ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

携帯の待ち受け

2011年01月31日 | お茶色の日々
某ダイエット系掲示板(私だって体型を少しは気にするのだ)にて、こんな趣旨の書き込みが。

「太っていたときの携帯の待ち受けは食べ物だった。当時は食べるのが大好きだった。痩せた今は痩せている友人との2ショットが待ち受け。携帯の待ち受けはダイエットする気持ちに与える影響が大きいと思う。毎日見る物だから。」

ふーん、よく分からないけどなんか説得力がある。
私の携帯の待ち受けは、夜明けの荒川サイクリングロードで撮った自転車の写真。
何ヶ月もこの写真のままだ。
だから今の寒い時期でも、早朝に自転車で走るのが好きなんだろうか。

もしかして、紅茶を入れるのがもう少しましになりたいなら、そういう写真を待ち受けにすればいいんじゃない?
こんな感じとか。
こんな感じとか。
いや、これじゃ紅茶を飲みたくなるだけか。
それなら美しいテーブルウェアの写真でおもてなしのイメージをつかむのは?…なんか食器が欲しくなりそうだ。
うーんうーん。

待ち受けに良さそうなものを探したけど、あまりなかった。
今度どこかの紅茶専門店で写真を撮ってくるかなあ。

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硬度を変えて紅茶を入れる

2011年01月23日 | 紅茶を入れるまでの話
アールグレイを飲むと、香りの強さとクセに悶絶することがある。
食品じゃなくて洗剤のにおいでは?!とか、人工的なにおいが強すぎる!とか…。
そういう紅茶が外国のメーカーだと、「外国の紅茶はにおいも味も出にくい硬水で入れるよう作られているから、日本の軟水には向いてないんだ。外国で飲んだらおいしいんだろうけど。」と諦めに似た気持ちになる。

ん?ちょっと待って。
本当に「香りのきつい外国メーカーのフレーバー物は、外国の硬水で飲んだらおいしくなる」の?
香りの強さとクセで悶絶したアールグレイでも、外国の硬水で入れたら好みの香りになるの?
それって、私の思いこみじゃない?

確認してみた。
長いので結論を先に書いてしまうと、以下の2つ。

1.アールグレイの場合、硬水で入れようが軟水で入れようが、香りの強さは変わっても特徴は変わらない。
軟水で強く感じる人工臭さやクセは硬水でも健在。
だから、日本で飲んで苦手と感じたアールグレイを海外で飲んでも、苦手と感じると思われる。
(硬水の方が紅茶の味も香りも抑えめになるので、全く飲めなかったアールグレイが何とか飲めるくらいにはなるかな)

2.硬水は水の味の方が強く出て、紅茶の味はあまり出ない傾向がある。
香りは(軟水に比べれば)硬水の方が弱く出る。


点線以下は確認した過程を記したもの。
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【条件】
1.使う茶葉(香りが強いと言われるフランスメーカーをメインにした)
 ・アーマッドのアールグレイ
 ・フォションのアールグレイ
 ・マリアージュフレールのイングリッシュアールグレイ
 ・ダマン・フレールのグールース

2.水


(画面右から)
 ・コントレックス:超硬水(硬度1551)
 ・パラディーゾ:中硬水(硬度290)
 ・NATIA:やや軟水(硬度110)
 ・(写真には写っていないけど)水道水:軟水

3.入れる条件
 ・ティーバッグ1つ又は茶葉2gにつき、お湯150cc、蒸らし時間3分

4.その他
 ・コンロの口?は2つしかないので、用意した4種類の水を同時に沸かすことができない。味見に時間差が多少生じるけど、水が少なくあっという間に沸くのでまあいいかということで。

【入れてみた】
アーマッド


この紅茶は水道水で入れると、スタンダードなアールグレイの香りがかなり強く、味も紅茶の味(セイロンのブレンドっぽい)が強く主張する。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスで入れると…》
紅茶の味以上に水の味(野菜スープっぽい滋養のある味)が強い(特にコントレックス)。
もとは味が強い紅茶なのに、味は意外と出ていない。
香りは入れ立ては軟水と同じくらい強いけど、冷めるにつれて飛ぶのも早い。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
硬水と違い、水の味はなく紅茶の味だけを感じる。
また、香りの特徴(スタンダードなアールグレイの香り。多少人工くさい)は硬水・軟水とも変わらない。

