ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

ここ1ヶ月

2011年07月29日 | お茶色の日々
伊藤園から出ているTeas' Teaの「アールグレイアイスミルクティー」。
午後の紅茶のミルクティーが大好きな夫が買って「うまい!」と喜んでいた。
アールグレイな香りはほとんどしなくて、午後の紅茶のミルクティーによく似た味。
紅茶飲料が好きならお勧め。

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明治の「The Earl Grey chocolate」。
アールグレイの(というか紅茶味の)チョコに興味があって購入。
…アールグレイのクセが強すぎるような。
これなら、同じ明治から出ているミルクチョコレートの方を買っちゃうかも。

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ここ1ヶ月くらい、紅茶を飲んでいない。
職場で飲むのは水。家で飲むのは麦茶。
時間が惜し過ぎて、紅茶を入れる余裕がない。
水分補給には、手にとってさっと飲めるものがいい。
そして、大量にカップに注げるものがいい。

数日前、久しぶりに紅茶を入れた。
「自分のために何かをする」のが久しぶりなことにげんなりしつつ、ちょっと泣きそうに。
「自分のため」っていいな。

そんな毎日。


【追記】
「自分のために何かをするのは久しぶり」と書いたけど、週2~3で漕いでいる自転車は思いっきり自分のため。
当たり前すぎて気がつかなかった。
コメント (2)
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極める! 田中卓志の紅茶学 第3回「日本の紅茶工場を訪ねる」

2011年07月07日 | ○○を眺めながら紅茶を
NHKで放送された全4回の「紅茶学」。
番組の流れはこんな感じだった。
(番組内での発言等は、流れ重視で適当に省略したり付け足したりしている。)

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アンガールズの田中卓志(以下、田中):いいシーズンですよ~みたいなことを紅茶屋さんで言われるんですけど、『ああ』としか言えない。自分も紅茶のことを知っているわけじゃないから、言われたらそうだと思うし…。

ナレーション(以下、(ナ)):おいしさを決めるのは、お茶に含まれるとある化学成分。おいしさを決めるのは、葉の部位、生産地、収穫時期の3つのポイントです。この3つのポイントに関わるのは、酸化発酵です。その正体は何でしょうか。田中さんが手作り紅茶に挑みながら、おいしさの秘密を探ります。

講師の武田善行さんの紹介。茶の品種改良の専門家。

田中:紅茶ってものすごくたくさん種類があるじゃないですか。いっつも買うとき迷うんですけど、紅茶の違いって何ですか。

武田先生:紅茶の違いは、葉っぱのどの部位を使うか、生産地、生産する時期の3つが、お茶の味と香りを決める大きなポイントとなります。

(ナ):おいしさの3つのポイントは、葉の中の化学成分と深く関わっているのです。このことがわかれば紅茶選びが楽しくなります。そのことを実感するため、同じお茶で収穫時期の違う紅茶を飲み比べます。

田中、ファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルのダージリンを飲み比べる。
飲んだときの表情からすると、セカンドフラッシュが一番おいしく、オータムナルが一番気に入らなかった模様。

田中:セカンドフラッシュはほどよい渋みが入ってくるって感じですね。

(ナ):紅茶製造は参加発酵が大きな鍵を握っています。田中さんがおいしいと感じたセカンドフラッシュは、色も味も絶妙で、酸化発酵の進み具合がちょうど良かったのです。紅茶の場合、茶葉の表皮に含まれるポリフェノールオキシダーゼという酵素が、酸化発酵に大きな役割を果たしています。このポリフェノールオキシダーゼはリンゴに多く含まれています。

武田先生:次は紅茶と緑茶の違いについてです。紅茶は参加して発酵させて作りますが、緑茶は蒸して酸化して発酵しないように乾かして作ります。

丸子ティーファクトリーに田中と武田先生が行く。
そこで国産紅茶の職人、村松二六さんが登場。

3人は、緑の茶葉がいっぱい入っている大きな箱を前にする。
村松さん:これは摘んできた茶葉をしおらせています。
田中:これ、ずっと置いておくだけですか。
村松さん:そうです。13~15時間くらい置いておきます。

