マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

今、『櫻井よし子』を読む

2011-03-30 13:19:27 | 本 MEMO
さんりくさらに悪化しそうな福島第一原発の事故、今こそ『しっかり怖がるとき』
こんなときに、政府広報は “こだまでしょうか?いいえ、枝野官房長官です” 状態。
  <「大丈夫?」って言うと、「大丈夫」って言う。……> (週刊現代より)

日々刻々とかわる状況を追いかけるのに疲れて、ヒョイと手にした櫻井よし子の本
   
           
この非常時に読み直すと、初読している感じで頭に入ってきます。
「不況時には本を読め」とはよく聞きますが、「非常時」にも来しかた、行く末を熟考するチャンスということでしょう。


産経新聞4・13「櫻井よし子管首相に申す 政権による政治的人災」はこちらから

オホーツク流氷館から

2011-03-28 13:21:39 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
女満別空港搭乗前に立ち寄ったオホーツク流氷館では、オホーツク文化なるものの存在を初めて知りました。

オホーツク流氷館の建つ名勝天都山(てんとざん)
   
「天の都の昇るような心地にさせるほど美しい」天都山   足元のハマナスは7~8月がピークか。

 
天都山頂上より、網走湖をはさんで知床半島の山々を展望したところ。標高207mながらこの絶景です。

展示室に入ると、冬の海でしか見れない不思議な生き物たち、思わず騒乱の現世を忘れて癒され気分になりました。
   

  

   笑っちゃう名前ですね~


そして「オホーツク文化の謎」と題した一連の展示、
残念ながら今日のところは時間切れ、次回までの資料にと取り急ぎパチパチと。




    

    




機上からの阿寒、知床絶景

2011-03-27 23:25:03 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
3月20日、帰路の席は1A、最前列の左窓側、
女満別空港を飛び立ち、帯広上空まではこれ以上はない絶好のお天気でした。

 
女満別を飛びだって間もない時、向こうに知床連山
手前より、斜里岳1547m 海別岳1419m 遠音別岳1331m 羅臼岳1660m 硫黄山1562m 

 
屈斜路湖、中島と和琴半島もくっきり、その向こうはもしかしてカムイヌプリ(摩周岳)


ちょっと奇怪な形の摩周岳にピントを合わせていくと… 摩周岳に抱かれた神秘の湖、摩周湖の全貌が! 
まさにカルデラ湖。感激の一瞬!


雄阿寒岳の雄姿が見えてきました。
左手前はペンケトウとパンケトウ、針葉樹林に囲まれた堰止湖は人を引きつけてやまないという。


一見して成層火山とわかる雄阿寒岳はおとなしい死火山。夏場に見た、山裾のトドマツ、エゾマツは見事でした。


阿寒湖、去年12月に泊まった阿寒雛の座は右手の集落あたりか。


行く手にみごとに雪化粧した雌阿寒岳阿寒富士が見えてきました。


雌阿寒岳は活火山でときおり登山禁止になるらしい。その右隣の阿寒富士はその名の通り形が整っています。


早くも雲が厚くなってきている気配です。絶景が名残惜しくて、振り返ってもう一枚パチリと。
(偶然にも右下にオンネトーが写りこんでいました。
 オンネトーは、五色に変化する湖水と原生林が魅力らしいが、まだ行ったことがないのです。)


《付録》







網走湖、サロマ湖の氷上風景

2011-03-26 23:21:35 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
北海道旅行の続き;
3月19日網走湖でのワカサギ釣り、最盛期は過ぎたとはいえ、土曜日で人も多い。


  


サロマ鶴雅リゾート前のサロマ湖、夕暮れです。


流氷観察船には間に合いませんでしたが、一面の氷の上を我が天下とばかりの尾白鷲(おじろわし)



夕日で有名なサロマ湖ですが、今日は曇りでこんな感じです。
ホテルには夕日が見えなかった時のサービスイベントもあるほどです。

  晴れならこうなります。

朝のサロマ湖、氷がとけたところに白鳥が来てくれました。部屋の窓からです。

 

放射能汚染「対処法」

2011-03-25 08:05:52 | 本 MEMO
週刊ポストの4.1日最新号、特集記事「いま何を考え、どう行動すべきか」は
櫻井よしこ、佐野真一、内田樹、ビートたけし、曽野綾子等につづき、

