ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

睡魔との戦い〜最終章(多分)

2017年12月23日 | お茶色の日々
私は、睡魔と何年にも渡って激しい戦いを繰り広げてきた。
(戦いの記録はこちら)
戦いは「昼食の炭水化物をカットする」で収束したかに見えたが、私の睡魔は甘くなかった。

炭水化物をカットしても、昼食をなくしても、13時15分〜15時の激しい眠気は消えなかった。
ただ、炭水化物や昼食をカットすることで、16時過ぎまであった眠気が15時に短縮された。

私の眠気は、意識を刈り取られるような強烈なもので、気合いではどうにもならない。
1日がかりの試験中に、意識が飛んだことがあるくらいだ。
絶食しても眠いなんて、もう手がない。
できることは全てやった。

半泣きでネットを調べ続けていたところ、「コーヒーとラムネがいい」というツイートを見つけた。
(https://togetter.com/li/854735)
ラムネは、あの有名な森永のラムネだ。
10粒ほど食べるといいらしい。
仕事柄、ラムネを一度に10粒も食べるのは厳しいので、藁にもすがる思いで、ブドウ糖を食べることにした。

これは、本当に効果があった。
ただ、効果がでるまでに、ブドウ糖を食べてから10〜20分かかる。
眠くなってから食べると手遅れだ。
眠くなる前の予兆(私の場合は、目の焦点が時々合わなくなる)の時に食べると、眠気が飛ぶ。
なお、体調によってはブドウ糖一粒では足りず、何粒か食べなくてはならない。

そして、ブドウ糖と一緒にブラックのコーヒーが飲めるとなおいい。
(この組み合わせは、栄養ドリンクと同じ効果があるとか)
私にとってはブドウ糖単体で食べるより、更に効きが良かった。

この1ヶ月、炭水化物抜きの昼食+ブドウ糖とコーヒーの組み合わせで眠気を乗り切った。
まだ、ブドウ糖の摂取タイミングと量が掴めずにがくっとくることがあるけど、劇的に改善された。
何をしても異常な眠気が改善されない人は試してみてください。
(なお、糖分や各種眠気対策で改善されなかった場合、病院に行こうと思ってました)

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カフェインと糖分と経済と

2017年12月16日 | 本日のコーヒー
私は紅茶が好き。
紅茶の奥深さに魅せられ、「なんで紅茶よりコーヒーがメジャーなんだろう」と思ってきた。

だけど、この数年はコーヒーを飲んでいた。
今なら、かつての疑問に、自分なりに答えが出せる。
答えはこれ。

-----
「コーヒー(缶コーヒー)に含まれるカフェインと糖分は、即効性があるから。
その即効性は、経済や社会を回すのに不可欠だから」
-----

以下は、自分の考えなど。

1.自分の経験

この数年、私には荷が重すぎる仕事を担当していた。
次の行動に移る時には勇気をふるい、手帳は真っ黒だった。

荷の重い要求が来ると、カフェインや糖分を取りたくなる。
急激にストレスがかかるため、それをやわらげようとしているともいう。
この欲求は、生理的なものだ。
喉が渇いて、水を飲みたくなる感じが一番近い。



こうなると、コーヒーと紅茶が選べても(例:自販機)、紅茶を選ぶことができない。
全身が、即、脳への糖分とカフェインによる癒しを求めているからだ。
喉が渇いている時は水をがぶがぶ飲むが、あのときに少しずつ水を飲むのはとても難しい。
紅茶も似たようなもので、「カフェインがゆっくりと脳に回る」「微妙な香りを味わって楽しむ」ことになる。

そんなの待っていられるかっ!
(ブラックコーヒーと、チョコレートをがつがつしながら)

2.1の究極のシチュエーション

上記のコーヒーが欲しくなる状況を、究極まで煮詰めたシチュエーションがある。



この映画は実話だ。
映画の中で、新人の株トレーダーのディカプリオに、先輩トレーダーが以下のような内容をアドバイスする。

「この世界でやっていくためには、2つのコツがある。1つは1日2回の×××。もう1つはドラッグだ。どんな状況でも速効でリラックスすることが求められる」

トレーダーには、非常に強いストレスがかかる。
だけど、どんな状況でもリラックスしながら的確に判断を下さなくてはならない。
そのストレスを押さえるためには、コーヒーのカフェイン程度では足りず、ドラッグでなくては効かないだろう。
(もちろん、ドラッグに頼らない人が殆どだけど)