(ナ):紅茶特有の香りは、この段階から少しずつ出始めますが、この時点ではまだあまり強くありません。

3人は、揉捻機(お茶を揉む専用の機械)の前へ移動する。
武田先生:揉捻というのは、揉みながらひねりを加えてお茶の細胞を破壊して、紅茶を作るのです。
揉捻機が、うすのように回り始めて茶葉をすりつぶしていく。

(ナ):揉捻された茶葉を発酵機に入れ、発酵を促します。温度25度、湿度90%を保ちつつ、その日の気候によって調整し、およそ1~1時間半発酵させます。

紅茶の発酵が終わる。

武田先生:ちょっとにおいをかいでみて下さい。
田中:少しずつ香りが変わっている。

(ナ):最後に発酵を止めるため熱を加えます。発酵が進みすぎると品質の悪い紅茶になります。感想が終われば紅茶の完成です。

【おいしさの3つのポイント】
(ナ):ここからは紅茶のおいしさの3つのポイント、葉の部位、生産地、収穫時期を極めます。

田中:(紅茶畑を前にして)緑茶の茶畑と雰囲気が一緒ですね。
武田先生:変わらないですね。これがお茶の新芽です。(といって、田中の前に茶葉を一本出す)
田中:きれい!
武田先生:お茶の新芽は非常に柔らかいです。葉は簡単に言うと1枚目、2枚目、3枚目、4枚目…とあるんですけど。
田中:一番上の葉と下の葉って違いとかあるんですか。
武田先生:ありますね。上野方はカテキンとかカフェインが多いです。下へ行くほど少なくなります。もう一つはカフェインやカテキンは酸化させる酵素がたくさんありますから、上の方が発酵しやすい。上の方がいい紅茶、下の方は比較的淡泊な紅茶ですね。」

(ナ):紅茶の新芽はフラワリーオレンジペコーと呼ばれ、最高級品とされている。ここにカテキン類などの発酵する成分が多く含まれています。そのため、味も色もよく出るのです。上質な紅茶は新芽と一枚目(オレンジペコー)と二枚目までのことを言っています。

【手もみに挑戦】
武田先生:遊びながら茶葉を揉むのが一番おいしい紅茶になるんですよ。
田中:(先生の「遊びながら」という言葉を受けて、ふざけながら紅茶を揉む。

(ナ):15分ほど揉むと葉がしおれます。それをぬらしたタオルに包み、1時間ほど発酵させます。その後茶葉をホットプレートで5分ほど熱し、発酵を止めます。その後、紅茶を乾燥するために電子レンジ(600W)で5分熱します。

できた紅茶を早速入れて飲む田中。
田中:おいしいですよ、これは。手揉みでこんなにおいしくできるんですね。

【おいしさを決める3つのポイント】
田中:葉っぱはどこがいいかが分かったんですけど、季節はどう関係するんですか。
武田先生:紅茶の場合、季節が非常に大きな影響を持ちます。
(ダージリンのファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、オータムナルの紹介)
ダージリンの一番いい季節はセカンドフラッシュです。紅茶らしい紅茶と言えます。日本人はセカンドフラッシュが非常に好きです。

(ナ):田中さんが先ほどおいしいといったのは、ダージリンのセカンドフラッシュでした。田中さんの味覚、なかなか鋭いものでしたね。

武田先生:アッサムのベストシーズンは、3月頃のファーストフラッシュです。夏にいくにつれてアッサム特有の強烈な渋みを持った紅茶ができます。そして秋になるにつれおとなしくなります。
田中:これは知らないと分からないですね。

(ナ)では、他の産地のベストシーズンはいつでしょうか。
武田先生:ディンブラは1~2月、ヌワラエリアは1~2月、ウバが7~8月、キーマンが3~4月がベストシーズンといわれています。
田中:そんなに大きくない国でこんなに差があるのは意外ですね。

(テロップ)「武田さんのアドバイス:あなただけのベストシーズンを探すのもステキです」

【最後に】
田中:ファーストフラッシュが一番おいしいものだと思ってたんですよ。でも、それは一番茶、二番茶、三番茶という意味だけだったことがわかりました。クオリティシーズンはそれぞれあるけど、最終的には自分の好みでいわれたことは、確かにそうだなあと思った。紅茶の選ぶときの考え方がまた変わったかなという気がしました。

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