医師の蒲田實が、(現実化してしまった)万が一の放射線非常事態を想定、《最悪の場合の「対処法」》を喚起してます。
 ・外部被爆;シャワー、手洗いで洗い流す
 
 ・体内被曝 ホットパーティクル(放射線物質が付着した小さい粒子)を口や鼻から吸い込んでおきる。
          炉心溶解により、僕が一番危険視する1131という放射性ヨウ素も漏出するはず
          50ミリシーベルト以上の高汚染をしないと甲状腺がんにはならないが…
          幼児には1131を含んだホットパーティクルを絶対に吸わせてはならない。
          
          予防のヨード剤は、50ミリシーベルト以上になった時に飲む。
          海藻はある程度の助けになる、とろろ昆布にお湯を注いで飲む方法がおすすめ。(食べすぎはダメ)
  
          雨や雪には最大限の注意を。放射能を濃縮するので絶対に当たらないこと。
          埃が多い場所では必ずマスクをするべきだし、絶対に雨には触れてはいけない。

          


☆春は確実に☆

2011-03-23 18:32:49 | マルガリータの庭・3月
騒然とした世間にも我関せずとばかり、気がつくと庭のあちこちでポッ ポッと開花中でした。

 
 球根類;ヒマラヤユキノシタ  スイセン  クロッカス

   庭木たち;


 足元には咲きっぱなしのミニバラ  みつまた盆栽仕立て  

  さかんなビオラたち

   
    冬越しで、皆様お疲れ気味


   モンタナ系クレマチス3種

北海道お土産事情

2011-03-22 23:00:38 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
東京では、皆が買占めに走り、品不足の話題でもちきりです。
我が家では、お米、卓上コンロ、発電機、寝袋に簡易トイレ、などが必要でしたが、

ここ網走地方には、品薄とは言いながら、まだまだ余裕です。
発電機が5万円で一台ありました! 被災地に持って行ったら喜ばれると思いました。飛行機では運べないと断念、
     卓上コンロはコンロだけ買い、ガスボンベも危険物なのでカット。

お米は10㌔求め…
   

  北海道米に詳しくなりました。

寝袋、簡易トイレは見当たらず、町全体がのんびりした雰囲気で、こちらの差し迫った気持ちも場違いな感じです。

大好きな、なめたかれいの他、生きのよい安い魚が沢山売ってるのですが、本州への宅配はストップ、と女主人も困惑気味。
 
 
サロマ湖は汽水湖(海水と真水の両方が混在)なので、魚もカニも種類が豊富です。 

陸別 オーロラ&健さん

2011-03-21 22:09:01 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
旅の二泊目、サロマ湖畔、サロマ鶴雅リゾートを目指しました。
道東自動車道を西端の足寄(あしょろ)で降りてから、
いつもは、右よりの241ルートで阿寒湖方面に向かうのですが、今回は242で最果て、網走方面。初めての道です。
別名陸別国道、車も少ないし道だけで、トイレもなにもない。

「オーロラタウンりくべつ」という道の駅に着いた時はほっと。
   

道の駅といってもイメージが違って、
駅舎は立派な目新しい二階建て、一部が観光土産の店で二階は宿泊施設になっています。
  

廃線後の陸別駅を保存してシーズン中は観光列車がはしるようです。
  
 
 
 入ってすぐの空間は、壁一面が映画「黄色いハンカチ」のロケ風景とか新聞切り抜きとかでにぎやか。
  
  
 封切りは’77年だったのですね。34年前、我らが若き良き時代、思わず見入ってしまいました。
  

 下は映画画面から;
  
 
その後、山の上の銀河の森天文台まで、開館が午後からで中には入れませんでしたが、見晴らしはさすがでした。
  

山の中腹にオーロラ観測には最適と思われるコテージがあり、一度、泊まってみたいです。
 
             オーロラが出そうな空です。 

 



“癒し”の三余庵

2011-03-20 23:40:41 | 北海道;富良野 十勝 ニセコ 網走 釧路
また、帰ってきました。三余庵到着です。
前回は、昨年12月中旬でしたが雪はなし。今回は雪景色の世界です。

3.11地震から8日間、余震で落ち着かず、シャワーも2回だけ、
ゆっくりと体を伸ばしてモール温泉にはいるのを、楽しみにしてきました。
  
 すべてのスタッフ女性陣との打ち解けた話も楽しい、
 今回はジャスミン様のモデルばりのカッコよさに話題が集中!(ご本人の意識はモデル以上?なのですが(笑))
 (スタッフの皆様へ~うちには親に似ない、皆様にも負けず劣らずの美人がまだまだひかえておりますゥ)
  