そのストレスを縮小化したのが、1で述べた私のストレスだと思う。
ストレスを押さえるために、ドラッグの代わりにコーヒーと糖分。
ストレスとなることが出てきたら、反射的に即効性の癒しを求め、コーヒーと糖分の再摂取。
その繰り返し。

もう、コーヒーと糖分の中毒に近い。

3.だから、どうしてもコーヒー>>>紅茶

1では私の例、2では映画(実話)と、例としては卑近すぎたり壮大すぎたりしたが、言いたいのはこれ。
(最初で言ったことの繰り返しだけど)

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コーヒーには、ストレスと生理的反応による消費モデル(中毒性?)ができあがっている。
経済や社会が、ストレスを元にした働き方で伸びていく限り、コーヒーの消費は衰えることはない。

紅茶には、そうした中毒性に基づいた消費モデルがない。
だから、コーヒーほどメジャー(な趣味や消費量)にならない。
-----

肌感覚だけど、日中の日本経済の8割は、強いカフェインと糖分で回っていると感じてしまう。
(残りの1割が水で、残りの1割がアルコール&紅茶&お茶という感覚。タバコは飲み物ではないので除きます。)

4.終わりに

コーヒーのメジャーさは越えられないけど、紅茶がなくなることはないと思っている。
いくら売れるからといって、仕事中に飲める飲料が水かコーヒーしかなくなったら、とても味気ない。
食後の飲み物も同じ。

それに、紅茶には、コーヒーとは別の奥深さがある。
紅茶はおいしいし楽しいし、今ならシルバーポットやジークレフで紅茶の福袋が買えますよ♪

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1日外出録ハンチョウ

2017年12月10日 | お茶が出てくる本&紅茶関係の本レビュー
有名漫画「賭博黙示録カイジ」のスピンオフ。
「カイジ」に登場する大槻班長の「休日」の過ごし方。
(この「休日」が特殊なんですが、それは漫画を読んでください)

大槻は、休日の1日を飲み食いすることに費やす。
これがすごくすごく美味しそう!
あらすじに「飯テロ・スピンオフ」とあるだけのことはある。
夜に読むと危険だ。

第6話「前世」では、なんと喫茶店が出てくる。
カイジ漫画と大槻と喫茶店!
ブラック過ぎる消費者金融業者&優雅なアフタヌーンティと同じくらい似合わない( ゚д゚)

だけど、これがおいしそう!
「グルメ通だけが知る穴場の喫茶店」で、シナモンたっぷりのアップルパイにロイヤルミルクティーで一服するのが大槻のお気に入り。
「グルメ通だけが知る穴場の喫茶店」ってどこ??
気になる!

この話で大槻が目覚める場所は(この漫画は毎話、大槻が色んな場所で目覚める所から始まるのです)、清澄公園(東京都江東区門前仲町)。
大槻は、ここから歩いて喫茶店に移動している。
この喫茶店に行ってみたい!
清澄公園あたりは、カフェが多くなっているところで、ちょっと調べただけでも「アップルパイのおいしいお店」で2軒ヒット。

…「1日外出録ハンチョウ」のお店紹介本を出してくれないかなあ。



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第26回東京ミネラルショー

2017年12月03日 | お茶色の日々
久しぶりの鉱物ショーとレポでも。
このブログに鉱物の話を書いていたかな?と見直してみたら、「第14回東京ミネラルショー」(12年前…)を書いていたので、書いてみる。
(携帯からの投稿なので、写真が大きいです)

☆☆☆
私は鉱物と化石も好きだ。
コレクションは少ないけど、先日、鉱物を入れるケースがなくなった。
ネットショップもいいけど、やはり、実際に見ることができてまとめ買いできるショーはいい。
というわけで、1年ぶりに池袋の東京ミネラルショーへ!