《全体的な感想》
硬度が高くなると水の味が強くなり、香りが飛びやすくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

フォション


この紅茶は水道水で入れると、味が薄めでクレヨンのにおいが強めの紅茶。後にかすかに柑橘系の香りがする。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスでいれてみると…》
紅茶の味はほとんど出ていない。
特徴的なクレヨンのにおいとかすかに残る柑橘系の香りは変わらない。
冷めるにつれ、香りが飛ぶのが早い。
また香りについては、単体で飲むと強く感じるが、水道水と飲み比べると弱いのがはっきりと分かる。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
パラディーソとコントレックスと比べると、紅茶らしき味が出ている。
香りについては、パラディーソとコントレックスで入れた物と比べると、強いのがわかる。
また、特徴的なクレヨンのにおいは変わらない。

《全体的な感想》
硬度が高くなると味が薄くなり、香りも抑えめになる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ちなみに下がフォションの水色。
右に行くにつれて硬度が高くなる。



イングリッシュアールグレイ


この紅茶は水道水で入れると、香りは人工的な花の香りが強く、ベルガモットの香りは控えめにする程度。
「イングリッシュ」という名前から、紅茶の味が強いタイプのアールグレイかと思っていたけど、薄めで拍子抜け。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスでいれてみると…》
コントレックスの場合、紅茶の味はあまり出ておらず、水の味(スープみたい)が強くする。
パラディーソの場合、紅茶の味も水の味も出ていなくて、「水ではない味のする何か」を飲んでいる感じ。
香りは軟水で入れた物に比べれば弱いけど(でも単体で飲むと強い)、紅茶の味も弱いので香りをはっきりと感じる。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
パラディーソとコントレックスより、味がしっかり出ていて紅茶の渋みまで感じる。
香りの強さや特徴は軟水、硬水とも変わらない。

《全体的な感想》
水の味は硬度が強くなるにつれて、強く出る。その分、紅茶の味は出なくなる。
香りは硬度が強くなるにつれて、香らなくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ダマン・フレール


この紅茶は水道水で入れると、薬草のような香りが強く、柑橘系の香りが多少する程度。
人工っぽいにおいもかなり強い。
味は薄め。

茶葉の残量の都合上、コントレックスとNATIAでのみ入れた。

《硬度の高いコントレックスで入れると…》
紅茶の味はあまり出ず、水の味(スープみたい)が強く出る。
香りは、特徴的な薬草のような香りと人工っぽいにおい、かすかな柑橘系の香りはそのままで、軟水より弱いだけ。

《硬度の低いNATIAで入れると…》
コントレックスで入れた物に比べると、より紅茶っぽい味が出ている。
硬水で入れた時はかすかだった柑橘系の香りが、ちょっと強くなっている。

《全体的な感想》
硬度が高くなると茶の味も香りも出にくくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ちなみにコントレックスとNATIAの水色はこれ(右がコントレックス)。



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<付け足し>
硬水で入れたアールグレイは、香りは軟水よりも抑えめで、味は水の味がメインのため、「食品」というよりは「飲むお香」という感じだった。
香りがメインの紅茶は、食品と捉えちゃいけないのかも…(遠い目)



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賞味期限をぶっとばせ!(紅茶ver.)

2011年01月16日 | お茶色の日々
私は賞味期限をあまり気にしない。
基本的に、においと味で賞味期限を判定している。
だから、賞味期限が数日過ぎた程度なら(大抵は)平気。

そんな私でも、賞味期限切れの紅茶を飲むのは腰が引けた。
我が家の賞味期限切れの紅茶は、数日どころではなく、半年とか1年とかそれ以上過ぎているものが大半。
封が切れている物もある(缶や茶パッチ等で封はしているけど)。
でも、「賞味期限切れ」という理由だけで捨てるのも勿体なくて(いや立派な理由だけど)、においと味を見てから捨てるかどうか判断することにした。