  全11室とはいえ、こんな雰囲気の宿は日本全国どこにもないのだ1188様。


<三余庵 癒しのしつらえの数々>
     


      

       

       

    

(もちろん、十勝の恵み満載の夕餉、朝餉ですが、今回は控えます。落ち着きましたらまた。)






道立帯広美術館「風景画展」

2011-03-19 23:06:10 | 絵画、展覧会、記念館
帯広空港に降り立つと、空気が違う!
放射線の心配もない、花粉もない、空気がいいとは何と幸せなこと!
人々もゆったり、不安におののく東京とは別世界の感があります。
  雪景色の御出迎えです。

 白樺、白樺…

この空気、風景によって生み出された風景画の数々、
空港で見つけた道立帯広美術館のパンフレットに惹かれて、つかの間のアート気分でした。
  

    

絵心なき私でも、思わず絵筆をとりたい気分になるくらい、気がついたら心癒されていました。
旅の相棒にも、“顔が変わった”と言われて自分でも納得、リラックスしたのでしょう。



ここは緑ヶ丘公園内で、次回は野草園に来なくては。

  

  美術館で買った花暦、見るだけでウキウキしてくる優れ物。

3.18 福島、三陸の上空から

2011-03-18 22:56:17 | イベント・記念日・ユニーク交遊録
3.11地震から一週間、いまだに続く余震と混乱する計画停電情報.
つかのまの「癒し」を求めて、かねて計画の道東行きを決行しました。

羽田、帯広空港行きの優先搭乗案内に、ベビーカーでの母子が約10組くらいゾロゾロ…
放射能汚染騒ぎの関東を抜け出すのでしょう。

座席は最前列右窓際の1K、良いお天気です。
羽田から宮古で太平洋に抜けるまで、右手の海岸線に被災者への思いを馳せながらの飛行でした。






      以上3枚は福島原発付近と思われますが、特定できていません。






      最後の写真は、宮古市、山田町、大槌町あたりか、リアス式海岸が哀しいほどの美しさです。

 今回の飛行(JAL1153 羽田11:35発)でちょっと気がついたことですが、
 ・まずNHKニュースが流されませんでした。
  福島原発、三陸被災地上空を通るので、乗客の不安感を懸念してでしょう。
 ・そして、機長の挨拶、
  普通は上空でシートベルトサインが消えたあたりですが、宮古を越えて太平洋に出た途端でした。 
  その間、客席も押し黙ったような静かさで、機長も下界に神経を使っていたのかも知れません。

「震度7」を生き抜く

2011-03-17 08:36:46 | 本 MEMO
地震で落ちた本を整理していたら、目の前に現れた本です。
  「震度7」を生き抜く」ー被災地医師が得た教訓   田村康二 祥伝社新書

新潟地震を1964年、2004年と二度も体験し、被災した身で医療活動を続けた著者のサバイバルの教えです。
(津波と原発事故の心配はなかったですが)
何も手に着かない状態のなかで再読を始め、とりあえず集中する対象があらわれて助かりました。

目にとまったフレーズです。
・真の財産とは知恵と心だ
・地震後、私はすぐにホテルを予約した
・マンションの高層階に住むには覚悟がいる
・耐震設計は地震のとき、大きく揺れる
・緊急時には地方分権は成立しない
・車がパンクしたんじゃないか?と思った
・地震被害は一様ではなく「まだらにくる」
・揺れの長さは「南無阿弥陀仏」で測れ、4秒×~
・警告;最初の五分間にはこれをする ①明りを確保すること②逃げ口のドアを開けて確保すること
                        ③頭を座布団で確保すること
・「デレル」;スチール製ドア開閉補助装置  スガサワ045-954-1755
・防災シート、縄梯子
・非常用手回し発電機つきFMラジオ、「オールウェイブラジオ」
・車は危険、徒歩か自転車で避難
・遠くへ逃げるのもいい手段、ストレス軽減には最適、「三十六計逃げるに如かず」

避難所に必ず持ち出すもの12点
 1 必ず必要なもの  懐中電灯、頭を守るもの、ラジオ
 2 あれば便利なもの 携帯電源アダプター、眼鏡の予備、簡易トイレ、おむつ、しびん、小銭、携帯用椅子、
               ホカロン、常備薬、下着、毛布、食べ物(最低一食分、水2リットル)、呼子