会場は相変わらずのカオスだった。
岩塩を売っているお店では、原石状態からキャンドル、各種料理用の塩まで色々な状態のものが売られてる。
隕石のお店では、月や火星の石(?)があった。
海外の化石業者さんに、5000円くらいからの、値段の割にとてもきれいで形も楽しい化石を扱っている所があった。
お香の匂いのする店もあった。
ルースもアクセサリーもある。
コロンビアの緑と桜色の蛍石、ツァボライト、スイスのピンク蛍石を良く見た。
私が鉱物に熱中していた数年前は、スペインの透明蛍石や、ハーキマーダイヤモンド、ロシアの透明蛍石を良く見た気がするけど、今はその時ほどには見かけない。
(透明系が好きなので、目についていただけかも)
ベニト石は、相変わらずあまり見かけず、ツァボライトをよく見た。

ケースやミネラルタックを扱うお店は、3階の第2会場にある。
2階を一通り見て、随分前に伺ったお店の方に挨拶されてびっくりしながら(必要とはいえ、お店の方たちの記憶力は凄い)、ケースのお店に向かう。

目当てのケースとミネラルタックを買い、第2会場を一回り。
目を引いたのは、扱う石が殆ど蛍石というお店。
産地が色々あり、「こんなのも手に入るようになったんだなあ」としみじみした。
スイスのピンク蛍石や、フランスの青色蛍石はかつては殆ど見なかったと思う。
(実際に目で見て買いたくて、ショーでよく探していた)
だけど、この店でも扱っているのは勿論、他のお店でも結構見かけた。
あと、ライトのせいだけでなく、美麗な結晶を多く扱うお店が増えたと感じた。
会場を回っているうちに、うっかりナミビアの蛍石を買ってしまった。
全体が紫や白っぽい蛍石に薄く覆われて、不透明なすりガラス状態だけど、一部だけクリアになっていて、そこから石の中が覗ける。


(産地はナミビア)

会場を回って気になった標本をいくつか頭に止めて、会場を離れた。
何故買わなかったかというと、それらが化石ではなかったことと、値段が予算オーバー気味だったから。
もう一度見てから考えようと、再度ショーに行った。

標本はあったけど、お店の方は接客中。
しばらく待ったけど、話が盛り上がっていて時間がかかりそうなので、お金をおろしにいくことにした。
(お店によっては、現金しか使えない所があるため)

銀行から戻ると、お店の方は別の方を接客中。
やはり長くなりそうだったので、他のお店を見ることにした。
見ているだけでも楽しい。

ある店で、ブラジル産のオパールが目に止まった。
ブラジル産のオパールは、初めて見た。
白系の綺麗なオパール。
手に取り、買おうか悩んで標本を戻した所で、店主さんに「オパールがお好きですか?」と話しかけられた。

私「オパールも好きですが、オパール化した化石が好きです(鉱物化した化石なら、オパールに限らず好きだけど)」
店「それでは、こんなのがありますよ」

差し出されたのは、2個の木の化石。
木の肌もきれいに残った、木の化石としかいいようのない外見。
すると、
店「この化石は1つなんです」
と、2個の化石を組み合わせて、パズルのように1つの化石にした。



そして、「どちらの化石もきれいにオパール化してます」と、断面を見せてくれた。


(実物は、もっときれいです。オパールの写真は難しい!)

木の化石がオパール化したもので、木の感じが残っているものは珍しいと思う。
また、水につけないとオパール化がわからない。
この化石は木の感じを強く残しながら、きれいにオパール化していて、見ていてくらっときた。
木の肌からもちらちらオパールが見え、逆の断面もきれいにオパール化。
組み合わせて1つの標本になるのもいい。
(この標本は、断面を見せるタイプだと思う)
それまで、買うつもりだった別の標本の事は、頭から飛んでしまった。

この標本、ミュンヘンショーのルースを扱う業者さんの展示品(売り物でない)だったとか。

…買いました。
予算は大幅にオーバー。
なお、産地はオーストラリア。
昨日も今日も、コーヒーを飲みながらにやにやと眺めている。
楽しい!

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