におい。別に変わりないな。
味。こちらも変わりない気がする。
よーし、飲んじゃえ。

というわけで、以下は、最近ようやく飲み終わった紅茶達。

【2009年11月に賞味期限切れのオレンジショコラチャイ。70g×2袋】
大量にまとめ買いして(10袋以上買ったような…)、なのに冬しか飲めないタイプの茶葉だったので、消費するのに大変だった。
また、賞味期限内に飲んだ時より、多少人工くささが出てしまった。
いくら気に入っても、1シーズンで飲みきれないほどの買いだめはやめよう。

【2009年11月に賞味期限切れのアフリカ紅茶。70g】
こちらもミルクティーでしか飲めないタイプのため、飲むのはどうしても冬だけになる。
なので、飲みきるのに時間がかかった。
味もにおいも特に変わりはなかった…ような。

【2010年3月に賞味期限切れのウェッジウッドのクイーンアン。125g】
キームンのたき火みたいな煙くさいにおいが気に入らなかった。
ミルクティーにすればおいしくなるかなと思ったけど、そんなこともなく、よって「今日は少しでも気に入らなかった茶葉を減らすぞ」と気合いが入った時以外は飲まなかった。
飲み終わる頃になって、手抜きせずに入れれば、もう少しおいしくなることが分かった。
なんだかちょっと残念。

今は、賞味期限が数年過ぎた紅茶も、味とにおいで判断してから飲むと思う(「思う」というのは、まだそこまで賞味期限が過ぎた紅茶が手元にないため)。
賞味期限をぶっとばせ!

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「賞味期限をぶっとばせ!」の元ネタはこれ
コメント (2)
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モスバーガーの紅茶

2011年01月10日 | お茶色の日々
糀谷やなさんがディンブラブログの「塩バターチキンバーガーと紅茶のコラボについての絶賛記事」に釣られてモスバーガーへ行き、いかに塩バターチキンバーガーと紅茶のコラボが合っていたか&モスバーガーの紅茶がおいしいかを書かれていた。

まったくもう、磯淵先生もやなさんも上手なんだから。
そんなエサには…

エサには…

……。


私も釣られて食べに行ってきた。



飲み物はもちろん紅茶(ホット)。

紅茶は、カップにティーバッグが入れられた状態で提供される。
蒸らし時間がよくわからなかったので、「腹時計」で3分くらい経ったところでティーバッグを引き上げて飲んでみた。

おいしい!
どこかのチェーン店の紅茶より、ましてや市販の紅茶飲料より、はるかにおいしい!
混ぜ物などない(当たり前だ)、セイロン系のおいしい紅茶の味。
市販の紅茶は大抵混ぜ物系な味のため、感動もひとしお。
家に帰って調べたところ、キャンディとのこと。
最近、ダージリンばかりでキャンディは全く飲んでいないけど、キャンディが飲みたくなった。

塩バターチキンバーガーもおいしかった。
名前は油っぽくて胃もたれしそうな印象があるけど、実際は胃もたれもなく、とてもおいしく食べた。

気になっていた「塩バターチキンバーガーと紅茶の相性」については…。
塩バターチキンバーガーを食べながら紅茶を飲むと、紅茶の味が消えて、塩バターチキンバーガーだけの味になる。
口の中から塩バターチキンバーガーがなくなると、紅茶の味が出てくる。
双方の味を邪魔しないという意味では合っているのかな?
何よりどちらもおいしいし。

しかし、モスバーガーの紅茶がおいしいのにびっくり。
次回はアイスティーも試してみようっと。
コメント (9)
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バーネスベッグ農園 DJ-152 ティッピークローナル(紅茶レビュー)

2011年01月04日 | ダージリン
09年のオータムナル。リーフルで購入。

【商品説明】
しっかりと撚られた濃茶色の茶葉に、銀色の芯芽が美しく浮かびます。
まろやかで穏やかな中にもほどよいキレとコクのある味わいです。
しっかりとしたオレンジ色の茶液を口に含むと、ふくよかで厚みのある飲み応えと、果実のような甘みがしっとりと広がります。
ボディの厚い夏摘みから爽やかな春摘みへの橋渡しをしているかのような バランスのとれた秋茶です。

