マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

汐留ミュージアム <和功絶佳> 銀座MUJIでランチ

2020-07-31 14:46:49 | 絵画、展覧会、記念館
ついに7月最終日、ようやく明日にも梅雨明け宣言が出るらしい。
今日は若い女友達と汐留、銀座へ、

汐留ミュージアム、


日本の伝統工芸が若手の解釈、技巧で思いもかけない作品へ、


ここまでくると、もはや現代アートの世界なのでは。
見る側の発想も問われそう、
感心、緊張、気持ち悪さ1分




唯一、鉄器の応用たる花器を前にホッと一息する体たらくだった。


気がつけば2時、空腹、
中央通りからみゆき通り、並木通りへ、
コロナ禍、銀座らしい賑わいはなく、店舗の入れ替わりも気になる、

MUJI地下の食堂で遅いランチ、




ほとんど梅雨明け後の真夏日、マスク下での移動とおしゃべりは、
楽しさ半分、しんどさ半分、微妙な後味が残った。

六本木・森美術館<STARS>内覧会~新宿・鳥茂へ

2020-07-30 23:18:47 | 絵画、展覧会、記念館
六本木ヒルズ、森美術館で<STARS展:現代美術のスターたちー日本から世界へ>が明日から始まる。
前日の今日、内覧会に行ってきた。


 現代アートのスター6人の初期作品と最新作を一堂に紹介している、大変な展覧会だ。
6人のうち、草間彌生、リ・ウファン、宮島達男、杉本博司は5月に瀬戸内海の<直島>で触れてきたばかりだ。
それぞれ、一貫して自らの信じる道を深く探求してきた、改めてしっかりとメッセージを受け取った。



~帰りは新宿へ、<鳥茂>で栄養補給、
今日は東京のコロナが300人越えで、そのせいだろうか、7時前になっても空席が目立つ。
こんな鳥茂は初めてだが、その分、全力でサービスしてくれるオーナー、スタッフ、頭が下がる。

漬物、ミノ;




初物、マツタケ!




直島~ベネッセハウス・パーク~<家プロジェクト>ツァー

2020-06-20 23:44:07 | 絵画、展覧会、記念館
ベネッセハウス・ビーチからパークへ、朝の探検!




パーク棟内ラウンジから


明日の安藤忠雄ギャラリートークのお知らせを発見、残念!



直島、本村地区の<家プロジェクト>ツァーは楽しかった。
2回に分けて行うものを1回通しの開催だった。

・安藤忠雄




・角屋 宮島達男

・南寺 安藤忠雄
 真っ暗闇体験

 コロナで長く中断していたツァーで、地元ガイドさんも熱が入って、

・護王神社 杉本博司


・はいしゃ

・石橋 千住博

・碁会所

見どころ満載、ツァーに入ってよかった。





直島~地中美術館~ベネッセハウス・ビーチ~フレンチ

2020-06-19 23:09:36 | 絵画、展覧会、記念館
高松空港でレンタカー調達して、高松港へ、


カーフェリーはガラガラ、ゆったり、ゆっくりと直島、宮之浦港接岸、
船上から赤カボチャを発見した時は、やっと直島に来たと思った。






銭湯
讃岐うどんはふっくらともちもち、美味しかった。

地中美術館
~モネの庭を模した道


入口、


館内はすべて撮影禁止。


売店の横から、


カフェから、


屋外作品をめぐって


ベネッセハウス・ビーチ、チェックイン


ベネッセ、ミュージアムツァー参加、


フレンチディナー、


朝、羽田を発って、目まぐるしいいちにちが終えた。
明日はアートツァー、<家プロジェクト>、コロナ禍でしばらくぶりの再開第1日目だという。






《未来と芸術展》森美術館& ヒルズクラブで鉄板焼

2019-11-18 22:52:10 | 絵画、展覧会、記念館
明日の開幕を前に、森美術館の内覧会を見学してきた。
≪未来と芸術展≫ AI、ロボット、都市、生命 人は明日どう生きるのか  ~森美術館
 豊かさとは何か、人間とは何か、生命とは何か





話題のAI、バイオ技術、ロボット工学、AR(各超現実)など最先端のテクノロジーが眼前に、
とても興味深い。 ~2050年あたりを先取りしているとすれば、マルガリータなどははるかかなたの世界、



未来の都市とは 《オーシャニクス・シティ》




《オアシアホテル・ダウンタウン》 シンガポール




自動でにぎり寿司


《エンタテイメント ロボット aibo》 19万円で売れ行き好調らしい☆


《親族》




《火の鳥》が予言する未来


100点余りの展示物全部は1回ではとても見られない。
<ゴッホの左耳の再現>も記憶にない! 見残しだらけでがっくり、

別室で、3人のピアニストのショパン、、たしかにもう1回来なくては、




 
 2階降りて51階、六本木ヒルズクラブ<鉄板焼き>に、
クリスマス・アドヴェント間近の5時半、ヒルズクラブも今日からクリスマスの装い、


<ヒルズビール>


<合鴨>


<フォアグラ>




カルシウム(笑)




<サーロイン>

 
 ニンニクたっぷりと!