 3 避難時の注意事項 ・ブレーカーを落とす ・ガスの元栓を閉める ・自宅には避難先、連絡先を書いて貼っておく
                ・電池の予備を必ず

48時間のサバイバル            
・48時間は飲まず食わずでも問題はない
・食べ物よりもガソリンを満タンに
・飢えは我慢できても排泄は我慢できない 携帯用簡易トイレ ケーユー0120-032-990
・強い味方は寝袋にホカロン
・地震関連死が急増する 突然死、心筋梗塞、脳卒中
  ※急性心筋梗塞に注意しよう; 強い地震や戦争のショックを受けると急性心筋梗塞が生じることは知られている。
  ※不整脈にいち早く気づくために;
  ※脳卒中  ①脳梗塞 ②脳出血 ③くも膜下出血
・電気、水、ガスの順でライフラインは復旧する


48時間以後のサバイバル
・避難所の食事事情は「悲惨」の一語
・一日パン一つの割り当ては、夕食にする。
・人間がいちにちに必要とする水の量は1500ミリリットル
・馴染みのスポーツジムで入浴した
・車中のエコノミー症候群は、90分ごとに外でたいそうするだけで防げる、弾力ストッキングをはく
・過労死・疲労死は遅れてやってくる。 ウィルス感染による慢性疲労症候群もある。
・“心こそ最大の財産”と痛感することの大切さ
・社会の絆のありがたさを思い知る   



地震後の週明け

2011-03-14 19:37:07 | イベント・記念日・ユニーク交遊録
今朝は10時に東伏見の理学療法の予約、12時に新宿の歯科の予約が入っていました。

昨夜8時に出たらしい計画停電の報を、夜中の3時にテレビで知りました。(昨夜は7時半から寝込んでしまっていた)
  ここ練馬区が、どのグループかがわからない、東電のネットはつながらない。
  停電すると、水道も止まるらしい、
  慌てて、洗濯機をまわし、炊飯器で一升炊き、おにぎりを作り、風呂に水を張り、庭のストッカー2個に水を満たし~
  懐中電灯大中、ラジオ付きライト、ラジオ、登山用ヘッドライト、乾電池が使えないものがほとんどで慌てまくる。

東伏見は歩いて15分程度なのに、どうにも気持ちが「ダメ」と言っていて、キャンセル願いの電話を入れる。
不思議に一つのキャンセルで、気力は回復、
サぁ、次は新宿、どうする? 西武新宿線が動いているのか、吉祥寺から中央線か、
行きはよいが帰りは?
今日は仮詰めのを取ってきちんと塞がないといけないし、
乾電池もヨドバシに行けばまだあるかも…

とりあえず、武蔵関駅まで行ってみようと、
駅で逡巡すること20分くらい、ついに改札を通りました。
ヨドバシでは単1,単2は売れ切れ、単3に人が群がっている。
単3、単4を手に入れられて一安心。

結局、第一グループの二度の予定は二度とも外れ、良かったですが、
翌日の何とも言えない疲労感、だるさはここ何年も感じたことがないものでした。

倫敦(ロンドン)から来た男

2011-03-10 21:15:23 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
今日、TSUTAYAで借り出した『倫敦から来た男』も、ミニシアターにかかった時から見たかった映画です。

        
メグレ警視(ジャン・ギャバンで映画化)でおなじみの、ジョルジュ・シムノン原作です。
      
“ノワール・サスペンス”と評しているコメントもありますが、
“サスペンス”風味というより、シムノンらしく、人物の心情やその人生を語ることの方が見る者に訴えてきます。

ハンガリーの鬼才タラ・ベーラ監督、大変な長回しです。(130分超の作品でわずか26カット、冒頭は30分ものワンシーン)
カメラは、人物の背後から迫り、最後には真正面でクローズアップして、その表情を覗き込んでいきます。
最初は呆れていらいらもするのですが、そのうちに主人公の心理に引き込まれていくのが不思議でした。

       
       4,50年代の欧州映画と見間違うような陰鬱なモノクロームの世界も、独特の映像美があります。


  港の駅を見下ろす制御室で、毎晩、線路の切り替えをしている鉄道員のマロワン。
  ある晩、マロワンは、ロンドンから到着した船から降りた男ブラウンが、殺人を犯すのを目撃してしまう。
  ブラウンが逃げ去った後、マロワンは殺された男が持っていたトランクを海中から拾い出す。
  中にはいわくありげな大金が入っていた。
  そのトランクを探し回るブラウン。やがてロンドンから刑事がやって来た…       (公式ホームページより)