【入れてみた】
茶葉3g、お湯300cc、蒸らし時間6分。

【飲んでみた】
黒糖みたいな甘くて香ばしい味がして、かつ日東紅茶みたいな馴染みのある味わいの紅茶だった。
華やかさはないけど、とてもおいしかった。
これは50gを買ってみたいと思いつつ(飲んだのはお試しサイズ)、溜まっている大量のメーカー物の紅茶を見て諦めた。
あーあ。

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アールグレイを飲んでみる(紅茶レビュー)

2011年01月02日 | 紅茶を入れるまでの話
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年らしく夢を叶えた(?)記事にしてみました。

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【私の夢】

私の夢。
それは「世界中の紅茶を全部飲んでみたい!」。
だけど、それは金銭的にも体力的にも叶えるのは難しい。

でも、的を絞ったらどうだろう。
農園ものの紅茶を全部飲むのは不可能だけど(シーズン毎に新しい紅茶が出るし、茶園はものすごく多いし)、メーカー物に限定して種類も絞ったら?
…というわけでやってみた。

対象はメーカー物の紅茶。
種類は、どのメーカーにもありそうな「ダージリン」か「アールグレイ」。
私は「アールグレイ」に的を絞ることにした。
各メーカーから出ている「ダージリン」は、私がおいしいと思うダージリンからかけ離れた味が多くて、点が辛くなりそうだったから。

記事にアップするのは、メーカー数を15以上、紅茶数が25以上になったらOKとした。
また、入れ方は特に指定のない限りは、お湯150cc、茶葉2g(またはティーバッグ1つ)、蒸らし時間3分としている。

また今回感想を述べた紅茶は、ほぼすべてアーマッドのアールグレイと飲み比べている。
単純にアールグレイをあまり飲まないので、感想の基準となる紅茶を作ってみたのだけど、これがよかった。
各社のアールグレイの特徴がわかりやすくなった。

以下、感想。カッコ内はメーカー名。
割と気に入ったものには★をつけた。
★5つでリピート確定。
★4つでリピートはしないかもしれないけど、なかなかおいしかった。
★3つで好みは分かれそうだけど、私は「まあ、ありかな?」と思ったもの。
ちなみに今回は★5つはなし。
私にとって★5つのアールグレイは、リーフルから出ている「アールグレイクラシック」

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【感想(文字バージョン)】

アールグレイ(ウェッジウッド)
クレヨンっぽい香りにアールグレイの香りがかぶさる。
香り自体はかなり強く、飲んだ後も長いこと鼻に残る。
クレヨンっぽい香りがない方がいいんだけどなあ。

アールグレイブルー(ウェッジウッド)
同メーカーのアールグレイで感じたクレヨン臭がやや薄まり、代わりにお花系の香り(何故か柑橘系のアールグレイの香りではない)が前に出ている。
ただ、同メーカーのアールグレイに比べるとやや飲みやすい程度なので、カップ半分程度しか飲めない程度にクセがある。

アールグレイフラワーズ(ウェッジウッド)
鼻を近づけると、とても懐かしいクレヨンの香りがした。
クレヨンなんてもう何年手にしてないだろう。
クレヨンの香りに人工的な柑橘系の香りが乗っている。
飲むとクレヨンの香りが消えて、人工的な柑橘系の香りが出てくる。
正直、飲み物としては人工的な香りが強すぎた。

ダージリン・アールグレイ(べノア)
アールグレイ独特の柑橘系の香りが前に出て、人工っぽい花の香りが後ろに引っ込んでいる。
この花のような香りが好きな人ならいいけど、私はちょっと好きになれない。
柑橘系の香りだけならいいのになあ。
日常的に何杯も飲むにはきつい。

EARL GREY(ルピシア)
アールグレイ特有の柑橘系の香りがする。
かすかに粉薬みたいなにおいがするが、本当にかすかなので飲むのに支障が出るほどではない。
香り自体が柔らかい上、紅茶の味が薄いため、ちょっとぼけたような印象。
クセのないスタンダードなアールグレイといえるかも。

BREAKFAST EARL GREY(ルピシア)
スタンダードだけど、ちょっと柑橘系の酸味のある香りが勝ったアールグレイ。
香りは強いけれど人工臭さはなし(アールグレイが苦手な人には、アールグレイ自体がそもそも人工的と感じると思うので、この表現も適切ではないと思うけれど)。
味も苦みと渋みがかなりきつく、何も入れずに飲むのはちょっと厳しい。
但し、ミルクを入れた場合は味がまろやかに、香りもかなり抑えられて飲みやすくなる。
文字通り、ミルクティー向けのアールグレイ。
★★★★☆(←但し、ミルクティーにした場合)

