は、その日のうちに出た。
昼食後のいつもの睡魔が来ない。
睡魔が来ないけど、いつもの習慣で仮眠してみたところ、目覚めが気持ち悪いくらいいい。
以前は、目覚めが非常に悪く、10分くらい頭が眠っている感じだったのに。

糖質を制限することには、意見が色々あるけど、私はこの効果だけでやめられなくなってしまった。
昼食後の眠気対策としては、量を減らすより、炭水化物(糖質を含む食べ物)をカットするといいのではと思う。
(運動はその次かと)





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