《車海老》




<デザート> 

 右に東京アワー、左にスカイツリー、

最先端美術&豪華な夜景&美味しいディナー、深まる秋を満喫しました☆

≪バスキア展 メイド・イン・ジャパン≫ 森アーツセンターギャラリー

2019-10-18 16:46:13 | 絵画、展覧会、記念館
 バスキア:ジャン=ミシェル・バスキア、
名前は知っていても、本物の作品にふれ、全容を捉えていた人は日本ではあまりいなかったのでは、
 マルガリータにしても、昨年、パリで展覧会の予告をみて、あるいは映画<バスキア>をかいまみて、
異才の若者のすごい人気ぶりがうっすら記憶に残っていた程度だった。

 今回、日本初、日本オリジナルの大規模展に130点、六本木に出かける前に映画やドキュメンタリーを見直して、
さらにこれらのレビューも検索していくと、「展覧会に行く前に、予習として、、」などの記述が多くみられて、やはり、皆同じ状況のようだった。




 さて、平日のお昼過ぎだというのに、チケットの列がぐるぐると、エレベーターホールの方まで、
招待券を持っていたので、そこは軽くクリアできてよかった。
それに、会場は意外とゆっくり、静か、画の前で思いにふける人、
一般の美術展と明らかに違う来場者の様子に、心地よく集中できた時間だった。



以下、カメラ撮影OKの作品から;

バスキアを一躍スターにした1980年初頭の作品


『Untitled』 前澤蔵 123億円で落札 
 幼いころから解剖学に興味を持っていたという。


『Self Portrait』 自画像と王冠


『Onion Gum』1983年
 「MADE IN JAPAN」 「YEN] ~バブルに向かう好景気の日本経済の強さが印象的だった(1982年初来日)




ウォークマン 「ナポレオン」




『消防士』1983年


バスキアの「知識空間」~バスキアの頭の中は~最晩年1986年の大型ドローイング





「実はバスキア作品はアメリカの戦後美術、抽象表現主義以降の正当な流れに位置している
大画面、荒っぽいタッチ、オールオーバーな性質、立体的で手作りのキャンバス、アフリカオリジンの黒人性」
 (宮下規久朗)~

 この天才の強烈なエネルギーを体感し終わって、なんとか、この解説は納得された。
没後ますます名声が上昇し、『20世紀の最後の巨匠』の地位に至り、、

美術館からまっすぐ帰宅、すぐにドキュメンタリー『バスキア、10代最後のとき』2017をまた最初から観だした。
 





 

≪ラウル・デュフィ RAOUL DUFY展≫ 絵画とテキスタイル・デザイン  パナソニック汐留美術館

2019-10-17 15:34:54 | 絵画、展覧会、記念館
≪ラウル・デュフィ RAOUL DUFY展≫ 絵画とテキスタイル・デザイン
 パナソニック汐留美術館



 キャンバスにあふれる南仏の明るい陽光は見ているこちらまで届くようで、温かくおだやかな気分に満たされた。
 絵画からテキスタイルデザインへ軽やかに越境していく作品群、
その移ろう様子を展覧会の章立てに沿ってメモしていった。
       ≪参考≫個々の作品画像はプレス内覧会が詳しいです。

<第1章> 絵画 生きる喜び 陽光、海、そして音楽
  ≪グラン・ブルヴァール≫1903
  ≪ニースの窓辺≫1928
  
   パンフレットを飾る ≪ニースの窓辺≫1928の軽いタッチはどうだろう、   室内から窓を通してみる碧い海の色に吸い込まれそうになる。島根県立美術館

≪オーケストラ≫1942
  ≪黄色いコンソール≫1949
  

≪花束≫1951

<第2章> モードとの出会い
  詩人アポリネールの依頼によって
  ≪動物詩集またはオルフェイスの行列≫

  リヨンのビアンキーニ=フェリエ社 ポール・ポワレ に布地の図案を提供した、
  ≪貝殻と海の馬≫
  ≪象≫

<第3章> 花々と昆虫 1912~1928
  テキスタイル・デザイン
  上流階級の女性を魅了したテキスタイル・デザインと復刻されたシルクの衣装におしゃれ心を刺激され、ここしばらくの災害報道にならされた目には、いっときの保養だった。