No.42(ハロッズ)
通常よりはやや濃いめの味。No.14を連想させる。
香りそのものもベルガモットのにおいもやや弱め。
特徴は絨毯のにおいに近い人工的な香りで、これのおかげでかなり飲みにくく感じた。

アールグレイ(アーマッドティ)
セイロン系のかなりしっかりした紅茶味がベース。
香りはスタンダードなアールグレイだけど、多少石鹸のような人工的な香りがあって、それが惜しい。
味も香りも強めの紅茶。
★★★☆☆

イングリッシュアフタヌーン(アーマッドティ)
ベルガモット入り。
単品で飲むと(それが普通だけど)、強く出るベルガモットの香りにちょっと腰が引ける。
だけど、同メーカーのアールグレイと飲み比べると、香りが弱いと感じることにびっくり。
味はセイロンベースの紅茶の味がかなり強く出ている。
★★★☆☆(←但し、ミルクティーにした場合)

レディグレイ(トワイニング)
オレンジ系の柑橘類の香りが強いアールグレイ。
お茶の味もそれなりに出ている。
ただ、人工的なにおいもそこそこ出ているため、私には飲みにくかった。
だけど、柑橘系の超さわやかな香りが強いため、これが好きな人はけっこういるかも?

アールグレイ(トワイニング)
漢方系の薬草チックなアールグレイの香りが特徴的。
また、紅茶の味より香りの方が強く、飲みにくい。

ロシアンブレックファストティ(マリアージュフレール)
ベルガモットの香りをベースに、独特の甘い香りが強く乗っているのが特徴的。
甘い香りはイチゴのお菓子みたいで、いかにもマリアージュフレールな感じ。
「ロシアン」という名前から「ジャムをなめつつ紅茶」をイメージした香りかも?と思ってしまった。
香りに高級感があるけど人工くささもあり、好みは大きく分かれそう。

イングリッシュアールグレイ(マリアージュフレール)
香りは人工的な花の香りが強く、ベルガモットの香りは控えめにする程度。
「イングリッシュ」という名前から、紅茶の味が強いタイプのアールグレイかと思っていたけど、薄めで拍子抜け。
ストレートで飲む分には紅茶の味を感じるけど、ミルクを入れたら味が負けそう。

アールグレイフレンチブルー(マリアージュフレール)
ベルガモットの香りにクレヨンみたいな人工っぽいにおいが強く乗る。
ウェッジウッドの「アールグレイブルー」でも感じたけど、「ブルー」と名がつくアールグレイにはクレヨン臭がつきものなのかな。
味が薄めなだけに香りが際立つ。

アールグレイインペリアル(マリアージュフレール)
熱いうちは柑橘系のさわやかさが強く前に出ている。味は薄め。
人工くささもほとんど感じないため、飲みやすい。
さめると人工くささが目立つようになり、飲みにくくなる。
熱いうちに飲むのがいい(日本酒の熱燗みたいだなー)。

アールグレイ(フォション)
正式名称は「SPECIAL EARL GREY TEA」。
紅茶の味はかなり薄い。薄いのに野菜スープみたいなうま味のある味がする。
香りはレモン系のベルガモットに、クレヨンのような人工的なにおいが強くかぶさる。
全体的に、文房具のにおいにレモンの香りをつけたような感じ。

アールグレイ(ディルマ)
飲んだ瞬間、ベルガモットのにおいと人工臭ががつんと鼻にくる。
味は弱め。
後味に人工っぽいオレンジの香りが強く残るのも特徴的。

アールグレイ(リプトン)
「オレンジの香り」の台所洗剤からオレンジの香りだけを抜き出したようなにおい。
ベルガモットの香りはほとんど感じない。
香りそのものも人工臭も強烈。

オーガニック・ラベンダーグレイ(ティーパレス)
薬草としか言いようのない、薬っぽい香りが強烈。
ベルガモットを思わせる柑橘系の香りはまったくなし。
紅茶の味もほとんど感じられない(ハーブティという位置づけなのかも)。

