ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

高校受験

2019年04月30日 | お茶のある風景(読み物)
2月某日の朝。
受験に赴く子どもの弁当を包み、お茶をどうするか迷っていた。
彼は、温かいお茶はあまり好きではない。

だけど、試験会場は寒いかもしれない。
迷った末に、温かい麦茶を作ることにした。

もう、私が子どもにしてやれるのは、これくらいしかない。

子どもは希望の高校に合格するには、当日の試験でン10点は高い点を取らなくてはならない。
合格可能性は、12月時点で20%。

私は猛反対した。
何度も説得し、データを見せ、喧嘩をしてきた。
しかし、彼は頑として希望校を譲ろうとしない。
理屈も何も届かない。
出願前日まで説得し続け、ついに折れた。

そして、今日、子どもは希望し続けた学校に受験に行く。

どうか、あの子に運が向きますように。
どうか、変な問題が出ませんように。

麦茶を入れ、弁当を持たせ、いつものように見送った。

頑張れ。

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