 

  ≪薔薇≫
  ≪様々な花≫
   
  
  ≪花と葉≫
  ≪昆虫≫

<第4章> モダニティ
   パーティーの情景やスポーツをする人々
   ・モダン・ライフ
   ・幾何学模様


≪塩田千春展 魂がふるえる≫ ~ 森美術館

2019-06-24 12:46:49 | 絵画、展覧会、記念館
大阪伊丹空港から羽田に着いた足で、六本木へ、
塩田千春展 魂がふるえる ~たましいってどこ? 森美術館



赤い糸の大型作品が続く;






≪集積ー目的地を求めて≫


ここで足が止まった。 
440個のスーツケースが赤い糸でつるされている。
よく使いこまれている空っぽなスーツケース、回転しているものもある。
あちこちに旅した思い出がいっぱい詰まっているに違いない、すぐにふたたび出かけるものもあるかも、何処へ?

作者自身、展覧会に追われて旅芸人のような生活から、スーツケース自体がホームに見えてきたという。
空っぽではあっても、けっして<空っぽ>にはなりえない。
 プライベートな体験からスタートしながら、アイデンテティ、境界、存在といった普遍的な概念を問うていく。

出番が多い自分自身のスーツケース、大小の<リモア>が思い出された。
これまでの旅にこれからの旅、さまざまな記憶、夢、不安、の立役者だ。
 アイデンティティこそ要だが、さて? さまざまな世界との境界を旅してきた~ 自分とは何人か?

~あちら側からも撮ったり、で、なかなか去りがたかった。



≪MEMO≫
パンフより、
  記憶。不安、夢、沈黙など、かたちのないものを表現シタパフォーマンスやインスタレーション
 <言葉にならない感情によって震えている心>
 「不在の中の存在」











≪ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち≫ パナソニック汐留美術館

2019-05-27 23:00:40 | 絵画、展覧会、記念館
≪ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち≫ (パナソニック汐留美術館)は見ごたえがあった。



象徴主義、世紀末、ファム・ファタル、サロメ、パリ、とキーワードをならべただけでも、イメージの宝庫で、しばし<世紀末>に遊んだ。


 
 特に<サロメ>、
モローはサロメに取りつかれたように彼女の姿を描き続け、世紀末芸術のシンボル的な女性に変貌させていった。
 無邪気な小娘は、19世紀末の雰囲気にあって、官能と罪の香りで男たちを幻惑するファム・ファタール、妖女へ


オペラの<サロメ>は、モローの影響下で書いたオスカーワイルドのスキャンダラスな脚本に、リヒャルト・シュトラウスの大胆な不協和音の大音響、
 去年のザルツブルグで大絶賛を浴びたアスミック・グレゴリアン(サロメ)版の録画をもう一回見直してみた。
 完全なる妖女へ、大音響のなかに官能がそびえたつ。






<素描コレクション展2 小松益喜の中国・ロシア風景> 神戸ゆかりの美術館

2019-03-27 22:59:47 | 絵画、展覧会、記念館
 フレンチ<グラシアニ>で予定以上の3時間、
六甲アイランドへ急いで、
閉館間際の<神戸ゆかりの美術館>にすべりこんだ。

 館内はガラガラ、しかし、見応えはあった。
小松益喜の旧ソ連の素描群、
ラトヴィアが神戸市の姉妹都市とは、たしかに海に面して開放的な趣、

展覧会の画集を求めようとしたが、ない、残念。








『カタストロフと美術のちから』展で再生のエネルギーをもらった~六本木ヒルズ・森美術館

2019-01-15 20:19:44 | 絵画、展覧会、記念館
 『カタストロフと美術のちから展』にやっと行ってきた。
~カタストロフ(大惨事)~と向き合うには、観る側にも体力、精神力が必要だった。



たしかに、、入口から<驚愕の光景>には、しばし佇んでしまう。
作り物とわかっていても、<美術>が生々しく眼前にせまってくる。



<阪神淡路大震災>の惨状を思い出させられ、



<東日本大震災> 
 報道は真実を伝えているのか~ 福島第一原発直後に乗りこんだ作家がいたとは、



 いわき市のプロジェクトでは、灯台を引っ張り起こそうとする掛け声が会場にこだまする、、



<スクリーン>では、グローバル経済を舞台に、光と陰のドラマが展開する、
観客は熱心に見入っていた。
 フィリピン女性が子供を置いて<ドバイ>に出稼ぎに、孤独に涙する姿に大写しで迫る、
 一篇のドキュメンタリーに共感する。
 
 