この港町は、北仏のディエップDieppu、英のイーストボーンEastbourneとの間に定期船が行きかう場所です。
  
  
       潮の匂いがする霧深い港町、シムノンの好きな町です。
        イーストボーンには、以前に行ったことがあります。小さな港町で、あそこからフランスへの外国航路が…
        英仏の近さと、生活便としての気楽な定期航路といった感じがわかります。

シムノン原作映画はほとんど見ていますが、原作は今まで敬遠してきましたが、やっと突破口を見出した気がしてます。

《ベルギー観光局のH.Pからの抜粋です。》
~倫敦から来た男~
7時間半にも及ぶ「サタンタンゴ」、熱狂的なファンを持つ『ヴェルクマイスター・ハーモニー』のハンガリーの鬼才タル・ベーラ監督。ブラッド・ピット、ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュが心酔する彼の7年ぶりの最新作。
20世紀を代表する文豪ジョルジュ・シムノンの同名小説が、75年の時を経て映像化され、見事に"観る文学作品"へと昇華させている。
オスカー女優ティルダ・スウィントンを筆頭に退廃的な美しさを漂わせる女たちと、風変わりな男たちが、異世界へといざない、観る者を魅了する。光と影で織り成すモノクロームの映像美、空間の概念を揺るがすカメラワーク、登場人物の心情をも見透かすような長回し、タル・ベーラの完璧な技巧と、シムノンの鋭い人間描写が絡み合う、孤高のノワール・サスペンスがここに誕生した。

ジョルジュ・シムノンとは・・・
1903年ベルギーのリエージュ生まれ。
後に84篇も続く「メグレ警視」シリーズの第一作目「怪盗レトン」を31年に出版。
「メグレ警視」シリーズ以外にも「雪は汚れていた」、「闇のオディッセー」、「ちびの聖者」など本格小説を次々と発表

「倫(ロン)敦(ドン)から来た男(L'Homme de Londres)」は34年に出版され、43年フランスで「L'Homme de Londres」(アンリ・ドゥコワン監督)、47年にはイギリスで『誘惑の港』(ランス・コンフォート監督)のタイトルで映画化されている。他にも、『仕立て屋の恋』(89/パトリス・ルコント監督)など多くの小説が時代を超えて映画化され、世界中でTVシリーズ化もされている。



おまけ~
   J.シムノンの生み出した人気探偵、メグレ警視の唯一のくつろぎは~
                   好みのワインを片手に夫人の腕によりをかけた手料理を賞味するとき。  
                   スープからデザートまで100種類のグルメならばよだれの出そうなメニューばかりだが
             庶民的な家庭料理でいわばフランスのおふくろの味。全体に煮込み料理が多い。             
                   私にも作れそうです

                   

今春のクリスマスローズ

2011-03-08 21:21:17 | マルガリータの庭・3月
クリスマス・ローズ清楚だが威厳のある花、神秘的な美しさとたくましさを秘めている花
              和名を「ハツユキオコシ(初雪おこし)」といい、「冬牡丹」とも俗称される。

         
   左は、昨年裏庭で咲いたクリスマス・ローズを押し花にして額に入れたもの

  ・花の少ない時期に長く楽しめる ・花色が豊富で鮮やか    ・常緑の葉が美しい、
  ・落葉樹の下の半日陰に合う   ・宿根草で丈夫で育てやすい
   ☆年々、人気が上がってきて、希少種などの値段も高く高く~

☆今春の、わが庭のクリスマスローズは…
 今まで病気が出たことがなく、放っておくのが一番!などと油断していた報いか、
 2月初めに、半分くらいの株の葉先が灰色かび病発病状態なのに大ショック。

そんな中でも、例年通りに、あるいは一回り成長して、次々に花を咲かせている株は~
 “冬の貴婦人”  “天使が咲かせてくれた花
  
     

    

     

      

     

  特に白のダブルは2倍くらいのボリュームに育ってます。
    
     
      

去年、フェチダスとか、10株は植えこんだ原種系は、あとかたもなく…
原種系は短命とは聞いてましたが、大失敗です。
昨夏の殺人的猛暑のせいでしょう、かわいそうなことをしました。

とりあえず、開花株で、リビダス とステルニー を買って補充しましたが。
          

去年求めたヘレボルス ダブルクィーン のポット苗は、いまだ葉ばかりで今年の花はもう諦めるしか。 
           
      来春は、咲いてくれるでしょうか

(追~)
  
                                         『クリスマスローズ』六耀社より