アールグレイ(デンメアティーハウス)
アールグレイの香りも人工くささもほとんどなし。
普通のセイロン系のブレンド紅茶みたいで、とても飲みやすい。
味はやや強め。
未開封とはいえ、購入して半年くらい経っているので香りが抜けたのかもしれない。
★★★★☆

Earl Grey Citrus(ロイヤルコペンハーゲン)
シトラスの香りなのか、レモンともオレンジともつかない柑橘系の香りが強くする。
人工的になにおいもかなり強く、飲むと舌に残る。
香りがなじみのない上、人工的なにおいも強烈なため、かなり飲みにくいと感じた。

カウンテスグレイ(セントクリストファー)
香りより、ほうじ茶のような焙煎風味の強いお茶の味がメイン。
ダージリンベースなのも納得(私が思うダージリンとはちょっと違うけど)。
ベルガモットの香りはやわらかく、紅茶の味を邪魔しない程度。
ただし、冷めると香りは結構強くなり、飲みにくくなる。
★★★☆☆

アールグレイ(ザ・ペニンシュラ)
香りは柑橘系のにおいが強く出ているタイプ。
だけど、トワイニングのレディグレイほどではない。
人工くささは、飲料として受け入れられるかどうかぎりぎり程度。
コース料理の終わりに出てきそう、というイメージの紅茶(スタンダードなアールグレイをベースにしつつ、一癖あるあたりが…)。
★★★☆☆

アールグレイクラシック(フォートナム&メイソン)
スタンダードなベルガモットのにおいに、薬草のような薬っぽいにおいが特徴的。
人工くささもそれなりにある。
紅茶の味は薄めのため、香りの人工っぽさがより際立ってしまっている。

アールグレイ(ダマンフレール)
クレヨンのような人工臭の強い柑橘系の香り(ベルガモットではない)がする。
飲んだ後に舌に残る柑橘系の人工臭が特徴的。
紅茶というより、花の香りのついた文房具を飲み物にしたみたい。
通常のアールグレイとはまったくの別物。

グールース(ダマンフレール)
ティーパレスのオーガニック・ラベンダーグレイによく似た、薬草のような香り。
ベルガモットの香りが多少する。
人工っぽいにおいはかなり強い。
香りは強めで味はやや薄めなので、薬草っぽい香りと人工っぽさがより際立つ。

アールグレイ(ドゥルーリー)
セイロン系の味が強い。
ベルガモットの香りもふんわりする程度で、人工臭も弱い。
だけど、この人工臭がなぜかすごく目立つ。
味がそこそこいいだけに目立つのかも。

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【感想(グラフバージョン)】

それぞれの紅茶の味の印象をグラフにしてみた。
評価方法は、荒っぽいけど以下のとおり。

飲んだとき、まず味と香りの強さをそれぞれ5段階で評価する(3を真ん中の値とし、味は少し弱めだから2、香りはやや強いから4といった具合)。
次に、アールグレイ特有の柑橘系の香りや人工臭をそれぞれ5段階評価する(3を真ん中の値とし、柑橘系の香りは少し弱めだから2、人工臭はやや強いから4といった具合)。
最後に香りの強さの値(上記の例では4)を、上記の評価項目(柑橘系の香りや人工臭など)ごとに、項目ごとに与えた評価値に応じて割り振る。
ちなみに、アールグレイは味より香りがメインなので、味については強弱しか評価しない。

紅茶ごとにそれらの数値で打ち込み、棒線グラフにした。
(画面が大きいので横スクロールしてください。縮小がうまくいかなくてすみません)



味と香りの棒の長さは、そのまま強さを表している。
評価方法は荒っぽいけど、実際飲んだときの印象と大きく変わらないように思った。
また、紅茶のメーカーや名前は見やすさ重視で、できる限りカタカナ表記にしている(一部、表の字数制限で名前をはしょったメーカーもあり)。

なお、表の線の一部が切れている等、処理が甘くてすみません。

---------------------------------------
【最後に】

今回飲んだすべてのアールグレイにありがとうの気持ちをこめて。



(ウェッジウッドの一部やべノアやルピシアが写ってないのは、缶や袋を捨ててしまったためです…)


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