<オノ・ヨーコ>の参加型インスタレーション、
 足腰が弱った老女まで絵筆をもって描きだした。開かれた展示会場☆
 


絶望から、それでも人は立ち向かう、
避難所の子供たちに絵を描かせるプロジェクトでは、「描くことから生きる力がわく」というような説明があった。
これこそ、負を正に転じる「美術の力」だと思った。

気がついたら2時間、まだ半分しかみていない、もう一回来られればいいのだが、





『コンコルド広場の椅子』メルヘンな詩画集;東山魁夷せとうち美術館にて

2018-10-12 23:20:19 | 絵画、展覧会、記念館
 晴れわたった秋半ば、瀬戸大橋のたもとにたたずむ東山魁夷せとうち美術館はどこまでも静かでおだやかだった。


 アプローチにすすめば、『道』のイメージそのままが<一筋の道>の心象風景で迫ってくる。


折から開催中のを奏でる 生誕110年記念 東山魁夷とメルヘン 』では、先だって休館中で残念な思いをした<長野県信濃美術館 東山魁夷館>所蔵品を観ることができた。

とくに絵雑誌原画詩画集『コンコルド広場の椅子』(原画全19葉)に現れた巴里は、
時も初秋から仲秋、路上の落ち葉も日一日と多くなる、パリが一段と趣を増す季節。
 画家は、雨上りの美しいコンコルド広場に置かれた一脚の椅子になり、


寒い冬を想い、


パリの長い歴史を回想し、、
ふたたびうすく色づいた凱旋門に続くマロニエの並木道に帰り、


<椅子>の独り言から、夢の世界へ飛ぶ。
 観光客へ、夏のチュイルリー公園への若人へ、


幼い男の子の風船が舞い上がった、セーヌ河畔からノートルダムを見て、
空からエッフェル塔へ向かい、


ノートルダムの上へ、サクレ・クール、シャンゼリッゼから再び広場に、
朝、目覚めて、夢の風景はそばの屋台にぶら下がっている絵葉書だけのパリだった、、~もうすぐ冬がくるだろう~

<後記>で画家は「誰の注意も引かずに、ひっそりとこの広場に佇んでいるこの素朴なものにも、私は真実の親しみが通い合うのを強く感じた」

美術館内のカフェから

建物は谷口吉生設計



≪MEMO≫
<パリのチュイルリー公園で椅子と対話する東山魁夷 1975年>




『ルドンー秘密の花園』展 三菱1号館美術館

2018-04-25 15:50:44 | 絵画、展覧会、記念館
孤高の美術家<るどん>の全容解明にせまった充実した展覧会だった。
ペルー・ボリビア旅行が明日からと迫る中で、<為せば成る>☆
 火曜日の午前中というのに、結構な入りだった。
三菱1号館のレトロな雰囲気のなかで、一時の静寂な時を得た。



さて、<ルドン>、ボルドーの北、さびしい田舎で過ごした幼少期がその後も画風を規定する。
モノクロ<黒>の画風から、一転、色彩豊かな世界へ、

城の食堂の壁画


その一点、ゴージャスな花飾り、


その他、野の花を生けた花の絵に惹かれた。
どの他、幻想的な咲く作品群


海野弘の力作の2点から、
 










トミオカホワイト美術館 『越後の風景』  富岡惣一郎 (南魚沼市)

2018-04-14 22:24:34 | 絵画、展覧会、記念館
赤倉観光ホテルをはやめに発って、
高田で高田城、桜を見て、
柏崎では『ドナルド・キーンセンター』見学、「明治饅頭」「へごソバ」をいただいて、
ブックオフに2件立ち寄り、大人買いでSLKのトランクははや満杯、

~今日の宿、南魚沼六日町;「大沢館」めざして

<越後三山> 左から<駒ヶ岳><中ノ岳><八海山>

 
「大沢館」の12キロ手前で
『トミオカホワイト美術館』に行き当たった。
 <行き当たった>とは、八海山山麓にある館は正面が山に突き当たるどん詰まり感からだ。




山桜はちょうど二日前に開花したところだというのに、
今日明日の強風、豪雨は残念なことだ、もうすでにひどい風が吹き荒れている。







雪国の<白>を、自ら開発した<トミオカホワイト>を下地に長大ペインティングナイフで削り取っていく技法、
信濃川、北アルプス、北海道、はてはアラスカ氷河まで、ヘリコプターで俯瞰した景色を捉えていく。




「妙高・火打」1976年


「雲海・八海山」1993年」


「日本海A・B」1983年


展示ルームはどーんとした、奥行きの広いワンルームで、初期から晩年までの<雪の世界>にひたった。
 白黒の雪の世界を追ううちに、なぜか気持ちが落ち着いてくるのを感じた。
~売店で過去のポスターをいただいた。表装して書斎に飾ろう。