ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

忘却

2015年01月18日 | お茶色の日々
こんなことがあったので、ずっとアイスコーヒーのみを作って飲んで、自分に気合い(というか刺激?)を入れて毎日しのいでいた。

11月の朝、突然「温かいものが飲みたい」と思った。
アイスコーヒーではさすがに寒かった。

コーヒーは少し飽きていたので、飲めるレベル(私の「飲めないレベルのお茶」とは、においの強すぎる紅茶)のお茶を探したところ、日東紅茶のデイリークラブとアールグレイが出てきた。

ティーバッグで手軽なデイリークラブを選び、お湯を沸かした。

次にティーバッグを手にし、立ちすくんだ。
どうやって紅茶を入れるんだっけ。
以前なら考えずにやっていたのに、何も思い出せない。
朝ということもあり、そろそろ時間がなくなってきた。

慌ててデイリークラブの箱を見て、入れ方を確認した。
お湯(150~160ml)をカップに入れ、ティーバッグを入れ、1分蒸らす。
こんな簡単なことも思い出せなくなっていたのか。

ティーバッグを止めるホチキスで手を切りそうになりながら、ティーバッグを取り出した。
ティーバッグを上下逆さにして、袋を指で軽くはじいてぺたんこの袋に茶葉を広げるゆとりを持たせる。
これは覚えていた。

お湯をカップに入れた後、ティーバッグを滑り込ませる。
カップを温めるのを忘れていた。

蒸らしている間、ソーサーでカップにふたをした。
これはすぐに思い出せなかった。

ようやく紅茶が飲めた。
味はいいのか悪いのか分からない。
普通の紅茶のような気がする。
だけど、温かい温度が、こんなにほっとするものとは思わなかった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶のない日々

2015年01月03日 | お茶のある風景(読み物)
昨年の夏、身内を突然亡くした。

息が苦しくなるような暑さの中、あちこちを回る日々。
身体を冷やしたくて、事務処理と事務処理の間に少しでもインターバルを置きたくて、冷たいものが欲しかった。

だけど、喫茶店に入る時間もなく、そんな気になれない。
アイスティーを作る気になれず、缶の紅茶やコーヒーも買う気になれず、どうにか作っていたのが以下の水出しコーヒーだった。

1.粉に引いたコーヒー(私は、フレンチローストを使用)35gを、麦茶用の大きなフィルターパックに入れる。

2.ポットに1を入れ、水(ミネラルウォーターではなく、浄水器の水)300ccを入れる。

3.一晩冷やす。

4.氷を入れた携帯マグに3を入れ、外で飲む。

作り方の出典はここ
私の環境(と言っても、普通の冷蔵庫と水だけど)では、不思議と非常に冷たいコーヒーができた。

今夏は、このアイスコーヒーのポットが冷蔵庫に何本も立ち、冷凍庫はコーヒー豆が占領していた。
思い返すと、異様に思える。

焼けるように暑い中、コーヒーを流し込むと、青い空が目に入った。
空なんて見たくなかったけど、コーヒーを飲むと目に入るから仕方ない。

-------
そんなわけで昨年はブログの更新ができなかったのですが、今年は、少しはブログの更新ができればと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(※この記事は、コメントをオフにしています)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする