マルガリータのつぶやき

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<庭の映画>「マンスフィールド・パーク」Mansfield Park 2007 英 TV版

2017-03-08 13:25:59 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
 

「マンスフィールド・パーク」 2007イギリスTV版




原作は同名のジェーン・オースティン円熟期の大作;1814刊行
裕福な伯母夫妻の養子となった少女が、やがて兄のように慕っていた青年への密かな愛を成就させるまでを描くロマンス。
 時代は、ナポレオン戦争(1796~1815)の大陸封鎖、奴隷貿易廃止の影響で、地方地主の西インド諸島のプランテーション経営が危機に瀕していたころ。

「社交界に興味を示さず田舎を愛す主人公」「知的で善良、誠実な男性」「都会からきた伊達男」とオースティンゆかりの人物を配しながら、 
 シンデレラ物語、2人の息子と3人娘の教育問題、地主階級の威厳のなさ、等々、見どころがたくさんあってジェーン・オースティンの意欲作といわれているようです。

<庭園>をみていくと、
 「マンスフィールド・パーク」とは「公園」ではなく、
ノーサンプトンシャーの従男爵サー・トマス・バートラムの屋敷、カントリーハウスの名称で、
「周囲5 マイルに及ぶ本格的なパーク、広々とした現代的なお屋敷、立地条件もすばらしいし、 立派な樹木が、外からの人目をさえぎっていて、イギリスの銅版画集に載せられる価値が十分ある」

「マンスフィールド・パーク」の庭自体はあまり重要視されていないのが残念だったが、
あえて問題ありで取るに足りない威厳のない内実をうかがわせるためという評をみて、少し納得した。
 それでも、自然の美しさを備えた18世紀の堂々たる風景式庭園の典型が、一瞬かいま見えた時は、DVDを「一時停止」にして、少しずつ戻してカメラ、
 ~実際のロケ地情報を探しています。









監督 イアン・B・マクドナルド
ビリー・パイパー;ファニー
ブレイク・リットソン
ジョセフ・ビーティー
ジェマ・レッドグレーヴ
<ストーリー>
ファニーは10歳の時に伯母夫妻の養子となり、マンスフィールド・パークにやってきた。格式ある屋敷で孤独を感じるファニーの心の支えは、一家の次男エドマンドだった。ロンドンから隣に引っ越してきたクロフォード兄妹と親しくするうちに、ファニーはエドマンドへの敬慕がいつのまにか愛情に変わっていたことに気付く。ところが恋愛を処世術の道具とするクロフォード兄妹は、平穏なマンスフィールドに大きな嵐を呼ぼうとしていた…

≪MEMO≫
「マンスフィールソ・パーク」におけるアイロニーの技法 -オースチンの英国地主階級への批判ー



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